作品一覧

  • コブのない駱駝 きたやまおさむ「心」の軌跡
    4.5
    1巻1,298円 (税込)
    伝説の音楽グループ,フォーク・クルセダーズで活躍し,また作詞家として数々のヒット曲を手がけながらも,その後,精神科医となった著者の自伝.父親との葛藤,マスコミ体験の苦悩,親友との別れ…….波乱に満ちた人生と「心」の軌跡を振り返りながら,しぶとく生き続けるヒントを説く.鴻上尚史氏との対談を新たに収録.

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  • 「むなしさ」の味わい方
    4.1
    自分の人生に意味はあるのか,自分に存在価値はあるのか….誰にでも訪れる「むなしさ」.便利さや快適さを追求する現代では,その感覚は無駄とされてしまう.しかし,ため息をつきながらも,それを味わうことができれば,心はもっと豊かになるかもしれない.「心の空洞」の正体を探り,それとともにどう生きるかを考える.

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  • ハブられても生き残るための深層心理学
    3.3
    1巻1,760円 (税込)
    私だけがのけ者にされ,みんなから悪く言われている…….そんな息苦しさを訴える声が多い.そう感じてしまうのはなぜか.また,こうした現象が日本社会で起きやすい背景とは.自身の経験や長年の臨床で得た深層心理学の世界観で,その仕組みを考察.悲劇に陥りがちな人生の台本を紡ぎ直し,自分らしく生きるためのヒントを説く.

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  • 「こころの旅」を歌いながら 音楽と深層心理学のめぐりあい
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    コロナ時代を面白く生きるための知恵。いまだからこそ「こころの旅」を。 「記憶に残る」作詞家・深層心理学者きたやまとデビュー50周年を迎える日本を代表する音楽評論家富澤が、知的刺激に満ちた音楽文化論、人生論を展開。 「戦争を知らない子供たち」は女々しい? 「帰って来たヨッパライ」の革命性、ショービズもSNSも闘技場? 他、きたやま作品の再検討、旅や歌をきっかけとする社会・文化の深層分析を通じて、時代性、旅の思想、生きることの意味、老や死を語る。 「終着駅」が見えないから面白い。
  • ぼく自身のノオト
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    青年の普遍的思索。500万部突破の世界的名著、待望の新装復刊。青年期の心を巡る、生き方を探し求める心理エッセイ。◆訳者新装版あとがき:きたやまおさむ◆推薦:山崎まどか(コラムニスト)「(前略)どのページのどの言葉も覚えている。久しぶりに手にとって、これはもしかして、いま必要とされている言葉ではないかと考える。北山修の名訳だ。」◆装画:中田いくみ(『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』)
  • 良い加減に生きる 歌いながら考える深層心理
    3.7
    『あの素晴しい愛をもう一度』『風』『戦争を知らない子供たち』……名曲が語る、日本人の生き方とは?『あの素晴しい愛をもう一度』が描く、「二人だけ」の濃厚な関係の終焉。『戦争を知らない子供たち』を生んだ、終戦直後の京都駅前という原風景。『帰って来たヨッパライ』に描かれた、人生の台本。『コブのない駱駝』という人間の二面性。『風』〈ただ風が吹いているだけ〉のはかなさ……いい加減に生きることを許されない現代、一度だけの人生を自分らしく創ってゆくためには、どうすればよいのか?作詞家でもあり、精神科医でもある、きたやまおさむ氏と、精神分析の世界の重鎮である前田重治氏が、精神分析というガイドを手に、人生物語を紡ぎ出す、遊びと創造に満ちた交流の旅。
  • 幻滅と別れ話だけで終わらない ライフストーリーの紡ぎ方
    3.7
    1巻1,155円 (税込)
    小説家・よしもとばななと精神分析医・きたやまおさむが、『古事記』、浮世絵、西洋絵画、映画、マンガにいたるまでの文化の深層を語り合い、日本人のこれからのあり方を「並んで海を眺める心で」いっしょに考える、新しいスタイルの講義・対話。

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  • 帰れないヨッパライたちへ―生きるための深層心理学
    4.1
    外に向かって勝負せず、内向きの足の引っ張り合いに終始する現代日本。その根源に、精神的にいまだ「母-子」の二者関係が支配する「天国」にとどまり、父というライバルが出現する「母-子-父」の三角関係をこなしきれない日本人の心のあり方を見る。私たちが真に自立して生きる道筋はどこにあるのか。きたやまおさむ(北山修)精神分析学の集大成にして最適の入門書。

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ユーザーレビュー

  • 「むなしさ」の味わい方

    Posted by ブクログ

    パラ読みと熟読を繰り返している最中ですが、この本は私の人生の中でもマイベストに入るんじゃないかと思うくらい刺さっています。

    「むなしさ」を感じるのは、「いきがい」や「人生の使命」がないからかも知れない。それらをまだ見つけられていない自分は、半人前で恥ずかしい存在なのではないか。
    ……という考えに囚われてしまうことが多かったのですが、本書を読んで、必ずしも心の穴である「むなしさ」を、何か「生き甲斐」や「使命」で埋める必要はなく、「むなしさ」があることは恥でもなんでもなく当たり前ですらあるとわかり、心が軽くなる思いがしました。

    というか、「むなしさ」を「生き甲斐や使命で埋める」どころか、You

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    2025年11月04日
  • 「むなしさ」の味わい方

    Posted by ブクログ

     作者、言わずとしれた、フォーク・クルセダーズのメンバー、「俺は死んじまった」「戦争を知らない子どもたち」「あの素晴らしい愛をもう一度」などの作詞家,精神科医、九大大学院教授、白鴎大学学長。
     フォークルメンバーの加藤和彦が自死したとき近くに北山修という存在があったのにどうしてと思った。
     むなしさの多方面からの分析とともにむなしさはもっているのが正常で、それをもって考え味わうのを幸せと思いなさいと言ってるようです。
     加藤和彦の死に対する、北山修の対応、接し方、答えが書かれている。
     むなしさを感じ鬱ぽくなる自分への元気つけの本です。
     北山修は人生のくれなずむころにさしかかっていると書いて

    0
    2025年05月17日
  • 「むなしさ」の味わい方

    Posted by ブクログ

    文章は、テーマが「むなしさ」のせいか、どこか雲をつかむような
    起承転結があるのかないのかよくわからないものだった。

    しかしキーワード、押さえておくべき言葉は多かった。

    間 と 魔

    母と子

    ち 血 乳 膣 父

    むなしい みなし 身なし

    イザナギ 醜い 

    心の沼 

    泥む なずむ

    ゆ ゆったり よゆう 湯

    そして、、

    フォーククルセダーズ
     帰ってきたヨッパライ
     イムジン河
     悲しくてやりきれない

    加藤和彦
    自死
    北山修
     あの素晴らしい愛をもう一度
     風

    なんて情報量が多いんだろ。

    言葉は大事だ。
    心に沼を持つことも大事だ。

    誰にも訪れるむなしさ。
    喪失感。間。

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    2025年04月03日
  • 「むなしさ」の味わい方

    Posted by ブクログ

    人間は表があれば裏もある。善なところもあれば悪なところもある。満ちているときもあればむなしいときもある。
    むなしさをかんじたとき、それを悪いことだと思い、そのむなしさをうめようとして何かをする必要はなく、むなしいんだな~と感じてしばらくそのままでいることが大切だと思いました。
    我、むなしく思う、ゆえに我あり。ということかなと読んで思いました。

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    2024年12月05日
  • 「むなしさ」の味わい方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    書店の書評コーナーにて。

    「むなしさ」は「す(澄)まない」。
    心の隙間、穴に「むなしさ」が入り込んだ時、私たちは急いで埋めようとする。現代は「間」に耐えられない仕組みになっている。容易に「間」が「魔」になる時代。
    むなしさは、すまないものだとあきらめて、心の底に住まわせる。むなしさを、時間をかけて醸成し、味わう。
    結論を急がない。「間」に耐えてこそ生まれる創造物もある。
    心の穴を、埋めないまま「間」として、時間をかけて向き合ってみることを意識したいと思えた一冊。

    こんなに真面目な心理学の新書なのに、著者はなんと、おらはしんじまっただぁ〜♪で有名なフォーク・クルセダーズのきたやまおさむさん。

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    2024年03月17日

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