「おもてなし」という残酷社会

「おもてなし」という残酷社会

858円 (税込)

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3.3

東京オリンピック招致で、「おもてなし」が日本の良さを表す言葉として話題になったが、その反面、行き過ぎたサービス労働のために発症するうつ病、過労死が社会問題化している。その社会的背景や実例を示し、対処法を考える。

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「おもてなし」という残酷社会 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    昨今のヤマト運輸など、サービスが過剰かつ、それにのっかった「お客様意識」に警笛を鳴らす。
    「お互い様」を忘れてはならない、忘れるくらい追い詰められている状況を何とかしないといけない、というのはすごく共感できます。

    0
    2017年04月29日

    Posted by ブクログ

    日本のような「間柄の文化」特有の「お互い様」の精神の心地よさは、おもてなしが根づいていない「自己中心文化」に発する顧客満足度優先では崩れてしまうと指摘。

    覚書
    社会心理学 井川純一らのバーンアウト傾向の職種比較(2013年)600の精神科病院対象に実施
    医療事務従事者、精神保健福祉士、看護師がバー

    0
    2019年01月05日

    Posted by ブクログ

    社会人大変だ!と改めて思った本
    部下も上司もどの立場の人も気を使っていて人間関係って相手の気持ちが分からないから難しいなと思った。良い言葉使いができるように心がけたい。マイナスなこともプラス要素に言い換えたりして。

    0
    2024年10月14日

    Posted by ブクログ

    レポート課題の資料として借りた本。
    日本人の得意とする「『おもてなし』の精神」。
    「おもてなし」は日本の文化として昔から伝わる日本人らしさといえるだろう。
    それをさらにさらにと追求することで過剰になり、日本人らしさを壊しつつあるのだ。
    私も日本人として「『おもてなし』の精神」を持つ1人。恐れる「おも

    0
    2021年06月08日

    Posted by ブクログ

    もともと自然な気遣いができていた日本の文化に、欧米風顧客満足手法が導入され、過剰労働と感情労働に、労働者側の負担が増した。オリンピックに向けて「おもてなし」を売り物にお客様扱いを強調するのは、間柄の文化特有のお互い様の精神が崩れ、逆効果。

    いきすぎると、本来の良さが失われ、形だけ・上辺だけやり過ご

    0
    2019年12月18日

    Posted by ブクログ

    現代の過剰なまでのおもてなし精神が労働者全般の精神を蝕んでいることが明らかに。
    介護、教員、医療、接客、コールセンターなどは顕著にその無理がたたっていると感じる。
    お互い様精神がなくなるとこれ程までに日本人は他者にぶつける事するのか!?と
    怖さを感じる

    0
    2019年06月12日

    Posted by ブクログ

    日本人の心の深層には、自分の非を認めず自己正当化するのは見苦しい、みっともないといった感受性が根付いている。そのため、自分の非を認めずに自己正当化に走る人物は自分勝手な未熟者とみなされ軽蔑される。また、心の深層には、非を認めて謝っている人物はそれ以上責め立てるのは無粋であり、みっともないという感受性

    0
    2018年09月15日

    Posted by ブクログ

    わかりやすく、今の過剰サービス社会とそれに疲れる労働者たちのしくみが書いてあった。

    中程はやや冗長。

    最後のまとめが、レジリエンスとリフレーミングだったのだけど、それってワタミの「やりがい搾取」となんの違いがあるのか明確にされてないのでがっかり。

    でも、客観的に自分の置かれた環境がわかるのでぜ

    0
    2018年01月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     昨今過酷な労働環境についての関心が高まっている。違法な長時間労働もそうだが、接客業などは精神面で以前よりも厳しい労働環境になっているようだ。些細なことで怒る顧客に対してもひたすら謝ったり、理不尽な要求も撥ねつけずに丁寧に対応しなければならないなど精神面にかかる負荷が増加している。筆者はその原因に企

    0
    2017年04月04日

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