読んだあとどっとむなしさに襲われた。
柔らかい文体でむなしさを感じる自分を愛してほしいと繰り返し言われているようで、感じたくないと抑圧していたむなしさが、受け止めてほしいと湧き出てきたのだと思う。
漢字の成り立ちや、読み方が同じものの共通点とか、興味があるようで知る機会がなかったから読んでいて面白か
...続きを読むった。
現代はむなしさを紛らわすもので溢れていて、いくらでも誤魔化せるけれど、人生の間の中で感じているむなしさはただ感じてあげることが必要だと思った。
人は本音と建前、表と裏、きれいごとと汚いこととあって、受け止めて愛すには、まず自分の心にどろどろとした沼があることを否定したくない。
その沼は完全に浄化されることはないから、癒されることに躍起にならなくてもいいと思い直した。あと、行動に移さなければ脳内では何を思ってもいい。
泥中でうまれるもの、咲くものがある。馴染むまで己の泥にとことん付き合っていきたいです。