作品一覧

  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで
    3.7
    1巻1,012円 (税込)
    一度罪を犯した人々のなかには同じ過ちを繰り返してしまうケースが多い.しかし裁判傍聴から見えてきたのは,「凶悪な犯罪者」からはほど遠い,社会復帰のために支援を必要とする姿だった.にもかかわらず司法と福祉の溝は深い.この課題と社会はどう向き合うのか.家裁調査官として少年犯罪と向き合ってきた著者が考察する.

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

    Posted by ブクログ

    刑事司法がなんのためにあるか、その原理に沿って考えたときの社会として手助けすべきことに正面から取り組む責任を感じた。

    0
    2024年09月03日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

    Posted by ブクログ

    裁判所に長く勤め、後に司法福祉の教授になった著書が退職後、改めて裁判所を傍聴し、司法制度の課題を書いている。罰した後に更生するというよりも、罰すること、恥をかかせることにまだまだ力点があることがわかった。

    0
    2025年04月11日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

    Posted by ブクログ

    出口戦略が大事は考えたことなかった
    たしかに前科持ちの人間を所持金0で世の中に返した場合に何が起こるかは火を見るよりも明らかだわ
    ビビるくらい良い人と出会ってサポートしてもらえない限り更生は難しいと思う
    再現性の高い更生の仕組みを国が整備しないと堂々巡りするだけ

    0
    2024年11月18日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

    Posted by ブクログ

    犯罪に至ってしまった人に対する福祉的なサポートの重要性が分かった。犯罪を個人に帰責させるだけではなくて、社会的に包摂していくことの難しさも同時に感じた。改めて、福祉職って社会に必要な役割なのに給料低いのおかしいよなと思う。

    0
    2024年10月29日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分がいかに刑事裁判において表面的なイメージを持っていたか気づかされた。少し時間が出来たら裁判の傍聴にも行ってみようと思うくらいには興味を持った。


    刑事施設と更生保護機関はそれぞれ独立しており、連携はあまり見られない。それが治療や支援が必要であったとしても、それは刑の執行後という刑事司法の考え方が未だ続いている一要因なのではないか。だがその被告人の更生にどれだけの時間を要するかも個人差が存在することに加え、同時進行で行うこともそれに伴う諸問題が多く発生しそうで自分でも正解がわからなかった。


    高齢者に合わせた処遇の改善は実践に至っていないと著者は感じているとあった。本当に後ろ盾・サポート

    0
    2024年10月26日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!