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四十年ぶりに、高校時代を過ごした淡路島を訪れた圭介。かつて打ち込んだ人形浄瑠璃部の仲間の思いがけない歓迎と恩師の死を機に、島を去る原因となった出来事と向き合い始める。それは運命に抗い、恋に溺れ、島を駆けた夜のことだった――。ベストセラー『あん』の著者が贈る、名もなき人々の人生を力強く肯定する最新長篇。
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Posted by ブクログ
この物語を読み終えて、 向き合えなかった過去と向き合うことで、人生は再生されていくのかもしれない、 そんな思いが静かに残った。 人は、思い出そうとすると心の奥がチクチクと痛むような出来事に対して、 無意識のうちに蓋をして生きてしまうことがある。 ちゃんと見つめるには、あまりにも怖くて、 見なかった...続きを読むことにしたほうが楽だからだ。 主人公は、どうしようもない運命を背負いながら、悩み、迷い、それでも懸命に生きている。 何か大きな罪を犯したわけでもないのに、 まるで自分を罰するかのように生きてきた人のようにも見えた。 作中で恩師が主人公に直接伝えたがっていた 「いついかなるときも、潮の流れが止むことはない……」 という言葉は、とても印象に残っている。 人生もまた同じで、止まっているように見えても、時間も感情も、静かに流れ続けているのだと思わされた。 振り返ると、自分自身の人生も決して順調だったとは言えない。 迷い、決断できず、流されてきたと感じる場面も多い。 それでも、その時々で起こった出来事を受け止めながら、ここまで生きてきたのだという事実は残っている。 主人公の人生と自分の人生が重なり、 華やかではないけれど、 もう若くはないけれど、 それでもこれからの人生を、 自分なりにきちんと歩いていこうと思えた。 静かに、けれど確かに、 心の奥に波紋を残す一冊だった。
恩師が危篤との知らせを受け、学生時代を過ごした淡路島を40年ぶりに訪れた主人公。高校で人形浄瑠璃に打ち込み、恋もしながら仲間と過ごした島から、なぜそれほどの期間離れることになったのか、昔の仲間との再会によりまた考えることになり・・・ 青春の蹉跌ものですね。不遇な環境の主人公とその恋人。若さゆえの不安...続きを読むとその心情の描き方は、すごく突き刺さります。恩師から残された言葉「潮の流れは止むことはない」に、藤谷治「船に乗れ」で先生が主人公に言った「船が揺れ続けることを忘れてはいけない」というのを思い出しました。深いです。 関係ないけど、淡路島の玉ねぎはうまいです。
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