地方消滅の罠 ――「増田レポート」と人口減少社会の正体

地方消滅の罠 ――「増田レポート」と人口減少社会の正体

ビジネス・実用
968円 (税込)

4pt

開催中のキャンペーン

「2040年までに全国の市町村の半数が消滅する」とぶちあげ、「すべての町は救えない」と煽って衝撃を与えた日本創成会議の「増田レポート」。だがその警鐘にこそ、地方を消滅へと導く罠が潜んでいる。「選択と集中」などという論理を振りかざす本当の狙いは何か。「棄民」への政策転換がなされたように見せかけているのはなぜか。限界集落問題が「つくられた」ことを示して話題となった社会学者が、増田レポートの虚妄を暴き、地方を守るために必要な論理と、再生に向けた道筋を示す。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会問題
  • 出版社
    :
    筑摩書房
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ちくま新書
  • タイトル
    :
    地方消滅の罠 ――「増田レポート」と人口減少社会の正体
  • タイトルID
    :
    296672
  • 電子版発売日
    :
    2015年01月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

地方消滅の罠 ――「増田レポート」と人口減少社会の正体 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    増田レポートと呼ばれる「地方消滅」とセットで読むべき本。
    増田レポートが「選択と集中」という経済原理をベースにしているのに対して、こちらは社会学の観点から分析しているところに特徴がある。
    個人的にはこちらの意見に賛成。選択と集中によって多様性を失うことは国益を失うことに繋がる。
    多様性がないところからイノベーションは起きない。

    0
    2015年02月22日

    Posted by ブクログ

    増田レポートは少子化の現実を明らかにした意味で素晴らしかった。しかしその対策は都会人の都会中心のそれであった。
    本書は少子化が何故起きたのかを、その慧眼できちんと見抜いているように思う。論じている対策が適当かどうかは別にして、ただ答えはいくつもある訳だから。

    0
    2015年01月10日

    Posted by ブクログ

    『地方消滅』が提起した「人口減少問題」…何十年かで顕在化した問題である以上、“問題”が「何らかの解決」というようになるまでに永い時間を要するのであろうが…この『地方消滅の罠』のような、反論含みの考え方も学ぶ必要が、多分在るだろう…個人的には『地方消滅』に触れた際に禁じ得なかった「些かの違和感」について、本作を通じて輪郭を与えられたような気もした…

    既に…来る4月の統一地方選挙を巡って、「“人口減少問題”は争点」とする話しも聞こえないではない…少し勉強しなければなるまい…

    0
    2015年01月08日

    Posted by ブクログ

    「経済の原理」か「共生の原理」か

    「選択と集中」か「多様性の共生」か

    循環、持続、協動、自立

    ちょっと読むのに疲れ、時間が掛かった。
    そのため、最初の方は忘れたわ。

    都合が悪くなったら社会学者だからと逃げ、
    (学者の浅知恵と書いてる人もあったな(笑))

    途中では、産まないから悪い。もっと産め。と読めるし。
    家庭と言いながら、その辺の取り組みや突っこみは、ペラッペラだし。

    お上と下僕が出てくるし、
    いやいや。現実には制度もあり、そうなのかも知れないが、
    地方分権論においては、そこに上下関係はないはずだ。
    それを置いといて、それはないだろう。と。

    それと、これが一番大きいのが、今の政治・政治家の利権主義と、官僚の自己中心・自省庁権益主義を、ドラスチックに変えないと、ちょっと今の流れは、変わらないかなー。

    ま、も一回、読み直してみないと、正確な書評はできないでしょうが。

    ちょっとアチコチ引っ掛かったわ。

    0
    2017年01月12日

    Posted by ブクログ

    「2040年までに全国の市町村の半数が消滅する」「すべての町は救えない」とセンセーショナルな増田レポートが世に出た。
    その論理の根幹は「選択と集中」だ。まず、誰のための「選択と集中」なのか、また、他に目指すべき方法、価値観はないのか?
    明治維新以降、日本が追い求めて来て行きついたもの。もう一度、日本社会は歴史的に培ってきた価値観とは?、まで掘り下げ、考え直さなくてはならないということが諄々と描かれていたような気がする。
    小さいながらもそこには厳然として人々の生活がある。小さいながらも人間らしい生活がある農山村漁村。
    そういう集落があって、また、大消費地の大都会がある。
    著者の持論の二重登録の住民票。増田レポートに対するアンチテーゼ。
    ものごと、色んな角度で見なくてはなりません。
    心ある霞が関官僚もいるはずです。安易に増田レポートに引きずられないよう祈るばかりです(笑)。

    0
    2015年12月16日

    Posted by ブクログ

    「選択と集中」「人口ダム」を唱える増田レポートの批判本であり、結局はネガキャンに過ぎない。それでも『地方消滅』を一つの提案として捉え、それを補完していると素直に読み進めるなら学ぶべきことは多い。地方自治体、自治会、そして家庭といった末端の実情を酌んで、地方再生策を「多様性の共生」論で説く。しかし、増田レポートはまったく相反するものではなく、それを土台に持論を展開しているわけでしょ。日本を憂うる気持ちが同じなら、異論を受け入れる鷹揚さが欲しい。平成の大合併を大失敗と簡単に斬り捨てることは見識が甘い、と思う。

    0
    2015年04月06日

    Posted by ブクログ

    全国の自治体の約半数が、将来消滅する可能性がある―。
    昨年5月に、そんな内容のレポートを発表して衝撃を与えた日本創成会議(増田寛也座長)。
    増田さんはその後、「地方消滅 東京一極集中が招く人口急減」(中公新書)を著し、こちらも注目を集めました。
    増田さんの主張は、たとえば、本来は東京へ向かうはずだった人口を地方中核都市でせき止める「人口ダム論」など、「選択と集中」を志向しているところにその特徴があります。
    これに対し、「選択肢は多様だ」として反論しているのが本書です。
    たとえば、現にいま生じている人口減少、少子高齢化を地域で工夫して乗り切る「人口減少適応戦略」。
    バス路線を減らしてデマンド交通に替える、スクールバスや学童保育を充実させるなどして学校の統廃合は最低限守る、などの例を本書では紹介しています。
    「増田レポート」で「消滅可能性」「消滅する」と名指しされた地域の一部では、若者や団塊世代を中心に「ふるさと回帰」「田園回帰」が進展していることにも注目します。
    実は、「増田レポート」は2010年までのデータを利用していますが、「前回の2010年国勢調査以降に見られる人口回帰の動きが見逃せない」(藤山浩島根県立大学連携大学院教授)のだそうです。
    重要な指摘です。
    ですから本書では、こうした大きな流れになりつつある「ふるさと回帰」「田園回帰」を、事業や制度などで後押しする必要にも言及しています。
    「選択と集中」で一部の地域の犠牲もいとわない増田氏に対して、「循環と持続」を対置して全ての自治体が生き残るべきという山下氏の主張は、地方にとって受け入れやすいものでしょう。
    「増田レポート」について、「~といっているかのようだ」「~ということのようだ」など、推測で批判している個所も散見されますが、日本社会の重要テーマとして急速に浮上した人口減少問題を読み解くための参考になります。
    増田さんの著書「地方消滅 東京一極集中が招く人口急減」と合わせてお読みください。

    0
    2015年03月02日

    Posted by ブクログ

    増田寛也の「地方消滅」論への批判は納得でも、これを「選択と集中」とみなしながら安倍政権の「この道しかない」路線とは違うと思う見方、そしてやはり東京に行って地方が見えなくなっているのを感じてしまう誤解が何とも残念。
    地方創生も失敗すると喝破した木下斉君の論考、同郷の安倍総理から毛嫌いされている藻谷浩介さんの「里山資本主義」と比べると、足りないものがわかります。

    0
    2015年01月15日

    Posted by ブクログ

    この本は「地方消滅」への反論として書かれたのであろうが、私には「地方消滅」の方が説得的なように思えた。 無論、感心させられるような記述もあった。特に第一章は出来がよかったし、住民票を複数持つという考え方は私は初見であったので面白い考えであると感じた。 しかしながら、無理やりな二者択一を作って読者を自分の意見に誘導しようとしたり、社会科学の基礎的知識の危うさを感じさせるような記述があったりと読んでいて首をかしげることが多かった。 あまりおすすめできない本。

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    増田寛也氏編の『地方消滅』に対する考察本、といえばいいでしょうか。
    『地方消滅』の中で納得できないところについて、なぜ納得できないのかを述べるとともに、著者にとって納得できる解を示した本です。
     ※ちなみに、納得できる部分も示されています。

    『地方消滅』が「選択と集中」をキーワードとしていたのに対し、本書のキーワードは「循環と持続」。
    「選択と集中」が、選ばれないものを切り捨てる考えなのに対し、「循環と持続」は、すべてを適切な形で残していこう、という考え。
    また、「選択と集中」は、トップダウンで達成を目指すのに対し、「循環と持続」は、ボトムアップで達成を目指す。
    それゆえに、「循環と持続」には、市民の自律と自立が不可欠です。

    「『地方消滅』で述べられていた人口対策、地方対策は、(いかにも官僚が考えそうな)あまりにも机上の空論だな」と個人的には思っていましたが、本書では、その机上の空論ぶりを明らかにしてくれたと思います。
    が、本書は本書で、「机上の空論では?」と思うところが多々ありました。
    とはいえ、今後の日本のあり方を考える上で、「こういう考え方もある」ことを知る意味では、読む価値があるといえそうです。

    ただ、全体的に、同じことを何度も繰り返し述べていて、クドイ印象なので、★★★★☆ではなく、★★★☆☆としました。

    0
    2024年06月14日

地方消滅の罠 ――「増田レポート」と人口減少社会の正体 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会問題
  • 出版社
    :
    筑摩書房
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ちくま新書
  • タイトル
    :
    地方消滅の罠 ――「増田レポート」と人口減少社会の正体
  • タイトルID
    :
    296672
  • 電子版発売日
    :
    2015年01月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

山下祐介 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す