柔らかな頬 下
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柔らかな頬 下

710円 (税込)

3pt

私は子供を捨ててもいいと思ったことがある――。
衝撃のラストが議論を呼んだ直木賞受賞作。

野心家の元刑事・内海も、苦しみの渦中にあった。
ガンで余命半年と宣告されたのだ。

内海とカスミは、事件の関係者を訪ね歩く。
残された時間のない内海は、真相とも妄想とも夢を見始める。
そして二人は、カスミの故郷に辿り着いた。

真実という名のゴールを追い続ける人間の強さと輝きを描き切った最高傑作!

解説・福田和也

※この電子書籍は1999年4月に講談社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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柔らかな頬 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 柔らかな頬 上
    740円 (税込)
    私は子供を捨ててもいいと思ったことがある――。 衝撃のラストが議論を呼んだ直木賞受賞作。 カスミには、家出して故郷の北海道を捨てた過去がある。 だが、皮肉にも北海道で幼い娘が失踪を遂げる。 じつは夫の友人・石山に招かれた別荘で、カスミと石山は家族の目を盗み、逢引きを重ねていたのだ。 罪悪感に苦しむカスミは一人、娘を探し続ける。 四年後、元刑事の内海が再捜査を申し出るまでは――。 解説・福田和也 ※この電子書籍は1999年4月に講談社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 柔らかな頬 下
    710円 (税込)
    私は子供を捨ててもいいと思ったことがある――。 衝撃のラストが議論を呼んだ直木賞受賞作。 野心家の元刑事・内海も、苦しみの渦中にあった。 ガンで余命半年と宣告されたのだ。 内海とカスミは、事件の関係者を訪ね歩く。 残された時間のない内海は、真相とも妄想とも夢を見始める。 そして二人は、カスミの故郷に辿り着いた。 真実という名のゴールを追い続ける人間の強さと輝きを描き切った最高傑作! 解説・福田和也 ※この電子書籍は1999年4月に講談社より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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柔らかな頬 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前半は禍々しくて見てられなかった。
    後半人生の選択を各々のペースで決定していく爽やかさがあった。
    人生は選択の連続とよく言われるけれど、この本でその言葉を納得させられる。
    自分の人生を良くするチャンスなんてたくさんあった、その時の自分が気づけないだけ。
    後々から気づく人が大勢の中で、自分はそのアンテ

    0
    2024年10月23日

    Posted by ブクログ

    不倫相手の別荘地で、女性の愛娘が行方不明となる。全てを捨てて娘を探し続ける内に、元刑事が捜索に加わって探し続けるが、彼の余命はいくばくも無いが、献身的に探し続ける。

    0
    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    あまりにキツすぎて、なかなか桐野夏生作品は読んでいませんでしたが、直木賞の縛りで読みました。
    かなりきついシチュエーション。自分を見失ってしまうほどの強烈な事が起こりまくって、登場人物を翻弄していきます。
    夢か現実か分からなくなるように作られていて混乱しますが、それも含めた世界観なのでしょう。
    一気

    0
    2023年12月09日

    Posted by ブクログ

    巡る因果と業を突きつけられる。
    設定はミステリー仕立てだが、わかりやすいカタルシスは無く、登場人物の誰もがそれぞれの真実を追い求めて人生の海を漂流している。
    真実なんてものはないことが真実だ、と言わんばかりの途方もない孤独を味わうことがこの物語の醍醐味なのかもしれない。
    大変ヘビーで精神削られました

    0
    2023年09月17日

    Posted by ブクログ

    石山とカスミの会話が好きです。会話だけでなく、関係性も、相手におもねることなく、素で対峙している感じがいいです。北海道の人同士の会話で、さらっとあらわれる北海道弁も作品に味を出しているように感じます。
    最後まで犯人を探し出せない自分は読みが甘いのでしょうか。

    0
    2023年06月21日

    Posted by ブクログ

    下巻の追い上げ力が半端ない!
    別荘へ家族で出かけ、その同じ屋根の下で密会とかもう情熱で周りが見えなくなった男女のパワーは圧倒的で、そして脆い。
    ようやく冒頭の少女が行方不明の事件が発生し、崩壊劇が始まると、ここへもう一人強力な人物が登場する。死をまじかに迎えた元刑事とかもうドラマすぎて、しかもここか

    0
    2021年06月11日

    Posted by ブクログ

    初めての桐野夏生作品。
    柔らかな頬って、そういうことだったのか。

    救われた人は誰もいない。
    カスミは一人で北海道で生きていくのだろうか。そうなったら梨紗はどうなるんだろう。
    小さな梨紗の心の中を思うと、私は胸が苦しくなる。

    最終章では、思わずドキリとした。
    私には娘しかいないけれど、やっぱり母と

    0
    2020年05月09日

    Posted by ブクログ

    電車通勤しながら読み終えたけど、気持ちはどんよりと曇った感じだった。
    行方不明になった娘の幾つものいなくなった時の状況の描写が生々しかったからかな。
    また主人公の新たなパートナーの死への向き合い方も、気持ちの整理しようとする姿勢も本では初めて読んだと思うので、今後死に向かう老けゆく自分の心構えに少し

    1
    2022年04月23日

    Posted by ブクログ

    桐野夏生さんの本って読んでる間すごくしんどいです。心がめっちゃ持っていかれてしまって、メンタルというかテンションがすごく左右されます。読んでる途中はめっちゃ面白いのに、結末に向かうにつれ読まなきゃよかったなと思うのですが、また桐野夏生さんの作品が読みたいと思ってしまう。

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    結局、真相は謎のまま、、、。
    上巻はおもしろくってどんどん読み進めたけど、下巻から、ん?ってなって、よくわからないまま、読み終えても不完全燃焼。

    0
    2024年06月14日

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