作品一覧 2021/12/24更新 一票の格差「違憲」は横暴な権力行使 【Voice S】 試し読み フォロー いまどきの思想、ここが問題。 試し読み フォロー エロス身体論 試し読み フォロー 「男」という不安 試し読み フォロー 男はどこにいるのか 試し読み フォロー 大人への条件 試し読み フォロー 大人問題 目標喪失した社会を正しく生きるために 試し読み フォロー 可能性としての家族 試し読み フォロー 結婚という決意 試し読み フォロー 言葉はなぜ通じないのか 試し読み フォロー 子供問題 学校、家族、メディアに見る子供をめぐる矛盾 試し読み フォロー この国はなぜ寂しいのか 試し読み フォロー これからの幸福論 試し読み フォロー 死にたくないが、生きたくもない。 試し読み フォロー [新訳]歎異抄 試し読み フォロー 「弱者」とはだれか 試し読み フォロー 13人の誤解された思想家 試し読み フォロー 自由は人間を幸福にするか 試し読み フォロー 人生のトリセツ 人間とは何か 心はどこにあるか 何のために生きるのか 試し読み フォロー 「責任」はだれにあるのか 試し読み フォロー 正しい大人化計画――若者が「難民」化する時代に 試し読み フォロー 正しく悩むための哲学 試し読み フォロー デタラメが世界を動かしている 試し読み フォロー なぜ人を殺してはいけないのか 試し読み フォロー なぜ私はここに「いる」のか 試し読み フォロー 日本語は哲学する言語である 試し読み フォロー 日本の七大思想家 丸山眞男/吉本隆明/時枝誠記/大森荘蔵/小林秀雄/和辻哲郎/福澤諭吉 試し読み フォロー 人はひとりで生きていけるか 試し読み フォロー 福沢諭吉 しなやかな日本精神 試し読み フォロー 方法としての子ども 試し読み フォロー ポリコレ過剰社会 試し読み フォロー まだMMT理論を知らない貧困大国日本 新しい『学問のすゝめ』 試し読み フォロー やっぱり、人はわかりあえない 試し読み フォロー 倫理の起源 試し読み フォロー 1~34件目 / 34件<<<1・・・・・・・・・>>> 小浜逸郎の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 死にたくないが、生きたくもない。 小浜逸郎 著者は老いを曇りない 目で見つめている。 老いてますます盛んに、 社会の一隅を支える力 になれと言われたとて、 人は各々の私的関心と きびしい生活条件とに 規定されて生きるほか ないのだ。 あることを語ることは 同時に何かを語らない ことでもある。 長寿至上主義で鳴らす イケイケ思想の多くは...続きを読む、 その先にある介護負担 などの側面を語らない。 本書は普通の人たちを 代弁する名著であると 思います。 どうあがいても自分は こんなもの。 そう開き直ったところ に生まれる自由がある。 青年期の自由は行動の 自由だが、 熟年期の自由は態度の 自由である。 Posted by ブクログ ポリコレ過剰社会 小浜逸郎 ■フェミニズム思想の欠陥。それは私たちの実生活において差し障りなく流通している男女「差異」の深い意義を認めずそれらをすべて「差別」の指標の方に引き付けて解釈していしまう点である。そこには抽象的な観念で思想を立ち上げてきた人たちに特有の現実に対する鈍感さが見られる。 ■フェミニズムはすべての女性が社会...続きを読む進出して男性と対等の待遇や地位で働くことを推奨し、それがかなえられていない場合があると「女性差別」として告発することを思想原理にしている。 ■かつてユング派の心理学者・林道義氏がフェミニズムのこうした思想を「働けイデオロギー」と批判していた。フェミニストたちに刷り込まれた、そして今ではほとんどの人が異を唱えることをしなくなった「女も男並みに働くことが良いことだ」という考え方は男女の生理的・心理的条件の違いを無視している。 ■LGBTの被差別者とされる該当者たちが本当に過酷な社会的差別を受けていて内部から悲痛な声を発しているのかどうか、どれくらいの人がどういう具体的な差別を受けているのか。この議論をきちんとしておかないとLGBTという「言葉」を聞いただけで彼らは差別の対象になっており、彼らの皆がそのために酷い不利益を被っているといった先入観にとらわれてしまいがちである。「とにかく差別はけしからん」という観念が支配的なイデオロギーとしてまずある。そこに先入観が加担する。すると何を差別と呼ぶのかという理性的な議論も行われないまま、声がデカいごく少数の人の感覚に依拠した言い分がそのまま公式的に認められてしまう。 Posted by ブクログ 福沢諭吉 しなやかな日本精神 小浜逸郎 君臣情誼の空気 伝統的な日本人のメンタリティがここにあると福沢諭吉はおっしゃってます。 合理主義的な福沢諭吉でも国の安寧は皇室に委ねないと維持できないという主張です。 さらに学問においては 私徳 公徳 私智 公智 に分けて論じています 徳と智 徳義至上主義のように智を軽んじるだけでなく排斥するよ...続きを読むうな考え方はナンセンスです。 しかし今は逆に智に走るところがあります。 道徳の教科化で軍国主義やと騒ぎ立てるのは論外ですが。 どちらを重んじるということなくバランスなんやろなと。 明治期の人物で一番好きな方です。 もちろん 小栗上野介 河合継之助 横井小楠 も惹かれる人たちです。 Posted by ブクログ エロス身体論 小浜逸郎 文の難易度が簡単すぎるわけでもなく、読みごたえがあり、内容も面白かった。フーコーやバタイユなどの評論は正直に言って、難しすぎるのか言っていることが良く分からない部分が多い。そのような難しいものについての内容も紹介してあり、分かりやすく表現してくれていたので良かった。書かれている内容も、身体論につい...続きを読むては大学の講義で初めて聞いて興味を持っていたもので、エロティシズムについても興味があり、かなり関心のある内容だった。 性愛に対する多くの人々が抱く「いやらしいもの/すばらしいもの」というアンビヴァレントな感情に対する考察や、男女の性に対する認識の違いなどについての考察、女性がセックスが好きでもないのに身体を売る理由などが、かなり分かりやすく深く考察してあって非常に面白いと思う。 特に心に残った記述は、「男を引き寄せる女性性とは、母性・娼婦性・少女性である」と云うところで、云いえて妙だと思った。 Posted by ブクログ 「弱者」とはだれか 小浜逸郎 「差別」というわかりにくい概念を、そのわかりにくい部分について感覚的な視点から解明している本です。 弱者とかそうゆう問題ではなく、「自分はほんまにかわいそうな人間やねん」と思ってる人が一番かわいそうです。 差別問題に違和感を感じている人なら、大方同調できるのではないかと思います。 Posted by ブクログ 小浜逸郎のレビューをもっと見る