藤原正範のレビュー一覧

  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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    刑事司法がなんのためにあるか、その原理に沿って考えたときの社会として手助けすべきことに正面から取り組む責任を感じた。

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    2024年09月03日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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    裁判所に長く勤め、後に司法福祉の教授になった著書が退職後、改めて裁判所を傍聴し、司法制度の課題を書いている。罰した後に更生するというよりも、罰すること、恥をかかせることにまだまだ力点があることがわかった。

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    2025年04月11日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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    出口戦略が大事は考えたことなかった
    たしかに前科持ちの人間を所持金0で世の中に返した場合に何が起こるかは火を見るよりも明らかだわ
    ビビるくらい良い人と出会ってサポートしてもらえない限り更生は難しいと思う
    再現性の高い更生の仕組みを国が整備しないと堂々巡りするだけ

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    2024年11月18日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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    犯罪に至ってしまった人に対する福祉的なサポートの重要性が分かった。犯罪を個人に帰責させるだけではなくて、社会的に包摂していくことの難しさも同時に感じた。改めて、福祉職って社会に必要な役割なのに給料低いのおかしいよなと思う。

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    2024年10月29日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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    ネタバレ

    自分がいかに刑事裁判において表面的なイメージを持っていたか気づかされた。少し時間が出来たら裁判の傍聴にも行ってみようと思うくらいには興味を持った。


    刑事施設と更生保護機関はそれぞれ独立しており、連携はあまり見られない。それが治療や支援が必要であったとしても、それは刑の執行後という刑事司法の考え方が未だ続いている一要因なのではないか。だがその被告人の更生にどれだけの時間を要するかも個人差が存在することに加え、同時進行で行うこともそれに伴う諸問題が多く発生しそうで自分でも正解がわからなかった。


    高齢者に合わせた処遇の改善は実践に至っていないと著者は感じているとあった。本当に後ろ盾・サポート

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    2024年10月26日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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    タイトルからは、出所直後の人などを支える人のことかと思ったが、それよりも手前の部分の話だった。
    司法手続きの「川」の例えは、司法に明るくない自分にもわかりやすくよかった。

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    2024年07月02日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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    社会福祉士や弁護士の方々の犯罪者の人権を守り、更生を支援しようとする活動には頭が下がる。優しい社会になる事により罪を犯さざるを得なくなる人が少しでも減る事を願います。

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    2024年05月30日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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    本書は、後書きにあるように学術研究の成果ではなく著者の体験を主観的視点でまとめた本だ。
    自分はタイトルから推してもう少し刑事司法の場における福祉的実践の実情や福祉的処遇に地域格差があると思っているのでその辺りの解決や問題点などの話が出てくるのかと期待していたが、思っていた内容とは正直違っていると感じて少し残念だった。

    4章からの具体的な裁判における福祉的支援の話に向かうために前段の3章が語られて来ているのはわかるし、逮捕から裁判まで行く(あるいはいかない)流れを川に例える説明と図説はわかりやすかった。
    けれど傍聴した裁判の話自体に文章を割きすぎている感が否めなかった。
    いつ福祉的支援の実践の

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    2025年02月11日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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     家裁調査官だった著者が、社会福祉士を取得し、少年犯罪だけでなく、罪を犯した人たちの実態を裁判傍聴、犯罪統計などの分析などを通して、良心に満ちた主張を展開しており、刑事司法が今のままで良いのか、自分には刑事問題は全く無縁の世界だと思っていないか?と覚悟を以って真剣に問いかけておられる。後書きではそのことに触れておられることが感動的でもあり、凄い人だと思う。刑事被告人の多くが決して凶悪犯ではなく、窃盗・詐欺・傷害・覚せい剤などの地味な事件によるものであり、社会の被害者とでもいうべき弱弱しい姿であり、裁判所において「執行猶予」判決を受けた瞬間から、ありとあらゆる具体的な手助けがなくしては、生きてい

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    2024年08月03日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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    犯罪者一般に対する支援ではなく、障害者(特に、精神障害と発達障害)・高齢者・貧困者など、社会的弱者として犯罪を犯した人と、福祉の間を取り持つ活動の話。

    高齢化が進んだり、貧困問題が大きくなりつつある現在では重要度が上がってくるテーマだと思うけど、一般向けには中々可視化されていない領域ではある。このような活動に従事される方々は尊敬に値するし、一般にもっと知られてもいいのかなと思う。

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    2024年06月08日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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    実際に裁判を傍聴したことがないのですが、雰囲気を知ることができてよかったです。罪を犯した人々を支えたり受け入れたりすることは現在もなお難点ではありますが、考え続ける必要があると思いました。

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    2024年05月22日
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで

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    ネタバレ

    事件ついては大々的に取り上げられるが起訴された後の犯罪者のことは音沙汰が無いことに疑問があり、その理解の助けにと目次も読まず本書を手に取った。結論から言うと、本書の罪を犯した人とは障がい者や高齢者などの裁判前及び執行猶予確定後或いは出所後に福祉を必要とする人のことであり、一般的?というか犯罪者全般を取り上げたものでは無い。タイトルに福祉とついているので当然なのだが私の期待とは違っていたのでまずは明言しておきたい。また、だからと言って本書の評価に影響したわけではない。

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    2024年05月05日