「やさしさ」過剰社会 人を傷つけてはいけないのか

「やさしさ」過剰社会 人を傷つけてはいけないのか

750円 (税込)

3pt

3.5

ある大学生は、自分の友だちに深刻な悩みごとは相談できないという。「友だちにそんな重たい話をして、負担をかけたくない」。しかしそんなに気を遣う関係が、友人関係と言えるのか。目を転じれば、子どもを叱れない親、部下を注意できない上司が世に溢れており、人を傷つけてはいけないという風潮があるようだが、背景には「子どもに嫌われたくない」「部下に訴えられたくない」といった思惑があるのではないだろうか。上っ面のやさしさが主流になり、あえて厳しいことも言う本物のやさしさが疎まれてしまう時代。日本古来の「間柄の文化」にも言及しながら、ベストセラー『「上から目線」の構造』を著した心理学者が現代の「やさしさ」を分析する。【目次より】●人の気持ちを傷つけない人はやさしいのか? ●聞き分けのいい母親より、厳しい母親でありたいと思う人は一二% ●アドバイスを受けてムカつく部下 ●気遣いをさりげなく伝えるやさしさ etc.

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

「やさしさ」過剰社会 人を傷つけてはいけないのか のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「優しさ」とは、「褒める」とは、人間社会に於いてとても難しい課題だ。相手の環境など感受性の違いで「優しい」と思われるのか「うざい」と思われるか。ただ子供の教育で「褒める教育」について、成果も何もないのに褒める親、何をやっても怒らない親は、今後姿勢態度を変えるべきで、忍耐力が欠ける軟弱で短気な人間に育

    0
    2024年09月02日

    Posted by ブクログ

    【背景】
    ①なぜ読むか
    以前、この本の要約を読んで記憶に残っていた。
    ②何を得たいか
    日本社会の“上っ面”な人間関係の一要因を考察するきっかけ。
    ③読後の目標
    身近な人間関係への応用。
    【著者】榎本博明
    【出版社】PHP新書
    【重要語句】
    やさしい、厳しさ、閉塞感、友達、ほめる、タテマエ、「間柄の文

    0
    2023年02月08日

    Posted by ブクログ

     新書は9割タイトルで読むかどうかを決めるのだが、なるほどと思う所はあったが、今の私にはさほど必要なかったかも。自分を殺してまで相手に合わせることを、まったくしなくなったので。本書で問題視されている“やさしさ”は相手の気持ちに立ち入らず、自分も相手も傷つけない見かけだけのやさしさである。確かに学生の

    0
    2021年08月06日

    Posted by ブクログ

    自分が他人に行なってる優しさすら、思いやり故なのか自己愛故なのか曖昧になってる部分が多いので、優しさに真正面から向き合ってみようと思いました。
    自己愛で固められた優しさを振りまく人にはなりたくないな。

    0
    2021年06月28日

    Posted by ブクログ

    やさしい人の人気が高い。傷つけないよう気を遣う。だけど、叱るより楽だしぶつかるのを避けてるだけで、相手のことを本当に考えてるわけじゃないのでは。気になるのは自分が人からどう思われているかだけでは。本当のやさしさは、自他への厳しさを伴うものだ。

    後書きによると、明快な回答を示せたわけではないけれど、

    0
    2019年12月18日

    Posted by ブクログ

    本当の「やさしさ」とは何か考える必要がある。個人的には「やさしさ」というより他人への興味・関心が減ったことによる放置・放任が増えたのかなとも思う

    0
    2017年05月15日

「やさしさ」過剰社会 人を傷つけてはいけないのか の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

PHP新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

榎本博明 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す