柔らかな頬 上

柔らかな頬 上

740円 (税込)

3pt

私は子供を捨ててもいいと思ったことがある――。
衝撃のラストが議論を呼んだ直木賞受賞作。

カスミには、家出して故郷の北海道を捨てた過去がある。
だが、皮肉にも北海道で幼い娘が失踪を遂げる。
じつは夫の友人・石山に招かれた別荘で、カスミと石山は家族の目を盗み、逢引きを重ねていたのだ。

罪悪感に苦しむカスミは一人、娘を探し続ける。
四年後、元刑事の内海が再捜査を申し出るまでは――。

解説・福田和也

※この電子書籍は1999年4月に講談社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

柔らかな頬 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 柔らかな頬 上
    740円 (税込)
    私は子供を捨ててもいいと思ったことがある――。 衝撃のラストが議論を呼んだ直木賞受賞作。 カスミには、家出して故郷の北海道を捨てた過去がある。 だが、皮肉にも北海道で幼い娘が失踪を遂げる。 じつは夫の友人・石山に招かれた別荘で、カスミと石山は家族の目を盗み、逢引きを重ねていたのだ。 罪悪感に苦しむカスミは一人、娘を探し続ける。 四年後、元刑事の内海が再捜査を申し出るまでは――。 解説・福田和也 ※この電子書籍は1999年4月に講談社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 柔らかな頬 下
    710円 (税込)
    私は子供を捨ててもいいと思ったことがある――。 衝撃のラストが議論を呼んだ直木賞受賞作。 野心家の元刑事・内海も、苦しみの渦中にあった。 ガンで余命半年と宣告されたのだ。 内海とカスミは、事件の関係者を訪ね歩く。 残された時間のない内海は、真相とも妄想とも夢を見始める。 そして二人は、カスミの故郷に辿り着いた。 真実という名のゴールを追い続ける人間の強さと輝きを描き切った最高傑作! 解説・福田和也 ※この電子書籍は1999年4月に講談社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

柔らかな頬 上 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    15回目ぐらいの再読をしました。この世のあらゆる小説のなかで、もっとも好きな小説です。先を知っていても、素晴らしかった。

    0
    2022年04月12日

    購入済み

    一気読み

    ぐいぐい引き込まれました。最初の登場人物を覚えておくことで混乱せずに読み進められます。上下巻揃えて読まれることをお勧めします!

    0
    2020年10月04日

    Posted by ブクログ

    読むのは二度目。でも内容は忘れていたのでまたドキドキしながら読んだ。面白かったー。カスミは勝手過ぎて好きになれないけど。

    0
    2016年02月06日

    Posted by ブクログ


    最初は不倫の話は読みたくないよ気持ち悪いな、くらいに思っていたのに、あれよあれよと急展開

    空想と現実の境界があやふや
    打ちのめされて打ちのめされて、ご都合的な幸運なんて皆無


    心理描写が切なく痛いほどで読む手が止まらない

    桐野さん作品の中でもダントツ好き

    0
    2015年03月12日

    Posted by ブクログ

    前半登場人物に感情移入出来なくて苦戦した。
    なんだこいつって思う人ばかりで一回本捨てました(下読んでからまた買い直した。)
    子供がいるのに不倫、動物虐待などは個人的に苦しすぎて読み返せないのだけれど、それでもこの小説はとっておかなければと思った。

    0
    2024年10月23日

    Posted by ブクログ

    不倫相手の別荘地で、女性の愛娘が行方不明となる。全てを捨てて娘を探し続ける内に、元刑事が捜索に加わって探し続けるが、彼の余命はいくばくも無いが、献身的に探し続ける。

    0
    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    過去立場展開登場人物の過不足ない見事な描写にロードムービー要素が味付け。多く長い心情描写は桐野節でなければこんな上質作品にまとまらない。そりゃ文句なしに直木賞だ。

    0
    2022年11月06日

    Posted by ブクログ

    この物語は、『好きじゃないけど、面白い』という、何とも複雑な気持ちにさせられる本。ストーリーは、主人公カスミがW不倫の最中、娘が失踪してしまい、娘探しの旅に出る....という。それだけ切り取れば「自業自得の最悪やん」となってしまうのだが、カスミにははそれほど嫌悪感を感じなかった。なぜなら、彼女は常に

    0
    2018年10月01日

    Posted by ブクログ

    故郷の北海道を捨てたカスミは、夫の友人で不倫相手の石山に北海道に別荘を買うと告げられる。
    そして、互いの家族が集まり別荘で過ごすことになるが、そこでカスミの娘が行方不明になる。
    数奇な運命。
    そこから、何もかもが崩れ出す。

    2015.11.27

    0
    2015年11月27日

    Posted by ブクログ

    W不倫中に子供が行方不明に。どう考えても自分たちのせいだろ~と思いながら読み進めた。ミロシリーズのミロみたいな主人公だな、カスミは。イマイチ好きになれず。
    下巻で子供は見つかるのか?

    0
    2015年09月05日

柔らかな頬 上 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

桐野夏生 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す