榎本博明の一覧
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ユーザーレビュー
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ゲームが脳の発達の遅れを引き起こすことも書かれていて、考えさせられた。
言語能力を身につけるために、家庭の言語環境を整えることが重要。蔵書の数に言語能力が比例するとも。
読書経験が語彙力を高める。
小学校1年生で語彙力が高かったら、6年生になっても語彙力が高い。入学前に、絵本を読み聞かせをたくさんし
...続きを読むておきたいと思った。
Posted by ブクログ
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日本の子供の自己肯定感の低さは他の諸外国に比べて低い、ということは有名な話です。
では、「叱るのをやめてもっと褒めよう」というので自己肯定感が高くなるかというと全く逆だったそうです。
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私自身最近つくづく思うことですが、
子どもが大人に対してフレンドリーなのはいいことですが、
それが行きすぎて、大
...続きを読む人を舐めていたり、奴隷や召使のように思っている子どもがすごく増えたと感じています。
彼らは悪いことをしても大人からガツンと怒られたことがないので、
問題行動がどんどんエスカレートしていく。
そしていざ大人が怒れば酷く傷ついて虐待だ、権利の侵害などという。
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「ほめて育てる」は、厳格すぎる父系社会の西欧(体罰賛成が7割)で「行き過ぎは良くない」で生まれた理論であって、それをそのまま日本に輸入したことからおかしくなったとのこと。
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・優しい課題ができた時に褒めると逆効果
・明確な根拠なしに褒めると逆効果
・過度に一般化しすぎた褒め方は逆効果
・コントロールするような褒め方は逆効果。
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1「頭がいい」と褒められる
2特に何も言われない
3「一生懸命頑張ったからだ」と褒められる
1→萎縮して、2よりも挑戦しなくなる
3→次の難しい課題にも積極的に挑戦するようになる。
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楽観主義者よりも、悲観主義者の方がうまくいく確率が高くなる。
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子どもはきつい言い方をされても、背後に深い思いやりを感じていれば、自分は守られていると感じ、自分の価値を感じる。
それが自己肯定の土台となる。
褒めるよりも大切なのは、根本的なところで、子を思う心。
自己肯定感は周囲が与えるものではない。
壁にぶつかり、頑張っても思い通りにならないことに苦しみそれでも、壁を乗り越えたり力を尽くすことで徐々に培われていくもの。
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私の話に戻りますが、昔、本気でガツンと叱って泣かせた男の子がいたのですが、なんと六年ぶりに再会することに。
向こうはもう怒られたことなど忘れてしまっていて、こちらが楽しく絵を描いてあげていたことはしっかり覚えていた 笑
私も、大人になってからも叱られたり、叱ったりしてきましたが、
筋が通っていてちゃんとその人と向き合って想いが伝わるんだったら、一時は気まずくなっても、それが幸せの法則、道徳率に向かうものであったらありがとうと思えるものなのだと思います。
幸せになって欲しいから、本気で叱る。ぶつかる。
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「褒めて育てるべきか、叱って育てるべきか」という二項対立、どちらかに絶対的な答えがあって、どちらかが正しい、思うのは問い方の落とし穴ですが、
状況や相手、目的によっても態度は変わってくると思います。
アドラーは「褒めもしない、叱りもしない。淡々と責任を取らせる」
といい、
夜の街の不良たちを見続けてきた夜回り先生水谷修さんは「私は子どもを一度も叱ったことも怒ったこともない。とにかく褒めて、ただ悲しそうにそばにいただけ」「いいんだよ」と言います。
私の場合、上記の二人の呪縛?が強く、「叱ったら負けだ」くらいまで思っていたことがあります。
ところが、確固とした軸を持ちつつも、適宜父性を発揮しないといけないと思うようになってきたこの頃です。
Posted by ブクログ
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最近は早期教育が盛んで、中でも「ほめて育てる」「叱らない子育て」が主流です。しかし、そうした親の熱意とは裏腹に、多くがキレやすく傷つきやすい若者に育ってしまっています。そうした現状を踏まえ、本書は、心理学者の筆者が、AI時代を生き抜くために、12歳までに身につけたい「社会で成功するための能力」につい
...続きを読むて説明しています。
2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームス・ヘックマン氏が幼児教育の重要性を説いたことから、その重要性がますますクローズアップされています。しかし、特に重要なのは認知能力(IQ:知的な能力)ではなく、非認知能力(EQ:
忍耐力、感情コントロール力、共感性、やる気)を高めることであることが見落とされがちになっています。
AI等の発展により、これから先はますます先の読めない時代になっていきます。予想不可能なのだから、失敗は不可避です。求められるのは、失敗への対処能力を高めることと、失敗から学ぶ姿勢です。子ども時代から、高いレジリエンス(心の復元力)を鍛え、自己コントロール力を身につけることが大切になります。自己肯定感が高く、楽観的で未来を信頼し、忍耐強く、感情をうまくコントロールできる人が、逆境にあっても、困難にめげずに前向きに人生を切り開いていけるという研究成果も報告されているそうです。
アメリカの教育家ノルトの『子どもが育つ魔法の言葉』がベストセラーになり、日本でも紹介されたことから、日本でもそうした考え方が一般的になってきました。しかし、国際比較調査を見ると、「親の言うことを素直にきく」子どもを強く期待する親は、フランスで80.1%、アメリカ75.2%、日本29.8%となっています。欧米では、ほめるけれども、言うことを聞かないのは許さないという親の厳しさ、学校や社会の厳しさがあり、そもそも文化的風土が異なります。一部分だけ真似ることで、教育的配慮に欠けた甘い子育てが横行し、子どもたちのレジリエンスが鍛えられす、自己コントロール力が身につかなくなってきたのだと、筆者は警鐘を鳴らしています。大人は、子どもとじっくりかかわり合い、子どもの力を信じて温かく見守ること(待つこと)、頑張った経験を蓄積させること等が大切になると述べています。
同僚に勧められて読んでみましたが、とても興味深い内容でした。社会人として、親として、考えさせられる本でした。
Posted by ブクログ
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読書は良いと何となく思っていたが、
しっかり現象を用いて表現されていたので
素直に腹落ちした。
アウトプット、アウトプットと叫ばれているが
自身の考えをしっかり発信するには、
思考整理また表現力が必要であり
そのために
読書は必要だと指摘していたので
良い習慣作りを継続していきたい。
Posted by ブクログ
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内向よりも外向が優れている!内向的な性格はネガティブに捉えてしまう風潮があると思います。でも、人には適性があります。適材適所。内向の良さはあります。内向的な私にとっては勇気付けらる1冊です。
Posted by ブクログ
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