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Posted by ブクログ
<目次>
第1章 第二次大戦と日本の敗戦
第2章 占領下改革と新憲法
第3章 戦後復興と朝鮮戦争
第4章 日本の独立と五五年体制成立
第5章 安保闘争から高度成長へ
第6章 ベトナム戦争と世界
第7章 高度成長の矛盾と石油危機
第8章 七〇年代のヨーロッパ
第9章 七〇年代のアジアと日本
第10章 イスラム勢力の台頭
第11章 新自由主義と日本の大国化
第12章 ペレストロイカと冷戦終結
第13章 中国の改革・開放と東アジア
第14章 ポスト冷戦の日本
第15章 二一世紀に入って
<内容>
「歴史総合」入門と銘打っているように、戦後史を日本を基軸に世界史とつなげて語った本。大変読みやすく、端的に事実がまとめられている。日本史を語るにも、世界史との接点を抑えられているので使えるだろう。
Posted by ブクログ
2020年代、国際情勢は暗澹たるものになっている。
ロシアによる、ウクライナ侵攻。
イスラエルによる、ガザ虐殺。
アメリカによる、ベネズエラへの軍事行動。
アメリカ・イスラエルによる、イランへの攻撃。
「法の支配」でなく、「力による支配」が企図されるようになっている。
日本においても、中国による台湾侵攻が、懸念されている。
現在の世界情勢の最大の構図は、「米中の冷戦」なのだろう。
この「戦後史」の本を読んでいても、暗い出来事がほとんどである。
しかし、89年「米ソ冷戦」の終結が(まがいなりにも)宣言されたり、90年、ドイツ統一が実現したり、明るい未来を感じさせる瞬間はあったのだ。
国内政治においても、93年、「五五年体制の崩壊」など、新しい社会の価値観に変わる可能性を秘めた瞬間はあったのだ。
現状、嫌な世の中だが、時間が掛かっても、良い方向にバランスが変わる可能性はあると思いたい。
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本書には、国際ニュースの年表と、国内ニュースの年表が併記されている。
殺伐とした国際年表に比べれば、日本の戦後社会は、ずいぶん穏やかである。
もちろん、その中に、庶民の痛みや苦しみが多々あった。
「四大公害訴訟」などは、その最たる例だろう。
しかし何よりも、戦後81年、戦争がないことが、最も重要な点であった。
その年表を見ながら、ふと考えた。
「日本の戦後最大のニュースは何か?」
東日本大地震をはじめ、バッドニュースは、各人に選択肢があるだろう。
しかし、一番のグッドニュースは、「沖縄の本土復帰」の一択ではなかろうか。
これほどのグッドニュースは他にない。
なにより、日本政府と本土の人間が、戦前・戦中・戦後に、(現在に至るまで)、沖縄に強いてきた多大な犠牲を考えると、「沖縄に謝罪し、償う機会を回復した」ことこそが、本当に大切なことである。
しかし、日本国民に広くアンケートを取ったとして、「沖縄の本土復帰」は、上位に挙がらないだろう…。
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