小説作品一覧
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5.0宗正義人 (むねまさ よしと)、23歳。 学生時代の留学経験から、海外でのインフラ整備を志し、大不祥事に揺れる総合商社・藤菱商事に周囲の反対を押し切って入社した。 希望に満ちあふれていたが、配属先は薄暗い地下にある総務部第三課。 しかも地下のフロアには業務用エレベーターでしか行けないという……。 予想外の配属に落ち込む義人だが、実は総務三課は社内の不正を突き止め摘発する、という極秘任務を負った「社内公安」だった! 次のターゲットは何と、大学時代の憧れの先輩である真木和実(まき かずみ)。 彼は、義人が藤菱を志望する理由にもなった尊敬できる人なのだが、どうやら経理部で不正を働いているらしく――!? 素直でひたむきな新入社員×しっかり者で頼れる先輩。 商社バディのお仕事事件簿!
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3.5天才ランナーと小説家志望。人生の分岐路で交差する2人の女子高生の友情物語。 ただ、走っていた。 ただ、書いていた。 君に出会うまでは――。 立ち止まった時間も、言い合った時間も、無力さを感じた時間も。無駄だと感じていたすべての時間を掬い上げる長編小説。 「あなたをモデルに、小説を書いてもいい?」 ケガをきっかけに自分には“走る理由”がないことに気付いた陸上部のエース、定本風香。「物語は人を救う」と信じている小説家志望の明戸類。梅雨明けの司書室で2人は出会った。 付かず離れずの距離感を保ちながら同じ時間を過ごしていくうちに「自分と陸上」「自分と小説」に真剣に向き合うようになっていく風香と類。性格も好きなことも正反対。だけど、君と出会わなければ気付けなかったことがある。 ハッピーでもバッドでもない、でも決して無駄にはできない青春がここに“在る”。
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4.0「王子光(ワンツーコアン)」とは何か。滅びの街の物語 汚穢と奇怪な噂に満ちた街の奇妙な出来事 空から黒い灰が降り、ゴミと糞で溢れ、様々な奇怪な噂が流れる幻の街の出来事を、黒い笑いと圧倒的な文体で描いた世界文学の最前線。 黄泥街は狭く長い一本の通りだ。両側には様々な格好の小さな家がひしめき、黄ばんだ灰色の空からはいつも真っ黒な灰が降っている。灰と泥に覆われた街には人々が捨てたゴミの山がそこらじゅうにあり、店の果物は腐り、動物はやたらに気が狂う。この汚物に塗れ、時間の止まったような混沌の街で、ある男が夢の中で発した「王子光」という言葉が、すべての始まりだった。その正体をめぐって議論百出、様々な噂が流れるなか、ついに「王子光」がやって来ると、街は大雨と洪水に襲われ、奇怪な出来事が頻発する。あらゆるものが腐り、溶解し、崩れていく世界の滅びの物語を、言葉の奔流のような圧倒的な文体で語った、現代中国文学を代表する作家、残雪(ツァンシュエ)の第一長篇にして世界文学の最前線。残雪研究の第一人者でもある訳者の「わからないこと 残雪『黄泥街』試論」を併録。
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3.9めくるめくプレカリアートの世界へようこそ! 活動家・雨宮処凛が、17人の「プレカリアート」な人々を徹底取材。彼らに希望は?? 社会は変わるか? 生きること、働くことの根源を問う、渾身のルポルタージュ! ――俺たちの魂の叫びを聞いてくれ! これは、明日の見えない「プレカリアート」たちの自由と生存のための闘争史だ。月収10万円のフリーター、ロスジェネ世代のニート、「派遣切り」におびえる非正規雇用者、「債務奴隷」さながらの新聞奨学生、高学歴ワーキングプア、「ネットカフェ難民」の日雇い派遣……「雇用崩壊社会」の現実に迫る懇親のルポルタージュ!!
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4.5累計180万部突破の「響け! ユーフォニアム」シリーズ最新作、ついに文庫化! 北宇治高校三年、中川夏紀。私は今日、吹奏楽部を引退した――。傘木希美、鎧塚みぞれ、そして吉川優子。四人で過ごした、最高にいとおしくて、最高に誇らしかったあの日々――。「響け! ユーフォニアム」シリーズの人気キャラ・中川夏紀の視点で、 傘木希美、鎧塚みぞれ、そして吉川優子を見た物語。 エモさ全開の青春エンターテインメント。 待望の文庫化です。単行本の初回特典だった、希美視点の「記憶のイルミネーション」も収録。 ※本書は2021年2月に刊行した単行本 『飛び立つ君の背を見上げる』を文庫化したものです。
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-S商事の営業二課の課長代理をしている上杉は妻子持ちだ。職場の花だった部下の西原順子と時間を過ごすうちに深い仲へと発展していく。 行きつけのパブに立ち寄った上杉は、すぐ近くで部下の女性社員たちが猥談をしている場に出くわしてしまう。「(うしろの穴は)やっぱりナメナメしてあげたほうがいい。タマのほうにかけてそうすると、男性なんかもうー」。あまりのあけすけぶりに呆れる上杉だったが、その中に部下である西原順子がいるのには驚いた。順子は職場の花だったのだ。しかし、二人で話をしてみると猥談は先輩女性社員に無理矢理付き合わされただけで、実際は実家暮らしで両親からの束縛が激しく、会社で拘束され、盛り場へ出るときも同僚と一緒と、毎日息が詰まる生活を送っていた。そして、言葉巧みにホテルに誘うも上杉が妻子持ちであることを理由にセックスは拒む。その代わりに口で上杉の下半身に奉仕する。達者ではなかったものの、一心なその姿が何より刺激的だった。順子もいけないとわかっていながらも上杉に心を奪われていく。上杉が順子の実家まで送っていったある晩、両親の束縛にいよいよ耐えきれなくなった順子は自ら上杉を求め、実家近くの公園のベンチでついに結ばれるのであった。この「夜の暦」はじめ、オフィスを舞台にした珠玉の10作短編集。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1ページ4回、大爆笑の植田ギャグ! ドジと早トチリで爆笑快笑旋風の発生。らくてんパパはギャグ漫画のアイドル。パパは超元気印! 大傑作4コマ漫画の決定版――パパの権威は伊達じゃない。会社じゃキレ者、仕事のオニ!? 家庭じゃ良き父良き夫、ギャンブル場ではアタフタ熱狂サポーター。そうではあるけど、オフィスでもマイホ-ムでもやることなすこと、ドジと早トチリのオンパレード。パパがまきちらす大爆笑。愛すベきパパは、江戸っ子気質の正義漢。らくてんパパは、笑いのアイドル。植田まさしギャグ・ワ-ルドの代表作。
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-芸人・有吉弘行による「365日くらやみカレンダー」が、4冊の「くらやみ格言集」となりました。 本人直筆の「言葉」と、その真意を披歴した「解説」とで構成された本書は、悩み多き我々に必読の書となるでしょう。 酸いも甘いも知った有吉弘行による含蓄ある金言を、ふとした時に拝めば、今日も生きる勇気が湧いてくる。 そして、あなたも気付くはず。人間はかくも愚かで愛おしい、と――。 本書は、Vol.01~04を1冊にまとめた「合冊版」。365もの珠玉の格言が全て読める、700ページ超のボリュームなのにお買い得な逸品です。 「くらやみ」だけに投げかけられる言葉は少々キツめですが、読み進めていくうちに妙に腹落ちしている自分に気が付くはずです。 まとも過ぎる「正論」はびこる世界に疲れたら、ぜひ本書で笑いながら癒されて下さい。 ※他にも「炎の叱咤激励」編(Vol.01)、「地獄のぼやき」編(Vol.02)、「亡者の悲哀」編(Vol.03)、「愛しき愚劣」編(Vol.04)が配信中です。 各巻個別に揃えるか、合冊版でイッキ読みするか、お好みに合わせてお買い求め下さい。 ※本書は、2021年2月刊行の紙書籍の作品『有吉弘行365日くらやみカレンダー』を基に、体裁・構成・書名などを変更して作成しました電子オリジナル版となります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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3.3「変な配達員さんがいるんです……」運送会社・さくら配達に、奇妙な問い合わせが相次いだ。その配達員はインターフォンを三回、ノックを三回、そして「さくら配達です」と三回呼びかけるのだという。まるで嫌がらせのようなその行為を受けた人間に共通するのは、配達の指定時間に荷物を受け取れず、不在票を入れられていたという事実。実害はないが、どうにも気味が悪い……そんな中、時間指定をしておきながら、わざと不在にして配達員に荷物を持ち帰らせるというイタズラを繰り返す男のもとに、不気味な配達員が姿を現し――。不可解な怪異によって日常が歪んでいく、生活浸食系ホラー小説!!
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-「鏡音リン・レン」の生誕14周年を記念して行われた、「Happy 14th Birthday マンガ・小説コンテスト」の受賞作をまとめた珠玉のアンソロジーノベルズ!
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4.0「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しい。 日本エンターテインメントの最前線&最高峰! 日本を代表する4人の直木賞作家と、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが奇跡のコラボレーション! 小説、音楽、映像など、さまざまなジャンルで作品を展開しながら物語世界をつくりあげていく、壮大なプロジェクトが始まりました。 小説のテーマは、「はじめて〇〇したときに読む物語」。 この書籍『はじめての』には以下の4作品が収録されており、これらの小説を原作としたYOASOBIの楽曲が、2022年中に順次配信リリースされます。(第一弾は、「私だけの所有者」を原作とした楽曲「ミスター」) 「『私だけの所有者』ーーはじめて人を好きになったときに読む物語」(島本理生) 「『ユーレイ』ーーはじめて家出したときに読む物語」(辻村深月) 「『色違いのトランプ』ーーはじめて容疑者になったときに読む物語」(宮部みゆき) 「『ヒカリノタネ』ーーはじめて告白したときに読む物語」(森絵都) ※文字をやや大きくし、漢字にはルビを多めにふっています。 それぞれの作家のファンはもちろん、全ての世代の方々に楽しんで頂ける、「はじめての」読書にもお勧めしたい小説集になりました。 ■YOASOBIからのメッセージ 4作品全て本当に面白くて、読み終えた時、全作品、計4回「めちゃくちゃ面白かった!」と声に出し、原稿の前で拍手をしました。「はじめての」という一つのテーマから生まれた4つの色とりどりな物語が、それぞれ違うゴールへと向かう様に心が震えました。 (YOASOBI composer Ayase) はじめて読んだ物語なのに、私の奥底に眠っている記憶が呼び起こされるような体験でした。 4つの物語、4つの世界と出会って生まれたこの感動を、まっすぐに歌に乗せられたらと思います。 (YOASOBI vocal ikura) ■作家からのメッセージ 初めての挑戦をたくさん詰め込んだら、むしろ自分の原点とも言うべき、好きな人との物語になりました。恋よりも強い絆で結ばれた「私だけの所有者」にこの短編で出会ってください。 (島本理生) 人は誰でも、その出会いの前と後で人生が変わってしまうような一生モノの出会いの経験があると思います。その一夜を通じて、前の自分にはもう戻れなくなるような、そんなはじめての家出を書きました。この小説もまた、読む前と読んだ後で誰かの何かが変わると信じて、送り出します。 (辻村深月) いつも物語をつくる時は、そのイメージに合った音楽を探すようにしています。ぴったりな音楽が見つかれば、その音楽が私を正しい方向に導いてくれるからです。今回はまず物語が先にあり、そこから音楽が誕生するという企画で、私にはまったく新しい経験に、胸が高鳴っています。 (宮部みゆき) 「はじめての」というお題をいただき、私もはじめての設定にトライしてみました。時空を超える片思い――この物語が、読者の皆さんの過去に灯る大事な瞬間とつながってくれますように。 (森 絵都)
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-本書はエミール・ゾラが一八六七年から一八六八年にかけて世に問うた長編小説『マルセイユの秘密』の全訳である。厳密に言えば、本書は初版から十七年以上経て再刊された一八八四年の再版である。この頃のゾラはルーゴン・マッカール叢書を次々に世に出して、自然主義文学の代表作家として世界的に有名になっていた全盛期にあった。百五十年以上前に書かれた弱冠二十七歳の駆け出しの作家の小説とは思えない極めて現代的なシリアスな内容である。貴族と平民の身分違い結婚をめぐるトラブルに端を発し、婚資と未成年の後見人制度、高利貸から不動産取引詐欺、ギャンブル依存症、公証人の詐欺、宗教者の欺瞞まであばいている。さらに歴史的事件としてバリケード闘争とコレラ・パンデミックを背景にしている。まるで現代の日本の深刻な社会問題を予見しているかと思われるほどの若きゾラの筆力と構想力には舌を捲く。『マルセイユの秘密』は、今こそエミール・ゾラの文学作品の中で正当な地位を占めるべきである。
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-本書で取りあげるのはナラティブの方法、つまりプロットを物語としてうまく語る技術である。作者は目的にかなった視点と焦点を慎重に選び、読者や観衆を物語の世界にひきこむ必要がある。たとえば、語り手は読者との距離をどうとるべきか、語り手を一人称にするか、あるいは二人称、三人称にするのかの選択の条件は何か、ナラティブ・モードとは何か、など創作はもちろん物語の読解にも役に立つ情報が満載されている。
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4.2小説を音楽にするユニットとして、「夜に駆ける」を筆頭に2020年一番の話題となったYOASOBI。2021年1月6日に待望の1stEPが発売。そこに収録された新曲「ハルカ」の原作小説をビジュアル小説化! 著者は放送作家・脚本家としてもお馴染みの鈴木おさむ。鈴木おさむが紡いだ感動ストーリーに、「えっびっ」などのスタンプで超人気クリエーターとなり、「ハルカ」のMVも担当した伊豆見香苗が描き下ろしたイラストで新たな息吹を吹き込む。 YOASOBI「ハルカ」の別視点で繰り広げられるマグカップと遥の物語。 monogatary.comにて発表された「月王子」を大幅加筆し、新たなエピソードが加わり、さらなる感動を呼ぶ。 ~あらすじ~ 「あの日、雑貨屋で僕を拾ってくれてありがとう。 遥の幸せが僕の幸せだから」 『星の王子さま』を真似た「月の王子さま」のイラストが描かれたマグカップは、雑貨屋の片隅でずっと売れ残っていた。しかし、遥は「おもしろい」と買っていく。その日から、月の王子さまマグカップと遥の時間が動き出した。 初恋、受験、失恋、そして結婚出産。長い時間を重ね、育まれていくマグカップの愛。遥もどんどん愛着が湧いていくが……。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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5.0公爵令嬢アイリーンはブチ切れた! 10年もの間、婚約者として尽くしてきたのに、王子パーカーが交換留学に連れて行ったのは、まさかの浮気相手だったのだ! もうこうなったらアレしかない! アイリーンは満月の夜に家を飛び出し、隠された魔法陣の前に立つと、怒りにまかせて悪魔を召喚してしまう。現れたのは、この世のものとは思えないほど美しい悪魔ーー。「何を望む?」と尋ねられ、悪魔が聞いてくれるのをいいことに、10年分の愚痴をぶちまけた彼女は、すっきり冷静になって、はたと気づいた。「もしかして、これって悪魔を呼び出すほどのことではなかったのでは?」「ま、まずいですわ! 魂を取られてしまいますわ!」一方、呼び出された悪魔も困っていてーー。 勢いで悪魔を召喚してしまった残念令嬢と気まぐれに呼び出されたイケメン悪魔が貴族の陰謀に巻き込まれながらも、なんだかんだで仲良くなっていく異世界恋愛(ちょっとざまあアリ)ファンタジー!
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3.8シリーズ累計100万部突破 『このミステリーがすごい!』大賞受賞作&連続ドラマ化 『元彼の遺言状』のヒロイン再び 法律相談から殺人事件まで――弁護士・剣持麗子は 今夜も徹夜で街の事件の謎を解く! (あらすじ) 亡くなった町弁のクライアントを引き継ぐことになってしまった剣持麗子。都内の大手法律事務所で忙しく働くかたわら、業務の合間に一般民事の相談にも乗る羽目になり……。本名も住所も明かさず「武田信玄」と名乗る男に犯罪現場に呼び出されたり、認知症を患っているらしいおばあさんを家まで送ったら首つり死体を発見したり、深夜に次々と舞い込む難題を麗子は朝までに解決できるのか!? (著者プロフィール) 新川帆立 1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。他の著書に『倒産続きの彼女』(以上、宝島社)、『競争の番人』(講談社)、『先祖探偵』(角川春樹事務所)、『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』(集英社)など。
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3.8
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3.9女子太医学校を卒業した19歳の新人医官・李翠珠(り・すいしゅ)は、市井の医療院で研修をスタートした。 いずれは地元・南洲に帰り、実家の医院を継ぐつもりだ。 いまだ、世の風潮は女性が職業を持つことへの根強い反発がある。そのため、患者に見下されるなど嫌な思いをすることも少なくなかった。 だが、師匠であるベテラン医官・拓中士は評判の人格者で、翠珠はやりがいに満ち溢れながら仕事をしていた。 ある日翠珠は、懇意にしている薬店に、御史台(監察官)の捜査が入った現場に遭遇する。 調査にやって来た若き官吏・鄭夕宵(てい・ゆうしょう)曰く、数か月前に流産した皇帝の寵妃・河嬪(かひん)の殿舎から堕胎薬が見つかり、薬を盛られて流産した可能性が持ち上がったらしい。 そんな折、第一妃・呂貴妃(ろきひ)が後宮の外部の薬店と取引をしていたことが判明し、彼女に嫌疑がかかっているのだという。 重要参考人としてあわや捕縛されかけた店主を、翠珠は医学的知識を根拠に救う。 その数日後、とつぜん翠珠に後宮への配属替えが命ぜられる! 指導官の先輩女医・晏紫霞(あん・しか)は、花も零れる絶世の美女だった。医術の腕も相当なものらしい。 突如配置換えさせられた理由も不明だし、市井の医院で働きたかった翠珠はがっかりするが、 夕宵や紫霞と関わるうちに、彼らの内面を知り、よき関係を築いていく。 しかし今度は、呂貴妃が体調を崩し、その原因を探ることになった翠珠は、後宮のいざこざに巻き込まれていき――。 後宮にはびこる病を、怜悧でキュートな新米医官が解き癒す。 ページをめくる手がとまらない! 面白さ100%の中華警察医療ミステリ、開幕!
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3.4会員制読書倶楽部、Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)されたショートショート集。 書き出しの1行「黒猫を飼い始めた。」は、全員共通。2行目からはそれぞれの作家が自由に想像を膨らませ、生み出された26編。 「妻の黒猫」 潮谷 験 「灰中さんは黙っていてくれる」 紙城境介 「イメチェン」 結城真一郎 「Buried with my CAAAAAT.」 斜線堂有紀 「天使と悪魔のチマ」 辻 真先 「レモンの目」 一穂ミチ 「メールが届いたとき私は」 宮西真冬 「メイにまっしぐら」 柾木政宗 「ミミのお食事」 真下みこと 「神の両側で猫を飼う」 似鳥 鶏 「黒猫の暗号」 周木 律 「スフィンクスの謎かけ」 犬飼ねこそぎ 「飽くまで」 青崎有吾 「猫飼人」 小野寺史宜 「晦日の月猫」 高田崇史 「ヒトに関するいくつかの考察」 紺野天龍 「そして黒猫を見つけた」 杉山 幌 「ササミ」 原田ひ香 「キーワードは黒猫」 森川智喜 「冷たい牢獄より」 河村拓哉 「アリサ先輩」 秋竹サラダ 「登美子の足音」 矢部 嵩 「会社に行きたくない田中さん」 朱野帰子 「ゲラが来た」 方丈貴恵 「独り暮らしの母」 三津田信三 「黒猫はなにを見たか」 円居 挽
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3.9「心がえぐられすぎてつらい」 第二十八回山本周五郎賞&第三回高校生直木賞を受賞! 友情とは何かを描いた問題作。 商社で働く志村栄利子は愛読していた主婦ブロガーの丸尾翔子と出会い意気投合。 だが他人との距離感をうまくつかめない彼女をやがて翔子は拒否。 執着する栄利子は悩みを相談した同僚の男と寝たことが婚約者の派遣女子・高杉真織にばれ、とんでもない約束をさせられてしまう。 一方、翔子も実家に問題を抱え――。 「本作『ナイルパーチの女子会』は、柚木麻子さんがデビュー以来追い求めてきた主題の一つの到達点であり、その後の柚木さんが展開する文学への結節点でもある。」(重松清「解説」より)
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4.4第二次大戦下のロンドン。テムズ川で、鍵のかかったカメオ付きのブレスレットをつけた女性の遺体が発見された。金庫破りのエリーは、軍情報部のラムゼイ少佐の依頼でその鍵を解錠する。カメオから見つかったものと女性が毒殺されていたことから、彼女はスパイ活動にかかわっていたと判明。エリーは少佐に協力し、殺人事件の謎と、死んだ女性の背後にいると思しきドイツのスパイを探りだすことに。手がかりは、女性が隠し持っていた宝石と、小さな時計の巻き鍵だけ――。凄腕の金庫破りと堅物の青年少佐、正反対のふたりを描く人気シリーズ第2弾!/解説=大矢博子
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4.0天才的な腕前を誇るナイフ投げ師が、私たちの町にやってきた! 彼の名はヘンシュ。それまでいかなるナイフ投げ師も越えなかった一線を越えたことで、その名声を築き上げたのだ。公演の日、噂に聞いたヘンシュの投げ技は、徐々に趣向をエスカレートさせ……(表題作)。夜、私たちの町では、少女たちの秘密結社が妖しい儀式を開くという。風聞や関係者の証言によっても、結社の真の姿は判然とせず……(「夜の姉妹団」)。自動人形、空飛ぶ絨毯、地下世界――精密な文章により現実から飛翔するミルハウザーの魔法のごとき十二篇を、名手の翻訳で贈る。/【目次】ナイフ投げ師/ある訪問/夜の姉妹団/出口/空飛ぶ絨毯/新自動人形劇場/月の光/協会の夢/気球飛行、一八七〇年/パラダイス・パーク/カスパー・ハウザーは語る/私たちの町の地下室の下/訳者あとがき/創元文芸文庫版訳者あとがき/解説=藤野可織
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4.3鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋 「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性だ。だが、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは栞子と奇妙な客人が織りなす、“古書と秘密”の物語である。
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4.5詐欺師、ラウンジ嬢、暴力団、トー横キッズ。Z李氏が2023年3月に刊行した小説「飛鳥クリニックは今日も雨」は、こうした”歌舞伎町の住人たち”が登場する長編小説。上巻、中巻、下巻の三部作として書き下ろされ、累計5万部のベストセラーとなった。 2年の時を経て、このたび同作を上巻・下巻の2冊に再編集し、文庫として発売。 上巻には、Z李氏が「リハビリ所」と称する某施設で手書きで執筆した書下ろしの短編小説を収録している。
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3.8「リフレッシュ休暇をもらったが、もはや私にはリフレッシュする気力自体が残っていなかったのだった。」 入社希望の学生のSNSチェックに疲れ果てた会社員。代々続く母と娘の台所戦争。遅れても許せてしまうことが美点のロバによる配送サービス……。膨大な情報の摂取と判断に疲れてしまった現代人の生活に寄り添うやさしさと、明日を生きるための元気をくれるユーモア満載! 味気ない日々をゆるゆると肯定し、現代人の張りつめた心をゆるめる短編集。 「もう何もしたくないという切実な本音に寄り添ってくれる稀有な小説」――金原ひとみ 本屋大賞2位『水車小屋のネネ』、Xで何度もバズった芥川賞受賞作『ポトスライムの舟』など、 書店&SNSで話題を集める著者による、「脱力系」日常譚の真骨頂!
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-時は17世紀のパリ。ルイ13世の治世。花の都で一旗あげようと希望に燃え、意気揚々と上京してきた青年剣士ダルタニャン。3人の銃士、アトス、ポルトス、アラミスにひょんな行き違いから決闘を申し込まれるが……。固い友情で結ばれた4人の男が、悪玉リシュリユー枢機卿らの企みに挑む! あわや身の破滅かと思われた王妃の危機、謎の妖女ミラディーの陰謀――。フランスとイギリスをまたにかけ、ダルタニャンと三銃士が縦横無尽に駆け巡る! 恋と冒険に彩られた、生き生きと躍動する義侠心に満ちた男たちの物語! 読み継がれるのには訳がある。本当に面白い冒険物語が合本版で登場!
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3.7この本にはどんな表紙が似合うだろう? イラスト? 写真? それともロゴだけ? 紙の種類は、帯の有無は、中身の文字組みはどうしよう? こうして試行錯誤を繰り返して、時には編集や作家と熾烈に火花を散らせながらも、その本だけのぴったりなデザイン“本の表情”を生み出すのが『装幀家』の役割だ。それを信条に出版社の装幀室で働く本河わらべは、その男の言葉が信じられなかった。巻島宗也。手がけた本がことごとく売れる気鋭の装幀家。「本の内容には目を通さない主義だ。中身を読もうが読むまいが、売り上げが変わるとでも思っているのか?」
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4.7恋人に貢ぐために、義理の母から保険金殺人の標的にされている高校生・灰村瑞貴。 父親の身勝手な愛情により虐待され、殺される瞬間をただ待つだけの少女・逢崎愛世。 歪んだ愛に苦しむ彼らが見つけたのは、連続殺人の予定が記された絵日記だった。 共犯関係になった二人は、絵日記を利用して殺人鬼に親たちを殺させる計画を立てる。 しかし、愛を憎んでいた瑞貴は、愛世に対して生まれたある感情に気づいてしまい――。 彼らが選択する結末とは? 真実の愛を問う衝撃の青春小説。
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4.1シリーズ累計10万部突破!猫にも、忘れたくない誰かがいる。大ヒット!ハートフル猫物語、最新刊 通い猫生活を相変わらず満喫しているアルフィー。ある日、海の向こう“日本”から新しい住人が町に越してきた! その家には珍しい毛並みの猫もいるようで、はじめての異国の友だちにアルフィーはわくわくが止まらない。でも猫はいっこうに家から出てこず、一家も何やら問題を抱えていそうな様子。それにアルフィーには最近、どうにも気がかりなことがあって……。ハートフル猫物語、涙の第5弾。
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3.7新入社員の松尾は忘れ物で戻った夜の会社で、先輩社員の康子がパワハラ上司の不正証拠を探す場面に遭遇。そのまま巻き込まれる形で、片棒を担がされることになる。翌日、中野の劇場では松尾たちの会社がプロモーションする人気演出家の舞台が始まろうとしていた。その周辺では息子の嘘に悩むシングルマザーやチケットを手に劇場で同級生を待つ青年、開幕直前に届いた脅迫状など、それぞれ全く無関係の事件が同時多発的に起きていたが、松尾と康子の行動によってそれらは少しずつ繋がっていく、そして……。バラバラのピースが予測不能のラストを象る。いま、最も注目される作家芦沢央の驚愕・痛快ミステリ!
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3.7作家デビュー50周年記念刊行、文庫オリジナル長篇! この小説は、「ぼく」ことジェイミーの回想記であり、そしてこれはホラーストーリーだ。 そう、だってぼくには死者が見える――。 「死人の霊が見える」という、古典的とさえ言える設定。 それがキング流に調理されると、他の何者とも違うユニークな物語が立ち上がる。 ジェイミー少年は、ものごころついた頃から死者が見えていた。死者の世界にはいくつかの決まりがあるようだった。 死者は死ぬとすぐ、死を迎えた場所の近くに、死んだときの姿で現れる。 長くても数日で、だんだん薄れていって消える。 普通の生者にはぼんやり存在が感知される程度だが、ジェイミーだけは会話を交わせる。 そして、死者は嘘をつけない。 文芸エージェントの母。若年性認知症を発症した伯父。 母の親友のタフな女性刑事。同じアパートの引退した名誉教授。 母のクライアントの売れっ子作家。警察をあざ笑う連続爆弾魔……。 ジェイミーはその能力ゆえに周囲の人々の思惑にたびたび振り回され、奇妙な目にあいながら、どうにか成長していく。 しかしある事件をきっかけに、いよいよ奇怪な事象が彼本人の身に降りかかってくるのだった――。 少年の成長物語を書かせれば天下一品、そして言わずもがなのホラーの帝王が、両者を組み合わせた「青春ホラーストーリー」。これが面白くないはずがない。 最後の最後まで驚きを仕込んできて読者を油断させてくれず、自身の代表作のある「ネタ」をからめてくるファンサービスも怠りなし。 どこを切ってもキングという円熟の筆で心おきなく楽しませてくれる、記念刊行にふさわしい逸品!
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4.3誰にも生まれてきた意味がある。 どら焼き店の軒先から始まる、限りなく優しい魂の物語 線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。 千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、バイトの求人をみてやってきたのは70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。 徳江のつくる「あん」の旨さに舌をまく千太郎は、彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが……。 偏見のなかに人生を閉じ込められた徳江、生きる気力を失いかけていた千太郎、ふたりはそれぞれに新しい人生に向かって歩き始める――。 生命の不思議な美しさに息をのむラストシーン、いつまでも胸を去らない魂の物語。
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3.6山奥の廃村を舞台にした低予算ホラー映画「ファウンド・フッテージ」を観た映画ブロガーのMOJIは、画面の隅に説明のつかない“何か”を見つける。やがて“それ”は他の映画にも現れ、関係者が次々と不可解な死を遂げていく。「観たら死ぬ」という噂に怯えた仲間を追って、MOJIは映画のロケ地となった“消えた村”へ向かう。誰もいないはずの村で、待っていたものとは――。 皆様、どうか本作は自己責任にてお読みいただきますようお願いいたします。
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4.0アメリカ南部の高級住宅街に住むパトリシア。彼女の忙しい毎日の息抜きは、主婦仲間との連続殺人ノンフィクションの読書会だ。だがある晩、近所の嫌味な老婦人が血まみれでアライグマの死骸をむさぼっているのに遭遇し――不安と興奮に満ちた傑作吸血鬼ホラー
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3.8シリーズ累計100万部突破! 『このミステリーがすごい』大賞受賞作&連ドラ化『元彼の遺言状』続編 彼女が転職するたび、企業は必ず倒産する!? 「まさに新しい書き手の登場と言えるだろう」――篠田節子(作家) ※本書は、2021年刊行の単行本を文庫化したものです。 (あらすじ) 倒産の危機に瀕する老舗のアパレル会社・ゴーラム商会を救うため、 弁護士の美馬玉子は先輩の剣持麗子とともに「会社を倒産に導く女」と噂される経理課の女性の身辺調査を行うことになった。 ブランド品に身を包み、身の丈に合わない生活をしている彼女は、会社の金を横領しているのではないか。 ところが調査を進 めるさなか、ゴーラム商会の「首切り部屋」と呼ばれる小部屋で本物の死体が発見され……。 【著者について】 新川帆立 1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。 東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。 他の著書に『剣持麗子のワ ンナイト推理』(以上宝島社)、『競争の番人』(講談社)、『先祖探偵』(角川春樹事務所)などがある。
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3.9第19回『このミステリーがすごい! 』大賞 大賞受賞作 「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」――奇妙な遺言状をめぐる遺産相続ミステリー! シリーズ累計48万部突破! テレビ・新聞・雑誌・WEBニュースほか各メディアで話題 (あらすじ) 「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」。元彼の森川栄治が残した奇妙な遺言状に導かれ、弁護士の剣持麗子は「犯人選考会」に代理人として参加することになった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を勝ち取るべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。ところが、件の遺書が保管されていた金庫が盗まれ、さらには栄治の顧問弁護士が何者かによって殺害され……。
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3.7ひとりでも寂しくない。 私はもっと、強くなれる――。 「あなたのご先祖様を調査いたします」 風子は、母と生き別れてから20年以上、 野良猫のように暮らしてきた。 東京は谷中銀座の路地裏で、探偵事務所を ひらいている。 「曾祖父を探してください」「先祖の霊のたたりか もしれないので、調べて」など 様々な、先祖の調査依頼が舞い込む。 宮崎、岩手、沖縄…… 調査に赴いた旅先で美味しい料理を楽しみながら、 マイペースで仕事をしている風子。 いつか、自らの母を探したいと思いながら―― 大人気作家による「探偵小説」の傑作が、ここに誕生。待望の文庫化。
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3.8失敗続きの就職浪人生・島本笑美。 原因は分かっている。彼女は物心ついた時から生きている人間とそうでないものの区別がつかないのだ。 街に溢れ返った異形のモノたちは、自分の姿が見えていると分かるや否や、笑美に纏わり付いてくる……。 ある日、ダメ元で受けた大手食品会社「モリヤ食品」の面接で、笑美はヤンと名乗る青年社長と出会う。 出会ったその瞬間から、何故か自分に惚れ込んでいるヤンに心奪われ、笑美はそのままモリヤに就職することを決める。 しかし「研修」という名のもと、ヤンに伴われて笑美が見たのは、「ケエエェェェエコオオォォオオ」と奇声をあげながら這い回る人々だった――。 一方、笑美の様子を心配した兄・陽太は、心霊案件を専門とする佐々木事務所へ相談に訪れ……。 ページを開いた瞬間、あなたももう「取り込まれて」いる。 カクヨム発の「ほねがらみ」がTwitterでバズり大反響! ネット民を恐怖の底に叩き落とした驚異の新人作家が放つ、民俗学カルトホラー!
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-「愛しているよ。どんな犠牲を払っても、君だけは幸福にしてあげる」 幼い頃に母と死に別れた大学生の未砂(みさ)は、ずっと不幸続きの人生を送ってきた。 だが自分の不幸に打ちひしがれず、ひたむきに前を向いて生きてきた。 そんなある日、未砂はバイト帰りに夜の雨に打たれている、美しい男性を見かける。 思わず傘を差し伸べた未砂に、藤色の瞳を持つその青年――宝条亜樹(ほうじょう あき)は突然結婚を申し込んでくる。 亜樹は、この国の経済に大きな影響力を持つ宝条家の現当主で、未砂の不幸は、千年前にこの町・藤庭を作り治め、愛する女性に殺され祟り神となった〈藤の君〉によるものだと告げる。 彼の怨念によって、裏切った女性の血を引く未砂の一族の女は代々不幸な人生を送り、それは藤の君の末裔である宝条家の当主と結婚し、怨霊を鎮めることで一時的に解消されるという。 そして逆に、藤庭の町と宝条家は、藤の君を祀り、鎮めることで繁栄してきたと知る。 未砂は、冬至の日に行われる婚礼の儀式で、無事藤の君を鎮めるまで、という期間限定で亜樹と契約結婚することに。 だが亜樹は、未砂のことを以前から知っているようで、 「本当は神様のことなんてどうでも良い。君のことが好きだから、君を花嫁として迎えたかった」 と甘く囁いてくるが、どこか一線を引いた距離感のまま。 未砂は忘れてしまった2人の思い出を探り、彼の境遇を知る中で、きちんと向き合いたいと思い始めるが、亜樹は心にある決意を秘めていて……?
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4.0インドという未知の世界を旅する。 「インド! 絶対いっしょに行く」と宣言した姉の横で、 「わたしは行かない」とあっさりと答えた三葉。 父が赴任するというインドに、全く興味が無かった三葉だが、偶然知ったある人のインドの小説に夢中になり、気持ちはどんどんインドの魅力に引き込まれていく。 小説の中の主人公は語る。 都会から都会へ、飛行機でヒューンと飛んでいって、適当に観光をして、お土産を買って「ああ、楽しかった」と、自己満足をして戻ってくる。そんな旅ではない旅がしたかった。まさに地をはうような、手探りの旅。そういう旅からしか見えてこない、インドを見たかった。手探りで何かを、この手でつかみたかった――。 どんな冒険が始まるのだろうか? 三葉の心の中でも化学変化が起こりだした。
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-学校の怪談より怖い! 今も昔も、学校で、誰かが泣いている。 「先生」の衣をまとった怪物、「教育」の名を借りた差別、給食、プール、たてぶえ、あの因習が許されてしまった時代……。ほがらかな教室に、突如現れる不条理世界。なぜ? みんな忘れてしまったの? 生徒に「せっしょうすぎること」を強いる市立小学校の女性教師。「私、ぜったい許さへん」。少女たちが企てた復讐とは……。(「プールがいや」) 同級生の死を知らされた私は、いてもたってもいられず新幹線に飛び乗った。中学時代の先生に、抗議するために。(「数学のこわい先生」) チアフルでブライトな学年一の人気先生――彼女はなぜ豹変したのか。その深層心理を探る。(「ランドセルを持った女」) LINEトークで話した同級生は、かつてはもの静かで百合の花のようだったのだが……。(「うつろい」) 学校の怪談より怖い! 吐き気がするほど“ピュア”に描く、昭和・平成・令和の翳り。
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