「すみません」の国

「すみません」の国

935円 (税込)

4pt

「すみません」とすぐに言う、「それはいいですね」と言いつつ実は拒否している、自分の意見を押し出すと「空気が読めない人」になる、全員が“首をかしげる”提案がなぜか会議で認証される――日本独自のコミュニケーションの構造をひもとく。

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「すみません」の国 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年09月09日

    日本社会は「ホンネ」と「タテマエ」の二重構造でできており、この構造を理解していないと、コミュニケーションに支障をきたすという話。海外との比較で、この手の二重構造は悪く言われることが多いけれども、社会から争いを減らす意味で、むしろ上手く機能している側面を特に強調している。また、近年の日本では、タテマエ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月08日

     非常に面白い日本人的コミュニケーション論。
    ■状況依存
    ■言語化されないものをいかに理解するか

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    Posted by ブクログ 2012年04月25日

    日本に帰国して早い物で7年…今だにコミュニケーションで戸惑う私には目から鱗!欧米は言語文化(言った言葉に責任がまとわりつく)のに対して、日本はそうではなく、言葉にそんな責任はなく、その場、その場の状況に合わせて受け応えをする状況連動文化。言葉にあまり責任は無いらしい。
    なんてお粗末な!と、思ったけど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月19日

    実は欧米のほうが 「タテマエ」の世界 建前を前に押し出して相手を説得していく 日本のほうがタテマエの謝罪に否定的で 具体例が多くて分かりやすい

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    Posted by ブクログ 2014年11月10日

    書店で手に取りパラパラ眺め、面白そうだったのでそのままレジへ。読後、生きづらさを感じながら生きる現代日本人の一人として本書に関心がいったことをそれとなく気付かされたように思う。

    ここに書かれていることは何も珍しいことではない。日本人であれば誰でも経験的に気付いているようなことが対象とされている。こ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月17日

    言葉によるコミュニケーションの文化による違い。
    日本と欧米諸国の比較を日常から外交まで、分かりやすく例を挙げながら書いてあった。

    日本は「場を和ませるためのコミュニケーション」になるほどと思った。

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    Posted by ブクログ 2013年02月13日

    世間でよく聞く「日本人は自己主張がなさすぎる」というマイナスな意見。
    確かに諸外国と見比べるとそうなのかもしれないけれど、そこには日本独自の「文化」と「社会」に深く根付いた然るべき理由がありました。

    別に自己主張が苦手でも、やたらめったら自己嫌悪する必要はないというわけですね。

    読み終えてから改...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月11日

    気が付くとうんうん頷きながら読んでいた。
    「わかりました」と「はい」の使い方については、的確すぎて思わず笑ってしまった。

    どうしてもっと効率よく出来ないのだろう、というような無駄な話し合いには "満足感を与えて一体感を醸し出す" 意味があるらしい。足並みそろえてというわけか。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月03日

    考え方一つで、日本人の曖昧さも悪いことではないと感じる。でも結局、バランス感覚が一番必要なんだろうな…

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    Posted by ブクログ 2012年06月10日

    ついつい自分もいってしまう「すみません」。
    その日本人にある背景を分析してくれる一冊。
    結局は、同一民族で外からの攻撃も少ない島国においては、言葉により相手を理解することや闘うことをあまり必要としない環境に育ってきた。それゆえ、もっとも大事とされているのが「場」「空気」となり、おかしいと思いつつもそ...続きを読む

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