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思春期になると誰しも“自分らしさ”の問題に頭を悩ませる。答えを見出しにくい現代において、どうすれば自分らしく生きていけるのか。心理学者が自分自身と向き合うためのヒントを説く。
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Posted by ブクログ
とてもわかりやすくかったです。プロテウス的人間のところが印象に残り、こんな生き方もあるんだなぁと勉強になりました。
ちくまプリマー新書らしい本。 やさしい語り口で、具体例も多く踏まえながら、書名の通り〈自分らしさ〉について丁寧に議論されているので、〈自分〉というものに悩む高校生や大学生にはぜひおすすめしたい本でした。
私にとっては 面白い本でした。今まで悩んでいた事、人生の中でぶつかる難問、自分が嫌だーって思って悩んでいた事。この本に出会えて良かったと思いました。ヒントがたくさん詰まっていて、日本人の特徴なんだ!って、すーっと頭に入ってくる本でした。また時折読みたいほんです。
思春期特有の「自分らしさとは?」の疑問への向き合い方を教えてくれる本。 その時期に自分を客観視することで自信がなくなってしまったり、逆に「こんなもんじゃない」と出来ない自分を認められなかったりというのは、成長過程で自然なことなんだと改めてわかった。 大人になってからもこういう考えの中二病みたいな人が...続きを読むいるけど、然るべき時にしっかり悩んでおくって大事だなと思う。
中高生向けですが、その親としても読むと得られることが多い。 高校生になったら、ないものを補い、全て「バランス良く」じゃなくて、あるものを伸ばして「とがる」という発想が必要 というところに強く共感。 社会のルールを守りつつ、個性、自分らしさを見つけて欲しい。
自分の年齢を考えれば、今さら~なのだが、読んでみた。 自分をきちんと見つめてこなかったなぁ、と改めて思う。 日本人のコミュニケーションと欧米人のコミュニケーションの違いに納得。
榎本博明さんの本は気にしながらも、あんまり読むことはない。でも、本書はプリマー新書から出てるということで、読んでみた。結果、おもしろかった。こういうことで悩むひとは今後もずっと一定数いるんやろうなぁと思っていて、そういうひとにはぜひ自分を語ることからはじめてほしい。そういう自分も、ひとのことばかり言...続きを読むえへんけど。
シブ知 1・2 かかった時間 50分 まさに、思春期に「自分ってなんだろう」と考えるためのヒント。と言いつつ、前半はワカモノの興味を引く疑問(なぜ自分が気になる?とか、ひとの目が気になる?とか)を、心理学的知見をなんとなく並べながら、読者と一緒に、なぜだろう?なぜだろう?と繰り返している印象。 ...続きを読む 著者が本当に書きたかったのは後半だと思う。すなわち、アイデンティティ=自己物語、ということ。これを語っている部分では、具体例も引用も的確で面白かった。 ちくまプリマーなので中高生向けだとは思うが、回りくどい前半をスパッとやっちゃって、自己物語についてがっつり書いたらいいのになあ、とか思っていたら、巻末にちゃっかりCMがあった。 なんていうか、必要以上にわかりやすく書こうとして、結果面白さが薄まる、というのはよくあることなんだなあと思った。いやでも、ターゲット読者である中高生ってこんなもんか?
尊敬する人が話していた本だったので読んでみました。 よく「自己肯定感が下がっている」と言われるが、抽象的思考ができるようになってくると理想自己と現実自己の違いに苦しみ自己肯定感が下がってくることにつながるということが腑に落ちた。 ただ単に子どもの自己肯定感が下がってきた、というのを悪いようにとるので...続きを読むはなく、思考が育ってきたからという視点から見るのもひとつだなと感じた。 人と比べたり、人と話したり、人に評価されることで自分のことを客観視したり、自分はこういう面もある、と感じられるというのは、人との関わりの中で生きているんだなというのを強く感じた。日本語では「人」と人間関係を表す「人間」がほぼ同じ意味で使われている、というのも日本は社会性を特に大事に考えている国民性なんだなと感じました。 尊敬している人から褒められたり、いいところを評価されたりしたことがずっと心に残っているのはそういうことだなぁと改めて思いました。
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