多摩川物語

多摩川物語

660円 (税込)

3pt

映画撮影所の小道具係を辞めようかと悩む隆之さん、客の少ない食堂で奮闘する継治さん、月明かりのアパートで母をしのぶ良美さん……。 多摩川の岸辺の街を舞台に繰り広げられる心温まる人生のドラマ。 収録作品は「黒猫のミーコ」「三姉妹」「明滅」「本番スタート!」「台風のあとで」「花丼」「越冬」「月明かりの夜に」の全8篇。 名もなき人びとの輝ける瞬間が胸を打つ、珠玉の連作短篇集。

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多摩川物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    多摩川の岸辺の街を舞台にした8つの連作短篇集。

    どれも優しさが隠れている。
    ほろっとさせる場面もあって、心に染みてくる。
    読みやすくて短篇なのに内容も熱くてドラマ1本観たようだった。

    ○黒猫のミーコ〜無人販売所を出す雅代さんに寄り添う黒猫ミーコ。

    ○三姉妹〜古書店で働く洋平が気になるのは、料理

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

     8編からなる短編集。最初の二編辺りでもう、やっぱりこの作家さん一番好きだわ〜と、ときめいた。もっと評価されていい作家さんだと心から思う。

     中でも、「黒猫のミーコ」「明滅」「台風のあとで」「花丼」は特に好きだった。

    ドリアン助川さんの文章には優しさが溢れている。その人物の心の声を、1つずつ丁寧

    0
    2024年01月04日

    Posted by ブクログ

    ドリアン助川さん、放送作家にラジオのパーソナリティに、そして作家業に多才なんだ。たくさん表現して行く行き方なんだ 多摩川は遠すぎて思い入れはないけど、8人だけじゃないまだまだ物語に富んで2出来てもいいね。正子さんの回が好きかな 娘を1人で育て上げ、逃げずに自分の言葉で立ち向かう、線香を上げにきた友達

    0
    2023年08月31日

    Posted by ブクログ

    前に「あん」を読んですごく心地良い温かさを感じたから、同じ著者の小説をもうひとつ読んでみようと思って…
    この小説も、じんわり涙が出てくるような温かさに包まれてた。
    感動の押しつけはまったくないんだけど。ほんとに、じんわり、という感じ。

    多摩川沿いで生活を営む人々の短編集。多少、連作めいた要素もあり

    0
    2016年05月27日

    Posted by ブクログ

    多摩川は馴染みの深い川であり書店に平積みされていることもあり購入。
    最初の「黒猫のミーコ」を電車で読んでいたら泣きそうになり危なかった。
    著者の名前は知っていたがこれからもう少し読んでみよう

    0
    2016年04月30日

    Posted by ブクログ

    ドリアンさんの物語はどれも 優しくて哀しい。
    生きている人間たちの生きてきた事、生きていく事の 哀愁・喜び・後悔・希望。 そんなモノが語られる。
    人間の生は どれもこれも 本当に愛おしい。

    0
    2024年04月27日

    Posted by ブクログ

    8本の短編集
    ちょっとどこかで繋がっている物語。
    さすが叫ぶ詩人の会、ところどころドキッとするような表現が出てくる
    なんだか優しい物語で、さん、くん付の第三者目線で書かれているのもそれを助長させている感がある。
    切なくなるけど決して苦しくはならず、逆に心が温かくなるそんな本でした。
    多摩川に行ったこ

    0
    2023年11月21日

    Posted by ブクログ

    ドリアン助川、映画「あん」の原作者という知識しかありませんでしたが、短編もいい。とにかく文章力は嫉妬を覚えるほど素晴らしい。こうした良い文章に触れるといつの間にか読む方も心が豊かになります。
    内容は、どこにでも居そうな庶民の姿が、思いやりやお節介を通して人生の襞として描かれる連作集。特に、心の底で遠

    0
    2023年10月09日

    Posted by ブクログ

    都会を流れる多摩川沿いに暮らす、年齢も性別もさまざまな人々の何気ない日常のお話し。裕福だったり、そうじゃなかったりするけれど、共通するのは悩みがあること。けれど、ちょっとしたことがきっかけで、すうーっと雲が流れて太陽が顔を出すように解決する。
    以下本文より
    「人間はね、うちのそばの多摩川を流れていく

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    過小評価されている作家の筆頭であるドリアン助川。名前が悪いのでしょうか。
    「あん」で知名度が上がって見な手に取るかと思いきやいまいちパッとしないです。「新宿の猫」とかかなりの佳作だと思うんですけどね。
    本作は題名通り多摩川のほとりの町での連作で、どれもこれも少々苦くてでも希望にあふれた物語です。この

    0
    2021年04月05日

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