紗央里ちゃんの家

紗央里ちゃんの家

594円 (税込)

2pt

祖母が風邪で死んだと知らされた小学5年生の僕。叔母夫婦の家からは従姉の紗央里ちゃんの姿も消え、叔母たちの様子はどこかおかしい。僕はこっそり家中を探し始める。第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞。

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紗央里ちゃんの家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    死体の部分部分を家中あらゆる隙間から見つけてた僕がそのときは恐怖よりも高揚が勝っていたくらいなのに、夜ホラー映画観て怖がっているところが面白かった。象徴的な場面だなと思った。そこにあるものの気配は微塵も感じないのに、ずっと不在はなずの紗央里ちゃんの実在感。不在の紗央里ちゃんのことを読者にずっと考えさ

    0
    2017年09月07日

    Posted by ブクログ

    表紙は福満の文庫で。

    ホラーは好きで好んで読むが、これは「薄いな。すぐ読めそう」という理由だけで手を出した。結果、新しい扉を開くことになった。

    他のどの作家とも違う、古典にもネットにも寄っていない。あえて…あえて本当にあえるなら筒井か? でもそれも違う。

    謎解きもない。小学5年生の男の子が死体

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ


    作中で、異常でないものを探すことが難しい。
    にも関わらず、まるでどこかに整合性が残っている様な、秘密が隠されている様なきれぎれな状態で話は進行し、読者は何一つ縋るよすがが無いまま作品に突き放される。メタファーや何かの意図はどうやらありそうなのだが、恐怖ではなくこの作品全体を取り巻く生理的な嫌悪感が

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

     小学生の主人公が父と共に親戚の家を訪れ、亡くなったお祖母ちゃんの詳細や従姉の紗央里ちゃんの不在などを訝しむうちに、洗面所で謎の指の欠片を見つけてしまうという、登場人物全員が異常かつ狂った文体で淡々と語られる物語が不気味だった。ラストは…

    0
    2024年11月18日

    Posted by ブクログ

    小説が映画や漫画と違ってすごいところは、そこに人がいると書けば人がいることになり、地の文に主観ぽいことを書けばそれは登場人物の思考になり、カギカッコをつければ話したことになり、そしてある程度の制約はあるもののそれが現実のものとして認められるためのハードルが限りなく低いところで、この小説はそういった小

    0
    2023年05月05日

    Posted by ブクログ

    やべぇこれは。ホラーゲームをやってて、それをyoutubeで実況してるのを見てるような、微妙に他人事のような。そういう、なぜか分からないけど、でも自分は絶対に大丈夫っていう奇妙な安心感があるけど、でも怖いもんは怖い、ていうか気持ち悪い。稲川淳二も、怖いなー、嫌だなーって言わずにはいられない。不快だ。

    0
    2016年05月24日

    Posted by ブクログ

    こういう不条理ホラー好きだ。
    キュートな乙一って感じ。

    従姉妹の家に父親と遊びに行った少年が次々と紗央里ちゃんか祖母かわからない「かけら」を探して集める。

    2泊3日、出てくる御飯はすべてカップやきそば。

    登場人物全員いい感じに外れてました。

    0
    2011年11月16日

    Posted by ブクログ

    後味の悪さ的な意味で★4つです。
    内容自体は正直★1つとか1・5個くらいじゃないだろうか。
    ふとホラー読みたくなって本屋をうろつき手頃な値段とページ数だったので購入。
    すぐ読み終わりましたがページを捲る度にドキドキとかワクワクなんてもんはなくてただ、だんだんとダメな方向にしか向かっていかない感じ。

    0
    2011年05月24日

    Posted by ブクログ

    いとこのさおりちゃんの家に行って、
    いつもと違う叔父さん叔母さんとおじいちゃん

    見つけなくていいものを見つけてしまい
    止めればいいのにやめない
    結局主人公も周りも狂ってる

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    ひたすら気持ち悪い小説なんだけど、なぜか読む手は止まらない。
    視覚的なグロさもさることながら、会話がかなり気持ち悪くて恐怖をより助長させていた。
    面白くないわけじゃないけど、まぁ人には勧められないし、また読み返したいとも思わない。

    0
    2025年04月10日

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