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魔女の館の殺人
この謎から、脱出せよ。 山奥の洋館で始まった 〈脱出ゲーム〉という名の怪奇殺人―― 理系×文系の大学生コンビが挑む リアル謎解きミステリー! 進藤理人は理学部に通う大学二年生。ルームメイトの柏木詩文とは、性格こそ正反対ながら「謎解き」という共通の趣味があり馬が合う。ある日二人は山奥の洋館で催される脱出ゲームに参加することに。だがその最中、何者かの焼死体が館内で見つかった。戦慄のなか、やがて次の犠牲者が……。館を出られる条件は唯ひとつ、九つの謎を解くこと――「殺人(マーダー)」×「謎解き(リドル)」の読者参加型ミステリー! 解説:若林 踏 -
まほり
大学院で社会学研究科を目指して研究を続けている大学四年生の勝山裕。卒研グループの飲み会に誘われた彼は、その際に出た都市伝説に興味をひかれる。上州の村では、二重丸が書かれた紙がいたるところに貼られているというのだ。この蛇の目紋は何を意味するのか? ちょうどその村と出身地が近かった裕は、夏休みの帰郷のついでに調査を始めた。偶然、図書館で司書のバイトをしていた昔なじみの飯山香織と出会い、ともにフィールドワークを始めるが、調査の過程で出会った少年から不穏な噂を聞く。その村では少女が監禁されているというのだ! 謎が謎を呼ぶ。その解明の鍵は古文書に……?下巻へ続く。 -
合本 大地の子(一)~(四)【文春e-Books】
NHKでドラマ化された山崎豊子の感動巨篇「大地の子」全4巻が電子書籍の合本として登場。 松本勝男は、敗戦直後に祖父と母を喪い、妹と生き別れた。戦争孤児となった少年は、死線をさまよう苦難を経て、中国人教師に拾われ、中国人「陸一心」として育てられる。しかし、成人した一心を文化大革命の波が襲う。日本人の出自ゆえにリンチを受け、スパイの罪状で労働改造所送りに。終わりのない単調な重労働に明け暮れる日々、一心が思い起こすのは、養父・陸徳志の温情と、重病の自分を助けた看護婦・江月梅のことだった。 労働改造所から釈放された陸一心は、恩人である江月梅と結婚。中国と日本共同のプロジェクト「宝華製鉄」建設チームに抜擢された。一方、プロジェクトに協力することになった日本の「東洋製鉄」からは、松本耕次が上海事務所長として派遣される。松本は戦前、開拓団の一員として満州にわたった。しかし敗戦時妻子の生死も不明となり、傷心のまま生きてきた。戦後三十年を経て、両国で残留孤児探しが始まる──。 「あつ子、すまなかった、探し出すのが遅過ぎた」──陸一心こと松本勝男は、三十六年ぶりにめぐりあった妹・あつ子に泣いて詫びた。妹は張玉花という名で、寒村での過酷な労働の果てに、重い病いの床にあった。その頃、兄妹の実父・松本耕次は、生き別れた子どもたちの消息をつかめぬまま、奇しくも陸一心のたずさわる製鉄所建設に参加し、中国で苦労を重ねていた。 実の妹の臨終を看取り、悲嘆にくれる一心の前に、東洋製鉄の松本耕次が現れた。松本は、娘の消息がわかって駆けつけたのだ。あまりに唐突な父子の再会。一方で、宝華製鉄建設は大詰めをむかえていた。頭角を現す一心に、更なる悪意が襲いかかる……。最後に選ぶのは祖国日本か中国か。血と汗と涙の傑作巨篇! -
女優エヴリンの七人の夫
7回結婚した彼女が真実に愛する人は? ハリウッド黄金期に活躍した大女優が人生の最期に明かした秘密と贖罪の物語 雑誌『ヴィヴァン』の新人記者モニークは、隠遁生活を送る往年の大女優エヴリン・ヒューゴの独占記事を任される。エヴリン自身がモニークを指名してきたというのだ。なぜ自分が選ばれたのか困惑しながらも、モニークは女優が住むマンハッタンの高級アパートメントに向かった。現在79歳のエヴリンはグラマーで優雅な女優として一時代を築き、七度に及ぶ結婚生活を送り、その波乱に満ちた伝記を執筆し死後出版するよう提案してきた。怪しみながらも同意したモニークは、悲痛の事実を知らされることに… 号泣必至と話題、全米ベストセラー小説! -
はじめての
「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しい。 日本エンターテインメントの最前線&最高峰! 日本を代表する4人の直木賞作家と、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが奇跡のコラボレーション! 小説、音楽、映像など、さまざまなジャンルで作品を展開しながら物語世界をつくりあげていく、壮大なプロジェクトが始まりました。 小説のテーマは、「はじめて〇〇したときに読む物語」。 この書籍『はじめての』には以下の4作品が収録されており、これらの小説を原作としたYOASOBIの楽曲が、2022年中に順次配信リリースされます。(第一弾は、「私だけの所有者」を原作とした楽曲「ミスター」) 「『私だけの所有者』ーーはじめて人を好きになったときに読む物語」(島本理生) 「『ユーレイ』ーーはじめて家出したときに読む物語」(辻村深月) 「『色違いのトランプ』ーーはじめて容疑者になったときに読む物語」(宮部みゆき) 「『ヒカリノタネ』ーーはじめて告白したときに読む物語」(森絵都) ※文字をやや大きくし、漢字にはルビを多めにふっています。 それぞれの作家のファンはもちろん、全ての世代の方々に楽しんで頂ける、「はじめての」読書にもお勧めしたい小説集になりました。 ■YOASOBIからのメッセージ 4作品全て本当に面白くて、読み終えた時、全作品、計4回「めちゃくちゃ面白かった!」と声に出し、原稿の前で拍手をしました。「はじめての」という一つのテーマから生まれた4つの色とりどりな物語が、それぞれ違うゴールへと向かう様に心が震えました。 (YOASOBI composer Ayase) はじめて読んだ物語なのに、私の奥底に眠っている記憶が呼び起こされるような体験でした。 4つの物語、4つの世界と出会って生まれたこの感動を、まっすぐに歌に乗せられたらと思います。 (YOASOBI vocal ikura) ■作家からのメッセージ 初めての挑戦をたくさん詰め込んだら、むしろ自分の原点とも言うべき、好きな人との物語になりました。恋よりも強い絆で結ばれた「私だけの所有者」にこの短編で出会ってください。 (島本理生) 人は誰でも、その出会いの前と後で人生が変わってしまうような一生モノの出会いの経験があると思います。その一夜を通じて、前の自分にはもう戻れなくなるような、そんなはじめての家出を書きました。この小説もまた、読む前と読んだ後で誰かの何かが変わると信じて、送り出します。 (辻村深月) いつも物語をつくる時は、そのイメージに合った音楽を探すようにしています。ぴったりな音楽が見つかれば、その音楽が私を正しい方向に導いてくれるからです。今回はまず物語が先にあり、そこから音楽が誕生するという企画で、私にはまったく新しい経験に、胸が高鳴っています。 (宮部みゆき) 「はじめての」というお題をいただき、私もはじめての設定にトライしてみました。時空を超える片思い――この物語が、読者の皆さんの過去に灯る大事な瞬間とつながってくれますように。 (森 絵都) -
大谷吉継の終わらない関ケ原
慶長五年(一六〇〇)九月十五日、関ケ原の戦い――。東軍へ寝返った小早川秀秋の大軍を、大谷吉継は幾度も押し返したが力及ばず、無念のうちに切腹した。しかし、まばゆい光の中で目を覚ますと、目の前にはデウスの姿があった。「大谷刑部少輔吉継、この戦をやり直してみるか」三年前に戻った吉継は、再び関ケ原を戦うことに――。果たして、吉継は小早川の裏切りを防ぎ、盟友・石田三成を勝たせることができるのか!? 失敗しては繰り返し時を遡ることで、見えてきた真実とは! 『実は、拙者は。』で2024年啓文堂書店時代小説大賞、『一遍踊って死んでみな』でSNS推し本大賞2025発掘賞部門を受賞した著者による、タイムループ×歴史小説。文庫書き下ろし。 -
まどろみの殺意
『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作家最新作 人気作家推薦! 欲しかったのは上質な睡眠。与えられたのは永遠の眠りと上質な謎。 ――今村昌弘 ようこそ、睡眠と推理のめくるめく迷宮へ。伏線の数々に痺れました! ――方丈貴恵 (あらすじ) 森の中にある睡眠外来専門の「水巻ねむりのクリニック」にて、睡眠導入剤の治験が開始された。しかし、ほどなくして患者の一人が不審死を遂げる。 殺人の可能性が示唆されるも、患者は全員、治験用の機器により動きが把握されていたためアリバイが成立。医療者側にも不審な動きはなかった。 治験は中止、豪雨により街と隔絶されたクリニックで救助を待つなか、さらなる事件が起き――。 【著者について】 香坂鮪(こうさか・まぐろ) 1990年、熊本県生まれ。大阪府在住。現在、循環器を専門とする特定機能病院に勤務。第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、『どうせそろそろ死ぬんだし』で2025年にデビュー。他の著書に『みんななにかに縋りたい』(宝島社文庫)がある。 -
嘘つきは同じ顔をしている【電子版特典付き】
さまざまな思惑が絡み合う《事故物件》マンション。そこに隠された驚きの真実とは……!? 弱小出版社の若手編集者・山城龍彦は、社長命令で、事故物件だと言われているマンションに住むことになった。そこで起きている怪奇現象の検証や取材をして本にまとめろというのだ。 優秀過ぎる学生バイト・小野寺はるかの援軍も得て聞き込みをし、このマンションがお化け屋敷と呼ばれている証言を得るが……。 / マンションに住む武藤大樹の小三の息子が行方不明になってしまった。そんな状況で妻は、「きっと悪魔に攫われた」と言い出す。霊感があるという妻の突拍子もない発言は初めてではなかった。 / 売れない役者兼ホストからスカウトされ、深夜番組で霊能力者を演じて人気を博していく葛木竜泉。もちろんニセ霊能力者なのだが、番組の企画で心霊マンションでロケをすることになり……。 / オカルトYouTuber・サーナこと冴木早菜。マンションを仕事場にしてさっそく怪奇現象が起こり、ネタになるとほくそ笑むのだが――。 *web小説サイト「カクヨム」で先行掲載開始! *電子書籍版特典として、書き下ろし番外編ショートストーリー「二人は仲良し」を収録。 -
奇怪動物百科〔新版〕
近代以前、世界はヘンな生き物で満ちていた! ケンタウロス、ドラゴン、フェニックス…… 幻獣・怪獣の図版を100点以上収録! 「われらの幻想博物学を、先端科学みたいにまじめに研究したいなら、本書こそ欠かせない。いくら信じがたい話でも誠実に記述すること、尋常でないからだ!」 荒俣宏(博物学者)推薦 「本書を座右において、妖怪やもののけにも通じる人間の想像力とその脅威にかたとき心を遊ばせ楽しまれますように」 山本貴光(文筆家・本書解説) イタリアの都市を血の海にした怪鳥、レタスを食べて健康になるドラゴン、自分の大足で日陰を作り涼む人、英国軍艦が遭遇した巨大海蛇……。 アリストテレスやマルコ・ポーロなど、知識人たちが信じた「常識」を蒐集した驚異の動物誌。古今のファンタジー作品の源流ともなった幻獣・怪物たちを、多数の図版とともに収録。人類の逞しすぎる想像力が、いまよみがえる。 登場するヘンな生きものたち 人間/アマゾン/ピユグマエイ/巨人族/オランウータン/サテュロス/スフィンクス/サル(類人猿)/マンティコラ/ラミア/ケンタウロス/ゴルゴン/一角獣(ユニコーン)/サイ/クズリ/熊/狐/狼/狼人間/羚羊/馬/ものまね犬/猫/ライオン/レオントフォヌス/ペガサス/クロコッタ/レウクロコタ、イエイル、後ろへ進む牛/スウ/植物ヒツジ/キマイラ/ハーピーとサイレン/フジツボ・ガン/不思議な卵/月の女(ムーン・ウーマン)/グリフォン/フェニックス(不死鳥)/ツバメ/イワツバメと足のない鳥/ヤマシギ/ハクチョウ/アレ、アレ/ヤツガシラとタゲリ/ダチョウ/カワセミ/ペリカン/ナイルチドリ/羊毛めんどり/二つ頭のガン/四足アヒル/人魚/鯨/《海の修道士》と《海の司教》/海牛/海馬/海鼠/海莵/海豚/セイウチ/メカジキ/ノコギリエイ/オルカ/イルカ/イッカク(一角)/スワムフィスク/サハブ/キルコス/コバンイタダキ(コバンザメ)/サメ/海のドラゴン/アカエイ/クラゲ/海綿/クラーケン/エビとカニ/海蛇/蛇/ボア/ヒュドラ/ワームとドラゴン/ワニ/バジリスクとコッカトリス/サラマンダー/ヒキガエル/ヒル/サソリ/アリ/ミツバチ/スズメバチ...... -
ロスト・シンボル(上中下合本版)
世界最大の秘密結社、フリーメイソン。その最高位である歴史学者のピーター・ソロモンに急遽講演を依頼されたラングドンは、ワシントンDCへと向かう。しかし会場であるはずの連邦議会議事堂の〈ロタンダ〉でラングドンを待ち受けていたのは、ピーターの切断された右手首だった! そこには第一の暗号が。ピーターからあるものを託されたラングドンは、CIA保安局局長から、国家の安全保障に関わる暗号解読を依頼されるが。 ※本電子書籍は「ロスト・シンボル(上)」「ロスト・シンボル(中)」「ロスト・シンボル(下)」を1冊にまとめた合本です。 -
ブラックガード
きっかけは、謎の資産家からの依頼だった。 2億円の価値ある商品。 購入の条件はただ一つ。 最も危険な探偵を雇うこと。 小学三年生の娘と二人暮らしの私立探偵・矢能。久しぶりの仕事は「2億円の商品取引」の交渉人。 だが、なぜ彼が選ばれたのかは明かされなかった。 そして、取引現場で目的不明の殺人が起きる。 立て続けに起きる誘拐と殺人。 次々に現れる新たな依頼人と行方不明者。 シリーズ史上、最も難解な事件の幕が上がる。 元ヤクザの探偵×掟破りのミステリー 「なにが起こっているんです?」「俺にもわからん」 「矢能シリーズ」第5作! -
おれたちの歌をうたえ
幼馴染が遺した暗号、隠されているのは、金かそれとも…… 河辺のもとにかかってきたある電話。思い出すのは封印していた真っ白な雪と死体。あの日、本当は何があったのか? 大河ミステリー。 元刑事の河辺は、音信不通だった幼馴染の佐登志が死んだ知らせを受ける。彼が遺したのは、暗号めいた伝言。友からの謎かけに、河辺には封印していたはずの苦い記憶がよみがえる。40年前、故郷で巻き込まれたある事件――。追われるように都会に出た彼らが、歩んできた人生とは? かつての悲劇に迫る、大河ミステリー。 ※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
怪談
「聞いていただこう、ホーイチ・ジ・イヤーレスの物語を──」円城塔 作家・円城塔が、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの名著「KWAIDAN」を直訳! ダン・ノ・ウラの戦いの物語を──最も悲哀の深いくだりであるから(「ミミ・ナシ・ホーイチの物語」) オ・ジョチューは振り返り、そうして袖を下ろすと手で顔を撫でてみせ──(「ムジナ」) スライド式のスクリーンを開け、そうして彼は見たのだったが、ランタンの光に照らし出された五人の寝姿には──首がなかった!(「ロクロ・クビ」) 日本という未知の国の物語を、英語読者に向けて語るハーンの流儀を再現すると、日本の言葉はただのアルファベットの連なりで得体のしれない音となり、読み手の前に呪文のように放り出され、全てが説明されるわけでもない。当然これは、英語読者にとって「読みやすい物語」ではなく「驚異の書」として受け止められたことだろう。(「訳者あとがき」) 1904年に英・米国で発表された「KWAIDAN」には、遥かかなたの異国「JAPAN」の物語が描かれた。 当時、本書を手にした読者は何を感じたのだろうか。 円城塔が白日の下に晒す、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの名著「KWAIDAN」の真の姿。 待望の文庫化 -
工場日記
新進のうら若き女性哲学教師が教職をなげうち、未熟練の女工として工場に飛び込んだのは、市井の人びとの疎外状況を身をもって知るため、というだけではなかった。「人間のありのままの姿を知り、ありのままを愛し、そのなかで生きたい」という純粋かつ本質的な欲求による、やむにやまれぬ選択であった。だが、現実には激しい労働と限りない疲労に苛まれ、心身は限界に達する。過酷な日々を克明に綴った日記は問いかける、人間性を壊敗させる必然性の機構のなかで、はたして人間本来の生は可能なのか――。これは極限の状況下でひとりの哲学者が自己犠牲と献身について考え抜いた、魂の記録である。 -
舞田ひとみシリーズ
JK探偵がすべてをひっくり返す!さらわれた幼児の命を救えるか? 歌野マジック全開のミステリシリーズ、角川文庫で始動! 引きこもりの少年、馬場由宇は、近所に住む大久保家の幼児虐待を疑っていた。 ある日、件の幼児、真珠を炎天下の車内から助け出し、弾みで自宅に連れ帰ることに。 だが、目を離した隙に、何者かが真珠を連れ去ってしまった! 困り果てた由宇は、いくつもの難事件の解決に関わった友人、舞田ひとみに助けを求める。 しかし、ひとみの推理で一度解決したかに見えた事件は思わぬ形に変貌していき……。 謎が謎を呼ぶ誘拐ミステリ! -
一筆書きの星
誰かに 救われた誰かは、 また別の誰かを救っている それはまるで 一筆書きで 星を描くように、 順番に―― 〈珈琲店タレーランの事件簿〉シリーズの著者が贈る どこにでもいる“普通”の家族の 30年にわたる物語(ルビ:ミステリー) 船乗りの父と家族を守る母、三人の子どもたち。 それぞれが直面する問題を家族の誰かが解決し、そして―― 第一話 進水の日 憧れだった船乗りの父が船を降り、転属する決断をした。転校が決まった航輝の不用意な一言に憤慨する親友の取った、不可解な行動の意味とは? 第二話 手の中の果実 突然不登校になった小学生の息子・櫂。原因がわからず不安を募らせた雅春は、葡萄農家である妻の実家に櫂と二人で滞在することを提案し――。 第三話 絵本カフェおひさま 絵本カフェでバイトすることになった高校生の莉央は、以前から店に置いてあった絵本が、ある日、人知れず新品に交換されていたことに気付く。 第四話 一人称の流れ星 隣近所の家の中三の息子が、理由も語らず突如進学しないと言い出した。相談を受けた早苗は、息子の櫂に事情を聞いていないか尋ねるが……。 第五話 一筆書きの星 自分が人と違うのは兄姉と父親が違うからではないかと悩む櫂は、真相を確かめるため、姉の莉央が一人暮らしをする東京へ行くことを決めた。 【著者について】 岡崎琢磨 1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(宝島社)で2012年にデビュー。同書は2013年、第1回京都本大賞に選ばれた。同シリーズの他、著書に『夏を取り戻す』(東京創元社)、『紅招館が血に染まるとき The last six days』(双葉社)、『鏡の国』(PHP研究所)、『HIPS 機械仕掛けの箱舟』(光文社)などがある。 -
ババヤガの夜
世界最高峰のミステリー文学賞 英国推理作家協会賞 ダガー賞 翻訳小説部門 受賞作 世界が息を呑んだ最狂のシスター・バイオレンス・アクション! ロサンゼルス・タイムズ「この夏読むべきミステリー5冊(2024年)」選出 デイリー・テレグラフ「 スリラー・オブ・ザ・イヤー」選出 「クライム・フィクション・ラバー」最優秀翻訳賞(編集者選)受賞 「めちゃくちゃブッ飛んでて最高に血まみれ、これはヤバかった! 『キル・ビル』とか『ジョン・ウィック』っぽい雰囲気の本を探してるなら、もうこれ一択」 ——@thespookybookclub 「怒り、ユーモア、スリル満載」― The Times紙 「激しい暴力と素晴らしい優しさが交互に訪れる」― The Guardian紙 「女の力を描いた、シャープでストイックな物語」― Los Angeles Times紙 「手に汗握る、壊れないスリラー」― Tokyo Weekender 「優しくも怒りに満ちたこの犯罪サーガは、オオタニの次作を待ち望まずにいられない」― Publishers Weekly 暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される。二度読み必至、血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション、ついに文庫化。 装画:寺田克也/解説:深町秋生 どんどこ血が脈打ってくる。――北上次郎(「本の雑誌」2021年1月号) まず、この世界を壊せ。話はそこからだ、と作者は言う。――杉江松恋 シスターフッド文学をあらゆる意味で刷新するシスターバイオレンスアクション!――鴻巣友季子 もう一気に読了して最後はナルホド! と唸った。――大槻ケンヂ 友情でも愛情でも性愛でもない、ただ深いところで結ばれたこの関係に、名前など付けられない。――宇垣美里(フリーアナウンサー) -
パトリオットの引き金 警視庁捜査一課・田島慎吾
「このミス大賞」作家による『銃の啼き声 潔癖刑事・田島慎吾』シリーズ最新刊!連続殺人を解く鍵は「パパ活」に!?想定外の展開が続く「相棒」警察小説! 都内で連続殺人事件が発生。双方の現場に残された同じキャラクターグッズについて警視庁きっての潔癖刑事・田島と天然女性刑事・毛利が捜査を始めるが、またもグッズが置かれた女子大生襲撃事件が起きてしまう。キャラクターに籠められた犯人の意図とは? 捜査から浮かび上がる被害者女子大生のパパ活とストーカー被害。田島らはパパ活相手に事情を聞き始めたが、事態は思わぬ方向へ。読み応えと楽しさ120パーセントのエンタメ警察小説! -
防犯探偵・榎本シリーズ【5冊 合本版】 『硝子のハンマー』『狐火の家』『鍵のかかった部屋』『ミステリークロック』『コロッサスの鉤爪』【電子特典付き】
泥棒にして防犯コンサルタントの榎本径と、弁護士の青砥純子のコンビが、数々の難事件に挑む人気シリーズが一気に読めるお得仕様。『硝子のハンマー』『狐火の家』『鍵のかかった部屋』『ミステリークロック』そして『コロッサスの鉤爪』を収録。 ※本電子書籍は『硝子のハンマー』『狐火の家』『鍵のかかった部屋』『ミステリークロック』『コロッサスの鉤爪』の5冊を合わせた合本版です。 ※『ミステリークロック』『コロッサスの鉤爪』は単行本『ミステリークロック』を2冊に分冊した文庫の電子書籍になります。 ※電子書籍特典として、TVドラマ版の名キャラクター、弁護士・芹沢豪が主人公の番外編『一服ひろばの謎』を収録しています。 -
和カフェこよみ しずさんの春めく推しごはん
セリ、なずな、ゴギョウ、ハコベラ…… 唱えるたびに、 自分に力がわいてくる。 「ものがたり洋菓子店」シリーズで話題 心もお腹も満たされる日本のごはん。 季節のごはんと和菓子、あります。 「美貌の人気モデル“ましろ”──その正体は 引きこもり歴三回を誇る(?)隠キャで 人見知りな”しずこ”である。 不向きな仕事に疲れはて、 偶然入った「和処こよみ」で 迎えてくれたのは、 癒し系の学生店主・五月くん。 季節の食材を使ったあたたかな料理と甘味、 ポーランドの食器について、 やわらかに語る五月くんに会うため、 しずこはお店に通うように。 しずさんと五月くんの美味しい物語。 【目次】 第一話 七草がゆと梅の花びら 第二話 梅とおむすびと春を告げる鳥 第三話 柚子の香りのおうどんと、 ほろほろ崩れるやさしい雨 箸休め しずさんの推し活風景 第四話 菜の花ちらしと真珠を抱くあこや貝 第五話 桜の炊き込みごはんと満開の桜、桜、桜 -
平安あや解き草紙
ある事情により婚期を逃し、実家の左大臣家に居座っている藤原伊子。だが突然、入内を命じられる。自分の半分の年齢である、帝との結婚なんて…と、断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那だった。彼との微妙な距離をとりつつ尚侍として後宮に入ることになった伊子に、謎の人物から脅迫文が届き…!? 平安後宮お仕事ミステリー。【目次】第一話 花の色はうつってしまったけれど/第二話 悪くはないが、もう少し考えてみよう/第三話 ないものを求めてもしかたがない/第四話 人それぞれ思うことはちがう/第五話 言ってはいけないことと言わなくてはいけないこと -
月の立つ林で
似ているようでまったく違う、 新しい一日を懸命に生きるあなたへ。 『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』で本屋大賞2位。『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』『人魚が逃げた』で5年連続の本屋大賞ノミネートの著者、最高傑作。 長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家――。 つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。 月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。 最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、心震える傑作小説。 -
COPY 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子
鑑識官・三木と恋人の麗華の結婚を祝うのも束の間、比奈子ら「猟奇犯罪捜査班」の面々に事件の知らせが入った。 心臓がえぐりだされた2遺体が八王子の廃ビルで発見されたのだ。 実は、一昨日も同様に心臓がくり抜かれた成人男性3人の遺体が日本橋で見つかっており、「死神女史」こと石上妙子教授が検死を担当していた。 その現場は、被害者の血痕で奇妙な「魔法円」が描かれていたという。 比奈子は、12年前そして30年前に同じような事件が起こっていたことを聞かされる。それらは未解決事件であった。 過去の事件の犯人が再び活動を開始したのだろうか? そして、国際犯罪組織から狙われている中島保が身を隠しているセンターでは少年・永久がある発見をしていた……。 現代社会の闇が猟奇的殺人と共鳴する、新しいタイプのヒロインが大活躍の警察小説、第9弾! いよいよクライマックスへ! === 【電子版特別付録】次巻『BURN(バーン)』プロローグ原稿 -
令和ブルガリアヨーグルト
商品誕生に秘められたドラマ、新入社員の由寿の奮闘が始まる! 吾輩は乳酸菌である。名前はブルガリア菌20388株。 学生時代に読んだネット投稿小説がきっかけでブルガリア菌が「推し」となった朋太子由寿(ほうだいし・ゆず)の日々を温かく見守っている。 「株式会社 明和」に就職した由寿は、配属となった大阪支店量販部で、阪神・淡路大震災のときに活躍した「おでん先輩」のエピソードを聞き感銘を受ける。 入社して一年後、広報部で由寿は社内報の制作を担当することになり、「明和ブルガリアヨーグルト五十周年」特集のために関係社員にインタビュー取材を行ってゆくのだが……。 協力=株式会社 明治 -
鏡の国
あなたはこの謎を見抜けるか――。大御所ミステリ作家・室見響子の遺稿が見つかった。それは彼女が小説家になる前に書いた私小説『鏡の国』を、死の直前に手直ししたものだった。「室見響子、最後の本」として出版の準備が進むなか、著作権継承者である響子の姪・桜庭怜のもとを訪ねてきた担当編集者が、こう告げる。「『鏡の国』には、削除されたエピソードがあると思います」――。『珈琲店タレーランの事件簿』の著者が贈る、現実と虚構が写し鏡のように反転する、二度読み不可避のミステリ! ※本書は、2023年9月に刊行された『鏡の国』に加筆・修正し、上下巻に分冊したものです。 -
ナースの卯月に視えるもの
新川帆立大絶賛! 創作大賞2023(note主催)「別冊文藝春秋賞」受賞作 「号泣しました。様々な痛みを抱えて生きる人々を、そっと包み込んで肯定してくれる優しい作品です。」――新川帆立(作家) ★感涙必至のお仕事ミステリーが誕生!★ ~元看護師の著者が送る、命の物語~ 完治の望めない人々が集う長期療養型病棟に務める看護師・卯月咲笑。ある日、意識不明の男性のベッド脇に見知らぬ女の子の姿が。それは卯月だけに視える患者の「思い残し」だった――。彼らの心残りを解きほぐし、より良い看護を目指したいと奔走する日々が始まった。ナースが起こす小さな奇跡に心温まるお仕事ミステリー。 -
高宮麻綾
会社への不満を抱えるすべての人へ捧ぐ! \こんな会社辞めてやる! そう思ったことがある人、全員集合!/ 精魂込めて作り上げた新規事業が、親会社に潰された。理由はリスク回避。 「なんであんたたちの意味わかんない論理で、あたしのアイデアが潰されなきゃなんないのよ!」 怒りを爆発させた三年目の社員・高宮麻綾は、社内外を駆けずり回り、“リスク”の調査に乗り出す。 私は私の仕事をモノにしてみせる―― だってそういうたまらない瞬間のために生きているんだもの。 忖度、義理、出世……それって昭和の話? いえいえ、いつの時代も会社はややこしくって面白い! 今日の味方は明日の敵――めくるめく令和のサラリーマン小説が爆誕。 \松本清張賞選考会で話題沸騰/ 完成度が高いエンターテインメント作品。構成の密度、キャラクター設定ともによく練られていて、著者はエンタメの世界で即戦力の持ち主だと感じた。――辻村深月(作家・松本清張賞選考委員) 勢いに引っ張り込まれた。非常に良くできた作品で、私などは見事に感情をコントロールされたクチである。私はこの作品を一推しした。――森絵都(作家・松本清張賞選考委員) \各界から絶賛の声/ 仕事が好きな人、仕事の理不尽を知る人にとって間違いなく、心にぶっ刺さる物語。――瀧井朝世(ライター) 仕事ってむかつくけど面白いよな!!!そんな感情を思い出させてくれた痛快・最高・天才の仕事小説です!全員読んでくれ!――三宅香帆(文芸評論家) 引き継がれるのは事業への想い。読むと仕事のやる気が湧いてくる。エナジードリンクみたいなお仕事小説です。――新川帆立(作家) ただ面白いから仕事を続けてきた。それでも良かったんだと胸を張れました。――安島隆(ディレクター) 会社が憎い。だから今日も働く。会社員の屈折した魂の輝きの全て。――メン獄(『コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル』) -
令和忍法帖
忍者はあなたのすぐそばに 普段は会社員、キャバクラ嬢、小学生…… しかしひとたび事件が起これば、命をかけて日本を守る! 江戸時代、徳川幕府の安寧を陰から支えてきた「忍び」たち。明治維新を機にひっそりと姿を消したと思われていたが……実は新政府の警察制度に組み込まれていた。 警視庁警備企画課諸犯罪対策係、通称マルニンに所属する甲賀忍者、白神蝶三郎を司令塔に、現代に生きる忍者たちが躍動、疾走する。 手足に微細な毛を持ち、どんなところでも上ることができる木陰良則。 相手の懐から物を抜き取る「懐中殺」の使い手、雲川セイラ。 どんな毒でも死なない体を持つ毒術使い、赤味敦彦。 手裏剣をはじめ小物を巧みに操り、敵を攻撃するくノ一、一ノ坂はるみ。 息継ぎなしで長時間水中活動ができる潜水術の名手、小岩瀬新八。 現代まで忍法を受け継いできた甲賀流忍者たちが、 最後に闘うこととなる、最強の敵集団とは!? 忍者たちの日常と活躍を描く連作ミステリ短篇集! -
透明な夜の香り 赤い月の香り
「君からはいつも強い怒りの匂いがした」――カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていた。朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり・・・・・・。香りを文学へと昇華させた、第6回渡辺淳一文学賞受賞作『透明な夜の香り』に続くドラマチックな長編小説にして、直木賞受賞第一作! -
時を壊した彼女 7月7日は7度ある
何度、何度、何度くり返しても彼の死だけが変わらない星夜の学校を襲った悲劇と、くり返す夏の日。命がけの青春を、私達は生きている。運命と戦う高校生達のタイムリープ×本格ミステリ☆☆☆7月7日。部活仲間5人のささやかな七夕祭りを、謎の爆発が襲った。その爆発は、部長を激しく吹き飛ばし殺害してしまう。原因は、未来からきた少女2人。彼女らはタイムマシンをハイジャックした挙げ句、爆発させてしまったのだ。部長の理不尽な死をなかったことにすべく、彼らは協力して過去を書き換えようとする。だが、時を繰り返すたび、なぜか犠牲者は増えていってしまい──遡れるのは計7回、無限に思える選択肢。繰り返す青春の1日は、命がけだ。 -
浅見光彦Special Edition
※本電子書籍は「後鳥羽伝説殺人事件」「平家伝説殺人事件」「高千穂伝説殺人事件」「竹人形殺人事件」「軽井沢殺人事件」「浅見光彦殺人事件」を合わせたセット本です。各巻新カバー6点も収録。 <後鳥羽伝説殺人事件> 古書店で見つけた一冊の本。彼女がその本を手にした時、“後鳥羽伝説”の殺人劇の幕は切って落とされた! 華麗なる名探偵浅見光彦が誕生! <平家伝説殺人事件> 銀座ホステス・萌子は、三年間で一億五千万になる仕事という言葉に誘われ、偽装結婚をするが…。浅見光彦シリーズ最強のヒロイン佐和が登場! <高千穂伝説殺人事件> 美貌のヴァイオリニスト千恵子の父が謎の言葉を残して失踪した。神話と伝説の国・高千穂に隠された秘密が、浅見光彦と千恵子を彼の地へと誘う。 <竹人形殺人事件> 浅見陽一郎刑事局長が苦境に立たされた。発端は、父親が馴染みの女性に贈った竹人形。弟の光彦は兄の窮地を救うために、北陸へと旅立つ! <軽井沢殺人事件> インチキ商法で世間を騒がせた会社幹部が事故死した。「ホトケのオデコ」と謎の言葉を残して。信濃のコロンボ竹村警部と名探偵浅見が初の競演。 <浅見光彦殺人事件> ※著者からのお願い――この本は浅見光彦シリーズを3冊以上お読みになった方以外はお読みにならないでください。 詩織の母はいまわの際に「トランプの本」と言い残して病死。続いて父も非業の死を遂げた。途方にくれた詩織がたよれるのは浅見光彦だけ…。 -
恋とそれとあと全部
友達だけど、違う生き物 夏休み、俺は片想い中のサブレと夜行バスの旅に出た。彼女が口にした、ちょっと風変わりな目的のために――見知らぬ町で一緒に過ごすうち、そして会話を重ねる度に、サブレをもっと深く知った俺の中に名前のない感情たちが溢れ出てきて……。特別な夏の4日間が教えてくれた、恋だけじゃない、世界の「あと全部」を巡る物語。 『君の膵臓をたべたい』から10年―― 住野よる史上、最も不器用で愛おしい恋の物語 言葉にする前の、 この瞬間だけが 永遠ならいいのに。 【登場人物】 めえめえ(瀬戸洋平) サブレに片想いし、彼女と旅に出る高校生 サブレ(鳩代司) 命のエネルギーに惹かれる、ちょっと気にしすぎな同級生 夏休み、夜行バスに揺られ、僕らは世界の輪郭と、言葉にできない想いの行方をなぞっていく。 単行本 2023年2月 文藝春秋刊 文庫版 2025年9月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
非日常の謎 ミステリアンソロジー
今、猛威を振るうコロナウィルスにより、私たちの「日常」が脅かされています。 ですが、そんな「非日常」の中でも、大切な「日常」は続いていきます。 いえ、「日常」を続けていくことこそが、私たちの戦いです。 そこで、ミステリにおける「日常の謎」というジャンルを今回は「非日常の謎」と置き換え、 日々の生活の狭間に突如訪れる、刹那の非日常で生まれる「謎」をテーマとして、 創刊5周年を迎えた講談社タイガが期待する、六人の著者に短編を寄稿いただきました。 物語が、「非日常」を乗り越える力となることを信じて。 創刊6年目となる講談社タイガは、小説を楽しめる「日常」を守り続けます。 「この世界には間違いが七つある」芦沢 央(あしざわ・よう) 「成人式とタイムカプセル」阿津川辰海(あつかわ・たつみ) 「どっち?」木元哉汰(きもと・かなた) 「これは運命ではない」城平 京(しろだいら・きょう) 「十四時間の空の旅」辻堂ゆめ(つじどう・ゆめ) 「タイトル未定」凪良ゆう(なぎら・ゆう) -
GOAT
【電子版限定特典 ゴートくんのデジタルアクリルスタンド付き!】 ジャンル、国境を越える豪華執筆陣の文芸誌。 紙を愛してやまない《ヤギ》にちなんで名づけた、《Greatest Of All Time(=かつてない)》文芸誌が誕生! ジャンルや国境を越えて豪華執筆陣が集結しています。 ○大特集「愛」 【小説】 西加奈子 小川哲 市川沙央 パク・ソルメ 島本理生 冲方丁 麻布競馬場 葉真中顕 芦沢央 チョン・ヨンス 長塚圭史 嶋津輝 戸田真琴 【短歌】 朝吹真理子 小佐野彈 高瀬隼子 スケザネ 【 詩 】 大崎清夏 小原晩 水沢なお 【哲学対話】 永井玲衣×『GOAT』編集部 【エッセイ】 アフロ(MOROHA) 塩谷舞 チョン・セラン 町田そのこ ワクサカソウヘイ 【インタビュー】 一穂ミチ ○『GOAT』×monogatary.com 文学賞 [選考委員長:加藤シゲアキ] 総応募数753作から大賞受賞作を誌上で発表! ○私の「GOAT本」 上白石萌音 けんご 斉藤壮馬 鳥飼茜 夏川草介 三宅香帆 ○出せなかった手紙 彩瀬まる 佐原ひかり ○短編小説 尾崎世界観 蝉谷めぐ実 安壇美緒 乗代雄介 八木詠美 大木亜希子 野崎まど その他、特大企画多数! ※電子版では、掲載されないページや、掲載順序が違うページなどがある場合がございます。 ※本書に掲載されている二次元バーコードは、デバイスの機種やアプリの仕様に よっては読み取れない場合もあります。その場合はURLからアクセスしてください。 ※この作品は一部カラーが含まれます。 (底本 2024年11月発売作品) -
復讐の協奏曲
※本作品は、2020年発売の単行本版『復讐の協奏曲』を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。 私の仕事は無罪にすることで、 真相を明らかにすることではない。 30年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。 事務所に〈この国のジャスティス〉と名乗る者の呼びかけに応じた800人以上からの懲戒請求書が届く。 処理に忙殺されるなか、事務員の洋子は、外資系コンサルタント・知原と夕食をともにした。がしかし、 翌朝、知原は遺体で見つかり、凶器に残った指紋から洋子が殺人容疑で逮捕された。 洋子の弁護を引き受けた御子柴は、洋子がみずからと同じ地域出身であることを知り…….。 一度心に巣くった獣は、簡単に消えはしない―― めぐる因縁そして〈復讐〉の結末は!? -
アイドル潜入捜査官 小田切瑛理
とある権力者の指示により、国民的人気アイドルグループ「プリティなでしこ」の第10期メンバーオーディションを受け、グループに潜入した、元警視庁公安部の小田切瑛理。 年齢制限10オーバー、格闘技をたしなみ媚びは売らず(売れず)正義感あふれる彼女が、慣れないアイドル活動に悪戦苦闘しながら、テロリストスパイ捜査を進めていく。 デンジャラスなアイドルの規格外っぷりに笑いが止まらないコメディタッチ爽快小説! -
官能文学電子選集 藍川京『修羅の舞い』
日舞の家元、弥之輔は、親友の日本画家・水越豊彩と共に美女をなぶることを至上の喜びにしていた。そんな弥之輔の前に美人姉妹が現れるのだが・・・・・・。 日舞の家元、東雲流三代目弥之輔は好色家としてつとに知られていた。めぼしい弟子に手をつけることなど朝飯前だ。そして、親友で日本画家の水越豊彩もまた変態として有名だった。共通の趣味は二人がかりで美女をなぶりものにすることだった。複雑な家庭に育った10代の弟子である矢霧を呼び出し、素っ裸にした上で豊彩がデッサンを描き、弥之輔が弄ぶのだ。その上でテレビ局の重役に処女を差しだして、流派を大きくしようと目論んでいた。 そんな弥之輔の前に二人の美人姉妹が現れた。姉は弥之輔に弟子入り志願してきた菅谷和歌子、妹は銀座のクラブ『絢』のママ、広瀬夏美であった。舌なめずりする弥之輔と豊彩。しかし、彼女たちは実母の復讐のために現れたのだ。彼女の実母はまだメジャーになっていない頃に弥之輔の求めに応じて、金の工面をして、身体をおもちゃにされながらも最後にはボロぞうきんのように捨てられていた。 入念に復讐の準備を進めてきた姉妹だが、ひょんなことから素性を知られてしまう。そして、逆に剃毛、アヌスなぶり、ワカメ酒、強制レズ・・・・・・と二人は弥之輔と豊彩のどす黒い欲望の餌食となり、転落の渦に飲み込まれていくのだった。 -
倉島警部補シリーズ
公安部外事一課の倉島警部補シリーズ、待望の新刊! 外事一課の倉島は、「ゼロ」の研修帰りのエース公安マン。 ロシア外相が来日し、随行員の行動確認を命じられるが、同時期にベトナム人の殺害事件が発生。 容疑者にロシア人ヴァイオリニストが浮かび上がる。 一方、外事二課で中国担当の盛本もこの事件の情報を集めていることがわかる。 倉島は、ベトナム、ロシア、中国が絡む事件の背景を探るが……。 公安のエース、倉島警部補の活躍を描くシリーズ最新刊! ※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
アパレル興亡
敗戦の焼野原から高度経済成長、バブル期をへて、今日に至るアパレル産業の栄枯盛衰をダイナミックに描く! 経済小説の旗手・黒木亮が、大手婦人服メーカーを舞台に、焼け野原からのアパレル産業の復興、「ガチャマン」景気、百貨店の隆盛と高度経済成長、バブルの熱気、カテゴリーキラー台頭による平成の主役交代、会社とは何かを社会に問うた村上ファンドとの攻防、社長の死と競合他社による経営乗っ取りまでを描く。 85年間にわたるアパレル業界の変遷というプリズムを通して展開する、戦後日本経済の栄枯盛衰の物語。 【目次】 プロローグ、第1章 笛吹川、第2章 つぶし屋と三越、第3章 百貨店黄金時代、第4章 株式上場、第5章 社長交代、第6章 ジャパン・アズ・ナンバーワン、第7章 カテゴリーキラー台頭、第8章 ヒルズ族の来襲、第9章 中国市場開拓、第10章 兵どもが夢の跡、エピローグ 【著者】 黒木亮 1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資をめぐる攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。主な作品に『巨大投資銀行』『鉄のあけぼの』『法服の王国』など。早稲田大学時代は箱根駅伝に2度出場し、『冬の喝采』で自身の競技生活を描いた。1988年から英国ロンドン在住。
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