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Posted by ブクログ 2024年02月15日
精神科医が医学というより多くの書籍から引用した人それぞれの恐怖の対象を分類し語る。背筋の寒くなる部分が多いのが刺激的でいつもとは一風変わった読書が楽しめる。
筆者は甲殻類恐怖症だという。本書を読むと自分は集合体恐怖症のようで、考えただけでゾクゾクする。
映画、小説から多くの引用があり筆者の博識の...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月06日
中平卓馬の「赤ん坊がはじめて見る世界」のような写真がどんなものか気になって検索したらちょうど今日から大規模な回顧展が始まるらしい。たまたますれ違った車のナンバが自分の誕生日と同じ、よりも確率の低そうな偶然である。
怖くはないけど。
先日、美の巨人たちで立原道造とヒヤシンスハウスを見て、篠田真由美の「...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月18日
大学の講義でおじいちゃん先生が喋る余談、みたいな感じの本。
科学的な分析を期待する人には向かないと思う。私は面白く読めた。「恐怖の正体」というタイトルはちょっと内容にそぐわないとは思う。
著者は精神科医ということだが、小説、詩、映画などに詳しく、それらの作品、あるいは実際の事件を次々と引用して恐怖...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月17日
様々なシチュエーションの恐怖を作者の主観で語っていくという形式でした。
恐怖という感情についてより専門的に知りたいという人には物足りないかなと思いましたが、個人的にはわかりやすくて読めて面白かったです。
1番共感したのは、「鯉」の話です。あの状況を怖いと感じる人が他にもいたんだ!と読んでいて密かに...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月13日
面白かった。
どちらかといえば、エッセイ風味。
作者(50年代生まれの精神科の医師)の怖かった映画や小説の話が多い。
古い戦争系の映画と、2000年代の外国映画が多い。
小説は古めだけど、文だけでどう怖くなるか、がわかりやすくて面白かった。
怖いとはなにか、台所にでるあの虫や、ピエロ、高所閉所、集合...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月03日
中公新書にしては珍しく肩の力を抜いて難しいことを考えずに読めました。
(まるで著者のエッセイを読んでいるような一冊でした。)
色んな恐怖がてんこ盛り。冒頭の火葬夫がみた遺体から胎児が出てくる恐怖、衝撃的でした。
それから、著者の甲殻類恐怖症には同情しつつも面白かったです。
小説や映画の娯楽としての恐...続きを読む
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