作品一覧

  • 世界自然遺産30周年 環白神の世界
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    1巻2,376円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 青森と秋田に跨がる白神の森。貴重な生態系が生きる、この土地の歴史と地誌を繙き、豊富なビジュアル資料と共にその重層的世界に迫る
  • 被災者発の復興論 3・11以後の当事者排除を超えて
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    1巻2,860円 (税込)
    被災者らの声を排し,行政主導の公共事業によって変質した地域――.はたして,これが「復興」と呼べるのだろうか.被災者当事者である執筆者らは,コミュニティの維持や故郷の再生に向け,3・11以降,活動と研究を重ねた.被災者不在の復興の実態や要因を問い直し,いま自分たちの言葉で,あるべき地域の未来を構想する.

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  • 地域学をはじめよう
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    「自分の育った地域なんてたいしたことないですよ」と言い捨ててしまう若者は多い.本当にそうなのだろうか? どの地域にも固有の歴史や文化があり,人々の営みがある.それらを知っていくことで,自分や社会,そして未来が見えてくると著者は説く.調査実習の手法や体験をふまえ,時間と空間を往来しながら,地域学の魅力を伝える.

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  • 地域学入門
    3.3
    1巻935円 (税込)
    自分を知るには、足下の地域を知らねばならない。本書は「私」を知る学問としての地域学を提唱し、その実践として、近代化で見えなくなった地域の実像を、生態、社会、文化、歴史の側面からとらえ直す。津軽というミクロの視点から、生命の場としての地域を内包する国家というシステム全体の視点まで、さまざまな視座を往還しつつ、国家や都市の論理と対抗する生命の場としての地域を浮かび上がらせる。限界集落や地方消滅問題に挑んできた気鋭の社会学者による地域学のすすめ。
  • 「都市の正義」が地方を壊す 地方創生の隘路を抜けて
    5.0
    1巻999円 (税込)
    地方を救うため、まず最初に行なうべきは、地方に仕事をつくること。「地方創生」はこの方針を掲げさまざまな取り組みを行っているが、地方にはすでに仕事がある。しかもそれは第一次産業や建設業など、日本人の日々の暮らしに必要不可欠のものだ。問題はそうした仕事の「職業威信」が低いことである。田舎の仕事は威信が低く、都会の仕事は威信が高い。そうした価値観は、いかにして醸成されてきたのか。さらに三つの「都市の正義」――「選択と集中」「競争と淘汰」「『自分は排除の対象にはならない』という冷たい客観主義」がはらむ罠を、地域社会学者が鋭く指摘する。北海道ニセコ町、山形県飯豊町などの「地方の声」も掲載。 ●「子どもを産めるのは女性だけ」をどう直視するか ●霞が関の影のタスクフォース ●人口密度が高い地域ほど、出生率は低下する ●高齢世代ほど、威信の低い仕事に就く ●国に依存する都市の住民 ●観光で本当に儲けるのは誰か ●首都圏における東京一極集中の内実 ●北海道ニセコ町――地方創生トップの町を脅かす海外資本の乱開発 ●朝日新聞――“小さな拠点”をめぐる「誤報」 ●全国で進む学校統廃合 ●人口減少を改善するための地方創生とは

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  • 人間なき復興 ──原発避難と国民の「不理解」をめぐって
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    福島第一原発事故後、廃炉の見通しもなく国は「新しい安全神話」を振りかざし、避難者帰還政策を進めている。人を「数」に還元した復興や分かったつもりの国民の「不理解」がこの国をあらぬ方向へ導いている。被災者の凄惨な避難体験と、原発自治体の暮らしの赤裸々な告白を、社会学者が読み解き、対話を積み重ねて「人間のための復興」とは何かを問い直す。事故の本質を鋭く衝いた警世の書。
  • 地方創生の正体 ――なぜ地域政策は失敗するのか
    3.8
    1巻935円 (税込)
    「地方創生」で国はいったい何をたくらみ、地方をどう変えようとしているのか。国はこれまで自治体を様々な手段で手なずけてきた。ここへ来てさらに「選択と集中」の効率至上主義の論理で、地方を侵略しようとしている。住民は、そして自治体はこの動きにどう立ち向かっていけばよいのか。気鋭の社会学者と行政学者が、地域政策は失敗の歴史であったことを検証。地方創生から震災復興まで、地域社会救済という名目でなされる国策の罠を暴き出し、統治構造の病巣にメスを入れる。
  • 地方消滅の罠 ――「増田レポート」と人口減少社会の正体
    3.6
    1巻935円 (税込)
    「2040年までに全国の市町村の半数が消滅する」とぶちあげ、「すべての町は救えない」と煽って衝撃を与えた日本創成会議の「増田レポート」。だがその警鐘にこそ、地方を消滅へと導く罠が潜んでいる。「選択と集中」などという論理を振りかざす本当の狙いは何か。「棄民」への政策転換がなされたように見せかけているのはなぜか。限界集落問題が「つくられた」ことを示して話題となった社会学者が、増田レポートの虚妄を暴き、地方を守るために必要な論理と、再生に向けた道筋を示す。

ユーザーレビュー

  • 「都市の正義」が地方を壊す 地方創生の隘路を抜けて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書は、地方創生の必要性(人口減少と東京一極集中の是正)の必要性を真っ向から論じつつ、現在の政府の地方創生施策が目的(人口減少の抑制)を忘れ、手段(経済、稼ぐ)が目的化している状況を鋭く指摘している。


    P64では、
    「地方消滅は、二十万人程度の都市への集中へ。
    そして地方創生の中心は「地方の新たな仕事づくり」に。
    いずれも共通するのは、ひと(人口)の話をしながら、そこから外れて、カネ(経済、財政、産業)の話になっていることだ。」
    と、増田氏と政府がいずれも、論点がずれていることを指摘している。

    さらに、P80では、
    「人口減少の①都市化要因説と②低経済要因説は相容れず、二律背反…1都市化

    0
    2018年08月10日
  • 地方創生の正体 ――なぜ地域政策は失敗するのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    地方創生の流れと原発事故の問題を中心に行政のあり方について述べている。
    国の言いなりに地方がなっている構造。
    何もしないことが許されない構造になっている。
    一定の科学技術が成り立つには政治権力が必要。
    弱者保護の観点で行政が運営されてきた、あるべき意義だと思ってきたが、弱者が増えすぎたのかと思った。

    0
    2016年02月10日
  • 地方消滅の罠 ――「増田レポート」と人口減少社会の正体

    Posted by ブクログ

    増田レポートと呼ばれる「地方消滅」とセットで読むべき本。
    増田レポートが「選択と集中」という経済原理をベースにしているのに対して、こちらは社会学の観点から分析しているところに特徴がある。
    個人的にはこちらの意見に賛成。選択と集中によって多様性を失うことは国益を失うことに繋がる。
    多様性がないところからイノベーションは起きない。

    0
    2015年02月22日
  • 地方消滅の罠 ――「増田レポート」と人口減少社会の正体

    Posted by ブクログ

    増田レポートは少子化の現実を明らかにした意味で素晴らしかった。しかしその対策は都会人の都会中心のそれであった。
    本書は少子化が何故起きたのかを、その慧眼できちんと見抜いているように思う。論じている対策が適当かどうかは別にして、ただ答えはいくつもある訳だから。

    0
    2015年01月10日
  • 地方消滅の罠 ――「増田レポート」と人口減少社会の正体

    Posted by ブクログ

    『地方消滅』が提起した「人口減少問題」…何十年かで顕在化した問題である以上、“問題”が「何らかの解決」というようになるまでに永い時間を要するのであろうが…この『地方消滅の罠』のような、反論含みの考え方も学ぶ必要が、多分在るだろう…個人的には『地方消滅』に触れた際に禁じ得なかった「些かの違和感」について、本作を通じて輪郭を与えられたような気もした…

    既に…来る4月の統一地方選挙を巡って、「“人口減少問題”は争点」とする話しも聞こえないではない…少し勉強しなければなるまい…

    0
    2015年01月08日

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