金井利之の作品一覧

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作品一覧

2021/05/21更新

ユーザーレビュー

  • 行政学講義 ──日本官僚制を解剖する
    直截的というか、身も蓋もない表現で「行政」という複雑怪奇な存在の本質に迫ろうとする好著。以下は特になるほどと思った箇所(引用ではなく要約)

    ・与党政治家も野党政治家も、党派的選好を持った「一部の奉仕者」にすぎない。政権党に忖度する日本の官僚は著しく政治的中立性を欠いているが、万年与党の価値判断以外...続きを読む
  • 地方創生の正体 ――なぜ地域政策は失敗するのか
    地方創生の流れと原発事故の問題を中心に行政のあり方について述べている。
    国の言いなりに地方がなっている構造。
    何もしないことが許されない構造になっている。
    一定の科学技術が成り立つには政治権力が必要。
    弱者保護の観点で行政が運営されてきた、あるべき意義だと思ってきたが、弱者が増えすぎたのかと思った。
  • 実践自治体行政学-自治基本条例・総合計画・行政改革・行政評価
    本書は、先日北大公共のシンポジウムにも来て頂いた金井利之先生の『自治フォーラム』での連載を単行本化したものです。
    内容としては、「民主主義体制のなかの非民主主義的主体」である自治体行政と住民との実践的な関わりに焦点を当てたものとなっており、取り上げられるトピックも近年住民が関わることの多い自治基本条...続きを読む
  • コロナ対策禍の国と自治体 ――災害行政の迷走と閉塞
    コロナ禍だけでなくコロナ対策禍の影響がはっきりそしてより深刻になっている今だからこそ読むべき本である。
    感染症対策を災害対策として扱い、集権型で対策を行うことの弊害が示されており、日々進行する現実と照らし合わせた時、かなりの説得力を持つ。
    現実には前のめりに集権的に対策することが民衆やメディアから求...続きを読む
  • 行政学講義 ──日本官僚制を解剖する
    日本の行政を支配、外界、身内、権力の4つの視点から概観。理論的、学術的に語っている部分もあれば、明治以降の行政の歴史、高級官僚の生態、日米関係などリアルなパワーバランスに迫った項目もあり、ボリュームの割に飽きさせない。

    特に面白かったのは、①日本の戦後行政をアメリカ『本国』による代行支配として捉え...続きを読む

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