地域学入門

地域学入門

880円 (税込)

4pt

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自分を知るには、足下の地域を知らねばならない。本書は「私」を知る学問としての地域学を提唱し、その実践として、近代化で見えなくなった地域の実像を、生態、社会、文化、歴史の側面からとらえ直す。津軽というミクロの視点から、生命の場としての地域を内包する国家というシステム全体の視点まで、さまざまな視座を往還しつつ、国家や都市の論理と対抗する生命の場としての地域を浮かび上がらせる。限界集落や地方消滅問題に挑んできた気鋭の社会学者による地域学のすすめ。

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地域学入門 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年12月29日

    人と地域、地域と国家のあり方を歴史や地理、政治や文化といった様々な観点から見つめ直していきます。都市社会学、文化人類学、文化地理学などとも親和性がある内容なので、それらの領域に関心がある人が導入ステージに読む本としてもいいかもしれません。

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    Posted by ブクログ 2022年12月29日

    地域調査についてのHow toが述べられる本かと思いきや、もっと大きなテーマについての本だった。現代社会において国家と個人が剥き出しで向き合う構造になり、本来自然発生的に生まれ出たその中間項である「地域」が急激に衰退している、という問題提起だ。特に明治維新後の150年間、日本は”近代化”(すなわち”...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月05日

    西洋近代化によって希薄になった「地域」の生活環境や社会、歴史や文化などをよりよく知ることで、私たち自身を知り、私たち自身を高めることができると提言した書。

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