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若いときに悩みはつきものだが、重要なことは、自分がぶつかっている問題の意味を正しく受け止めることだと、著者は言う。問題の本質・正体を正しく認識せずに悩んでいても、解決の糸口はつかめない。つまり、悩むにはきちんとした悩み方があるというのだ。本書では、コンプレックスや人間関係、勉強・仕事や恋愛など14の人生の基本問題をテーマに、若いときの悩みと正しく向き合うための方法論を提示している。例えば、生きる自信を得るための基本条件の一つは、自分の働きが他人に好ましい効果を生むことであり、充実した恋愛を経験するには、特定の相手もなしに愛されようとか明るくなろうとか、一般受けしようと心がけないほうがいいと示唆する。著者自身の経験をまじえた一つ一つの言葉は、若者を勇気づけてくれるにちがいない。巻末の読書案内も人生を考える参考になるだろう。自信をもって輝いて生きるヒントを示唆した、若者のための生き方ガイドである。
...続きを読むPosted by ブクログ 2009年10月04日
若い時分に是非、読んで頂きたい一冊。
勿論どの年齢で読んでも構わないが、高校生大学生ぐらいがベストなのでは? 生きる自信は読み手次第だが、著者が『たたかう哲学者』と評されるに頷いてしまう熱さがこの中にはこめられている。<知>は、我らが生きていく為には有効な武器なのである。(小賢しい知ではなく、純粋な...続きを読む
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