恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで

恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで

1,012円 (税込)

5pt

うじゃうじゃと蠢く虫の群れ、おぞましいほど密集したブツブツの集合体、刺されば激痛が走りそうな尖端、高所や閉所、人形、ピエロ、屍体――。なぜ人は「それ」に恐怖を感じるのか。人間心理の根源的な謎に、精神科医・作家ととして活躍する著者が迫る。恐怖に駆られている間、なぜ時間が止まったように感じるのか。グロテスクな描写から目が離せなくなる理由とは。死の恐怖をいかに克服するか等々、「得体の知れない何か」の正体に肉薄する。

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恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ひぇー!
    しょっぱなの、電車の下くぐろうとして轢かれ死んだおじいの話からおもろすぎる!だいすき!
    著者が引用してくる題材もいちいち全部おもろくて参考になりすぎ!

    遠丸立さんの「高所恐怖症=墜落願望という人間の原衝動に対する防衛的恐怖」っていう見解すげーな
    「『人間には高所へのぼって見下したい願望』

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白い
    春日武彦氏の軽妙でちょうどいい塩梅の自虐を含めた語り口が本の没入感になってる。恐怖の諦観者ではなく当事者として立ってくれているので共感が湧き、様々な文学・映画からの恐怖の引用に共に考え納得することができる。5、6章から題材がよりヘビーになるが、むしろここがこの本の一番の醍醐味だと

    0
    2024年11月29日

    Posted by ブクログ

    精神科医が医学というより多くの書籍から引用した人それぞれの恐怖の対象を分類し語る。背筋の寒くなる部分が多いのが刺激的でいつもとは一風変わった読書が楽しめる。

    筆者は甲殻類恐怖症だという。本書を読むと自分は集合体恐怖症のようで、考えただけでゾクゾクする。

    映画、小説から多くの引用があり筆者の博識の

    0
    2024年02月15日

    Posted by ブクログ

    中平卓馬の「赤ん坊がはじめて見る世界」のような写真がどんなものか気になって検索したらちょうど今日から大規模な回顧展が始まるらしい。たまたますれ違った車のナンバが自分の誕生日と同じ、よりも確率の低そうな偶然である。
    怖くはないけど。
    先日、美の巨人たちで立原道造とヒヤシンスハウスを見て、篠田真由美の「

    0
    2024年02月06日

    Posted by ブクログ

    いつもは物語ばかり読むがタイトルが気になり読んでみました。

    たくさんの恐怖症がこの世にはあります。

    私は周りにはきっと理解されない不安を持っています。
    例えば重量を考え不安になる。
    この部屋は何キロまで耐えられるのか。
    劣化していけばどうなるのか。

    怖くなり眠れなくなる時もある。

    でも、恐怖

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

     本書のタイトルに心惹かれた方は多いのではないだろうか。恐怖は現実として避けたいと思う反面、「怖いもの見たさ」、むしろ「楽しい」という理由で遊園地のお化け屋敷や絶叫マシンなどの列に並ぶということも珍しくないだろう。
     結論から言えば、本書はそういった類いのことに科学的な答えを与えてくれるものではない

    0
    2025年06月03日

    Posted by ブクログ

    面白かった。ただ、恐怖の正体がたちどころにわかるような本ではない。精神科医である作者がさまざまな恐怖を語るのに小説、詩、俳句、映画など様々なメディアの作品を使って紹介していく内容。たいそう博識な人でエッセイと捉えてもとても面白いし、読んだりしたい作品もたくさん出てきた。恐怖症についてはへーって感じで

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    ホラー作品とは、恐怖そのものではなく恐怖のカニカマなのだ。しかし自分の恐怖のツボが分かると、人生や社会の何を恐れているかが見えてくるのかもしれないね。
    色んなホラー作品が例として紹介されているので片っ端からチェックしていきたい

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    予想最高気温29℃ですって
    どうなっとんねん!
    もう夏やん!インザサマーやん!ボンジョールノやん!

    今年も30℃超えたらホラー小説を読もうと思ってるんですね
    宮部みゆきさんや京極夏彦さんの続きとか小野不由美さんとかね
    去年けっこう読みましたからね
    今年はもうスティーブン・キングとか行っちゃおうかと

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    大学の講義でおじいちゃん先生が喋る余談、みたいな感じの本。
    科学的な分析を期待する人には向かないと思う。私は面白く読めた。「恐怖の正体」というタイトルはちょっと内容にそぐわないとは思う。

    著者は精神科医ということだが、小説、詩、映画などに詳しく、それらの作品、あるいは実際の事件を次々と引用して恐怖

    0
    2024年02月18日

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