「忖度」の構造 空気を読みすぎる部下、責任を取らない上司

「忖度」の構造 空気を読みすぎる部下、責任を取らない上司

947円 (税込)

4pt

3.3

あなたの心を支配する暗黙のルール
「癒着」か、「思いやり」か。

ベストセラー『「上から目線」の構造』著者が、「日本的」組織の功罪を徹底分析!

なぜ、「責任の所在」ははっきりしないのか? 「言った、言わない」トラブルから身を守る方法

■感情でものごとが動く社会を生きるには
行政による許認可事業での総理大臣への「忖度」の有無が国会で議論されるなど、どこに原因があるのか究明の難しい社会問題が続発している。そこに共通するのは、「上」の人間の顔色をうかがう「下」の人間が、「上」の人間が指示していないことまで実行してしまうという構造的問題である。それを逆用する「上」の人間までいるからややこしい。ビジネスの世界でも、だれの指示なのかわからない仕事や、よかれと思ってしたことで責められる場面がよくあるのではないか。ベストセラーを輩出する社会心理学の第一人者が、「日本型社会」に蔓延する病理を分析する。

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「忖度」の構造 空気を読みすぎる部下、責任を取らない上司 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年01月31日

    意外におもしろかった☆


    権力を持つ側が圧力をかけなくても、権力を恐れる側が自己規制したり、権力側に有利になるように物事を進めたりすること。これが「忖度」

    忖度の結果、まずい事態が生じたとしても、権力側が何かを依頼した事実はないため、言外の意図を勝手に汲み取って動いた側が悪いということになる。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月29日

    昨今、いろんな事件で使われてきた「忖度」。事件のイメージが強いせいか、不正な言葉のように感じてきたが、良い方向に働くと「思いやり」とも取れることが述べられており、なるほどと感じた。
    アメリカと日本の学校教育における比較などは面白かった。
    全体的に、忖度を悪者扱いしないでくれーという主張だが、忖度にも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年03月14日

    忖度の問題がややこしくなるのは、忖度される側もする側もはっきりとそれを意識していないこと。下に仕える者が上位者の意向を忖度するのが当たり前になっている社会では、意向を匂わす側も、意向を汲み取る側も、ほぼ無自覚に動いている。自動的に動いているから客観的証拠が残らない。これが最大の問題となっている。察し...続きを読む

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