作品一覧 2024/03/27更新 決断の太平洋戦史―「指揮統帥文化」からみた軍人たち―(新潮選書) 試し読み フォロー 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』 試し読み フォロー クルスクの戦い 1943 第二次世界大戦最大の会戦 試し読み フォロー 「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨 試し読み フォロー 指揮官たちの第二次大戦―素顔の将帥列伝―(新潮選書) 値引きあり 試し読み フォロー 勝敗の構造 第二次大戦を決した用兵思想の激突 試し読み フォロー 新書大賞2020 試し読み フォロー 戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男 試し読み フォロー 「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価 試し読み フォロー 帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる 試し読み フォロー 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 試し読み フォロー 日独伊三国同盟 「根拠なき確信」と「無責任」の果てに 試し読み フォロー バルジ大作戦 試し読み フォロー 歴史・戦史・現代史 実証主義に依拠して 試し読み フォロー 1~14件目 / 14件<<<1・・・・・・・・・>>> 大木毅の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 勝敗の構造 第二次大戦を決した用兵思想の激突 大木毅 WWIIの各戦役について、俗説を訂正しつつ、勝敗を決したのが戦略/作戦/戦術のどの次元の要素なのか?に注目して分析している。「上位次元でのミスを下位次元の成功で覆すことはできない。下位次元の成功が上位次元に影響したときは、そのような戦略環境があっただけ」という、妥当だが見逃されがちなことを要旨として...続きを読む繰り返し述べている。 Posted by ブクログ 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 大木毅 お恥ずかしながら、少なくともここ10年くらいは第二次世界大戦の主戦は太平洋戦争だったという感覚でいた。 この大戦による日本の犠牲者は戦闘員、非戦闘員合計でおおよそ3百万人と推計されている。気が遠くなるような悲惨な数字だ。 一方、旧ソ連はジェノサイトも含めると犠牲者は28百万人と推計されている。想像...続きを読むを絶する数字。 ドイツの犠牲者はおおよそ8百万人と推計されている。 また、まさに現在進行中のウクライナ情勢におけるロシアの文字通り「地政学」上の立ち位置が分かるような気がした。 Posted by ブクログ 日独伊三国同盟 「根拠なき確信」と「無責任」の果てに 大木毅 読み終えてタイトルその通りだと感じた。「根拠なき確信」と「無責任」。学者としての大木毅氏の憤りがこの二言に凝縮されているとでもいえよう。 新書なので簡潔かと思っていたが、とんでもない。映画のシーンを思わせるような描写があちこちに出てくる。特に大島浩と松岡洋右という2人の判断、行動が日本を大きく誤ら...続きを読むせたことが克明に描かれている。かなりファナティックだったのだなあ。 ただし、この2人にすべてを負わせるのだけでは学びは少ないかもしれない。もう少し科学的にみてみる、今でいう行動経済学的なアプローチから分析しても興味深い、というかバイアスが先行で国を導いたのは恐ろしいと感じる。我々も大なり小なりこうしたバイアスで判断していないだろうか?胸に手を当ててみた。 Posted by ブクログ 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 大木毅 こんな表現は適切ではないかもしれないが、面白かった 久しぶりに本の内容について議論したくなってしまって友人に勧めまくった どちらも戦略なくただ人が死んでいく こんな人が国を動かした時代があったなんて… Posted by ブクログ 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 大木毅 ソ連もドイツも指導者が戦略でなく作戦レベルで口を出すし、口を出すときの判断基準がイデオロギーだし、妙に過信して墓穴を掘るし……。似た者同士が正反対のイデオロギーを振りかざして被害を拡大させたのが良く判ります。 あと軍人の作戦判断は妥当なものが多いと思いましたが、優勢な時は楽観視をしてしまいがちで、劣...続きを読む勢になると無理をして墓穴を掘るのは洋の東西を問いませんね(と、同じ時期の東の方を見ながら思う次第) Posted by ブクログ 大木毅のレビューをもっと見る