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卒業式会場に向かっていた中3の羊歯子は――暗い部屋で目覚めた。隣に続くドアには貼り紙が。“下記の通り卒業試験を実施する。ドアの開けられた部屋の数をnとし死んだ卒業生の人数をmとする時、n-m=1とせよ”。ドアを開けると同じく寝ていた中3女子は無限に目覚め、中3女子は無限に増えてゆく……。
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Posted by ブクログ
究極のクローズドサークル。 箱庭での少女たちのトライアンドエラーが淡々と描かれている。これはきっと思考実験なんだと思い込もうとする心が、少女達の個性や感情に触れる度悲鳴をあげる。 読んでから数年経っているけど、ずっと忘れられない。唯一無二の物語。
圧倒的傑作です。物語の大筋すら知らない状態で楽しむことを勧めます。感想を漁っている暇があったらさっさと買って読みましょう。
卒業式会場へ続く通路を歩いていた少女は、ふと暗い石造りの部屋で目覚める。この部屋には二つの扉があり、片方にしかドアノブがない。ドアには以下のような文面の張り紙がある。「ドアの開けられた部屋の数をnとし死んだ卒業生の人数をmとする時、n‐m=1とせよ」。扉を開けると次の部屋にも少女がおり、張り紙があり...続きを読む、また次の部屋にも少女がいる。 このシンプルな条件から、どんな物語を想像するだろう。この物語は、おそらくその想像の通りには全くならない。 異常な世界に突如放り込まれた少女たちの思考と行動はリアル。羅列された「生命行動」はデスゲーム系への否定的命題を投げかけるし、それは「物語」というもの自体に対してまで波及する。 クローズサークル化での卒業試験は、世界のルールであり、この物語の上ではそれ以上の何も表していない。だからこそラストの展開はどこか理不尽な世界への一つの答のような気がしてくる。 この理不尽で広大な密室は、我々が住む世界と本質的にどれほど違うのだろうか。そんなことを想う。
卒業試験を実施する。ドアの開けられた部屋の数をnとし死んだ卒業生の数をmとする時、n−m=1とせよ 2部構成で主役は中学生3年女学生 こりゃあすんごい物語。えっ、メフィスト賞でないのこれ?みたいな感覚(そもそもホラー大賞出身) 上の導入から思いつく話は中頃から完全否定される この本に書かれているの...続きを読むは 中3女学生 石に囲まれた四角形の部屋と鉄のドア のアイテムだけで考えられるパターンの全てをひたすらに語る人類史 いやはや感服。たった248ページと思えないほど凄まじいパワーだった ノリは「クリムゾンの迷宮」「ギャルナフカの迷宮」なんだけれど「シュタインズ・ゲート」やハルヒ「エンドレスエイト」が到達しなかった領域まで飛んでしまった というかそもそもこんな物語なかなかないのでそれだけで評価出来る作品じゃないかなと思う 面白いとか面白くないとかこうすれば良いのではとかそういう感想も取り込む物語なのでもはや何も言えない。うーん、すごかった (この文庫版の表紙絵、胸に花はつけるべきだったとだけ)
奇譚。 女学生の物語かと思いきや予想外のストーリーになってどんどん展開が増えていく。 白い四角い部屋を見たらこれを思い出すだろうね
なんだこれ…と読み始めて最後まで「なんだこれ…」だった。その発想はなかった。面白いとも表現がいいともちょっと違う、変な本。
卒業式を迎える筈の中学3年生の女子達が理不尽な卒業試験に強制参加させられるデスゲーム系のホラーと思いきや、当初予想していたものからかけ離れた物語の展開は難解ながらも引き込まれるものだった。「これも奇書に当てはまるのではないか?」という不気味さもあった。
どこかでおすすめされてたので。タイトルや表紙や百合だって言葉に惑わされずに読んで良かった。タイトルはあっという間に終わる、呆気なさや戸惑いは補遺で満たされる。
読み始めてすぐに「魔女の子供はやってこない」の人か!と気づき座り直して読みました。 果たしてAIにこれが書けるかな。この人がいる限り創作は死なないなって思う。 三大奇書に並ぶのではないか、と褒め倒しそうになる一方で、子供には絶対読ませたくない胸糞本なので、星の数が難しいです。 後、著者がこの人だって...続きを読むわかってたらきっと読んでない。鬱になりそう。
脱出できるのは一人だけ。 デスゲームであり、シチュエーションノベルであり、文明勃興記であり、青春小説であり、実験小説であり…百合でもあるのか。 無限に増殖する少女。殺すか殺されるか死ぬか生きるか。不条理を超えた先にある感慨。ともかくとんでもない作品。
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矢部嵩
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