「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ

「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ

968円 (税込)

4pt

4.2

春日「しかしみんなさ、『プーチンはなぜ暗殺できないのか?』とか言ってるじゃん。
そのくせ安倍は簡単に殺されちゃって、あのバランスの悪さも全然、分かんないんだけどね」
(中略)

平山「『狂ってる』よりも、やっぱり『違和感』の時代だよね」

春日「そうだね。あまりにも理屈が通りすぎてるとか、話がうまいのは、当然ヤバいんではないか。
ただ、その『ヤバい』がうまく説明できない」

平山「違和感の原資、根拠になっている『本当はこっちを大事にしなくちゃいけないんじゃないか』っていう立場の人が社会的弱者になってしまう。
強者になれないってことの違和感って、巨大だよね」

狂気を分析し、飼いならす!!
コロナ、ウクライナ侵攻に安倍元首相の暗殺……。

2020年以降、「世の中は狂ってしまったのか?」と思わされるような事件・事象が頻発しました。
でも、疫病、戦争、暗殺などは長い人類の歴史を考えれば、「平常運転」なのかもしれません。
果たして、世の中は狂ってしまったのか、否か?

そして、それらとは関係なく存在する「個人的な狂気」とどう付き合っていくべきか?
ベテラン精神科医と特殊系小説家の”鬼畜コンビ”が、分断する世の中をばっさりと斬り、それらに対する処方箋を提示します。

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「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月29日

    「俺はもう、全然、分かんないもんね。PayPayとか。やったことない。大体、そんな信用のならない名前ないじゃん。PayPayなんてさ、ちんちんみたいで。」

    平山さんのこのゆる発言からは想像できないかもしれないけれど、掃除がしたくてたまらなくなる一冊でした。

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月25日

    違和感になっとく。
    一見正しいことをいっている(字面にすると正しい)がやっぱり人としてこいつなあーみたいな人が最近多い気がする。とても愉快な対談でした。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月13日

    中間線があるとしたら、そこを跨ぐように激しく波打って動く放物線なんだけど、そこから大きく飛んでいかない。過激なようで、どこかまとも。この人たちがぶっ飛んでるのはフリなのか、いやフリではないけど、狂ってはいない。楽しく読めました!

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月02日

    精神科医である春日武彦さんと、独特の小説を書く平山夢明さんの対談。狂気について考えている。人間という生物は、非合理的な行動をとるもので、その行動をとる時の心理は、どんな状態なのかを知ることができる本。
    精神科医の経験談を聞けるのは、とても興味深い。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月02日

    春日氏を辿って本著にたどり着いたが、平山氏は昔読んだあの人かと思って読み進めるとなんとまぁ癖が強い。

    メンタルヘルスの社員研修としての対談、と冒頭で触れていたため最初の2章まで読んだ限りこんな居酒屋トークみたいなのでいいのかと思ったが、一応3章が件の内容に沿ってはいる。

    そうかといって、ややもす...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年08月02日

    室内を整理すること=頭脳労働をしたり創作活動や仕事をするための〖人間としての環境作り〗
    〖違和感を捨てない勇気〗
    のあたりはかなり響いた。
    全体としては変わったおじさんたちのグダグダおしゃべり会。でもそれが面白い。

    0

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