勝敗の構造 第二次大戦を決した用兵思想の激突

勝敗の構造 第二次大戦を決した用兵思想の激突

2,200円 (税込)

11pt

5.0

野中郁次郎(一橋大学名誉教授 『失敗の本質』共著者)賛嘆す。
『独ソ戦』(岩波新書)で「新書大賞2020」を受けた
著者による、あらたな第二次世界大戦史。
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戦場を制するのは鉄でも血でもない――知性である
著者は「用兵思想」という概念のメスを振るい
第二次世界大戦の諸戦闘の本質を的確に洞察している
読者は新鮮な驚きを禁じ得ないであろう
野中郁次郎(一橋大学名誉教授 『失敗の本質』共著者)
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第二次世界大戦が終結して以来およそ八十年、
戦後すぐに形成され、世界的に横行していた「伝説」や「神話」は、
長足の進歩をとげた歴史研究によって打ち砕かれ、あらたな像が描かれつつある。
本書は、そうした成果を取り入れ、主としてヨーロッパ戦線の戦闘を題材として、
ともすれば旧来のイメージにとらわれがちだった日本での認識を刷新せんと試みた。
戦略・作戦・戦術から成る「戦争の諸階層」、「指揮文化」、
「戦闘有効性」――用兵思想の概念を用いた議論は、
エル・アラメイン会戦やクルスクの戦い、アルデンヌ攻勢などの大戦闘を
縦横無尽に解析し、戦乱が身近に感じられるようになった現代日本において、
軍事の要諦を知るための必携書である。

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勝敗の構造 第二次大戦を決した用兵思想の激突 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年03月04日

    WWIIの各戦役について、俗説を訂正しつつ、勝敗を決したのが戦略/作戦/戦術のどの次元の要素なのか?に注目して分析している。「上位次元でのミスを下位次元の成功で覆すことはできない。下位次元の成功が上位次元に影響したときは、そのような戦略環境があっただけ」という、妥当だが見逃されがちなことを要旨として...続きを読む

    0

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