寺西貞弘の作品一覧
「寺西貞弘」の「天武天皇」「道鏡 ――悪僧と呼ばれた男の真実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「寺西貞弘」の「天武天皇」「道鏡 ――悪僧と呼ばれた男の真実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
古代史は詳しくなく、道鏡も正座したら膝が3つあったという話ぐらいしか知らず。それもこの本を読んで江戸時代の川柳だったということがわかってよかった。
資料が非常に限定的だと思うが、それを丁寧に読んで伝承とは違う道鏡の真の姿を見せようとしている。道鏡は物部氏に連なる弓削氏だが名族ではなく傍流であろうこと、称徳天皇にとって父である聖武天皇の看病禅師であったことから寵愛されたのではないかということ、太政大臣禅師など職名は大仰だが称徳天皇の仏道修行の指導のみで実際の職権はなかったであろうこと、宇佐八幡託宣事件も首謀者は称徳天皇自身であろうこと、そして太政官政治をわがものにしていなかったからこそ称徳天皇の