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両上杉家の打倒、北関東への進出、武田信玄との抗争と越相同盟……小田原北条氏三代・氏康の時代は、戦争が広域にわたって展開され、それを支える領国支配の仕組みが確立された戦国大名の形成期であった。当主のもと、領国の統轄に当たったのが一門衆・家老衆らの執行部である。「関東王国」を支えた、最強といわれた家臣団の知られざる戦争と統治の人事の実態を明らかにし、北条氏の最盛期を築いた氏康時代の真実に迫る。
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Posted by ブクログ
北条五代のうち北条氏康の時代は、それなりの史料があることから領国支配の在り様がかなりの程度判明してきているらしい。 本書は、「氏康・氏政を支えた一門・家老に焦点をあてて、北条家の政治・軍事動向における、大名執行部にみられた人員構成とその変遷状況を述べてきたものである」(あとがき)。 扇谷・山内...続きを読む両上杉家の打倒、今川、武田、上杉、里見氏等と広域的に争った時代であり、各地の国衆の敵、味方が目まぐるしく変わるのが、いかにもこの時代らしい。 本書は一般書として著されたものなので、史料から判明したことが平易な文章で解かれているし、関係の系図も付されるなど工夫はされている。ただほとんど知らない人名が二、三代に渡り大量に出てくるので、読み通すのはかなりしんどかったというのが正直な感想。
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戦国関東覇権史 北条氏康の家臣団
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