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雪解けが近づいたこともあった。しかし現在、ロシアとの交渉には冷たい氷の壁が立ちふさがり、「固有の領土」はまた遠ざかってしまった。戦後、歴代総理や官僚たちが使命感のために、政治的レガシーのために、あるいは野心や功名心に突き動かされて、この困難に挑み続けてきた。そして、ゆっくりとであっても前進していた交渉は、安倍対露外交で明らかに後退してしまったのだ。その舞台裏で何が起こっていたのか。国家の根幹をなす北方領土問題を、当時のインサイダー情報も交えて子細に辿りながら、外交交渉の要諦を抽出する。
...続きを読むPosted by ブクログ 2022年03月05日
迫真のレポです。戦後からの北方領土を巡る日本・ロシア(ソ連)との交渉記録もさることながら、日本の意思決定者たちの動きも詳述され、新書ながら小説を読むような感じです。菅政権までを論述していますが、首相と大臣、大臣と官僚、役所・官僚間の功名争いや人と人との相性の問題などが絡み、戦国絵巻のような歴史小説...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月12日
1945年の終戦後から、日本とソ連・ロシアの間で行われてきた北方領土交渉や平和条約締結に関する交渉の歴史が記されている。
その中で紹介されている人物は、
・重光葵、鳩山一郎 ⇔フルシチョフ
・中曽根康弘、安倍晋太郎 ⇔ゴルバチョフ
・小沢一郎
・橋本龍太郎 ⇔エリツィン
・安...続きを読む
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