あん
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あん

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誰にも生まれてきた意味がある。 どら焼き店の軒先から始まる、限りなく優しい魂の物語 線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。 千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、バイトの求人をみてやってきたのは70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。 徳江のつくる「あん」の旨さに舌をまく千太郎は、彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが……。 偏見のなかに人生を閉じ込められた徳江、生きる気力を失いかけていた千太郎、ふたりはそれぞれに新しい人生に向かって歩き始める――。 生命の不思議な美しさに息をのむラストシーン、いつまでも胸を去らない魂の物語。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    239ページ
  • 電子版発売日
    2015年05月12日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    4MB

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どら焼き店「どら春」での出会い。
    誰にも生まれてきた意味がある。
    優しい気持ちにさせてくれる物語でした。

    0
    2024年08月12日

    Posted by ブクログ

    人と人との繋がり、人の希望を繋ぐ、人が立ち上がるきっかけ、素晴らしく感動したぁ!
    人の人生、人の想い、人生は思い通りにいかない、それでも前へ。この作品から今年が始まって良かった!
    ドリアン助川さん、ありがとう!

    0
    2023年01月02日

    Posted by ブクログ

    読んでいて涙が止まらなかった。
    和菓子屋に勤めてはいるが、いいかげんに生きていた主人公と美味しく『あん』を炊く謎のおばあさんの、柔らかいやりとり。
    次第に明らかになるおばあさんのつらさ、悲しさと、物語のそのような柔らかい空気間があいまって読んでいて、涙が止まらなくなった。
    大好きな本。

    0
    2021年08月30日

    Posted by ブクログ

    月並みな感想だけれど、ものすごく感動した。なんだか、周りの全ての人に優しくなれるような、壮絶な生き方をしてきた人の話。言葉が刺さる。ずしっと心に響いた。それでいて読んだ後は清々しい気分。良かったなぁ。

    0
    2021年03月17日

    Posted by ブクログ

    もっと若い頃に読んでいたら、主人公のどら焼き屋店長目線で読んでいたはず。
    半世紀生きた今は、隔離施設で生き抜いてきたハンセン病元患者の徳江さん目線でもストーリーを追い、映画の撮影現場にいるような、どら焼き屋が隣家のような、深い味わいのある物語でした。
    樹木希林さんの映画も観てみたい。
    ブラウスのシー

    0
    2020年06月26日

    Posted by ブクログ

    ハンセン病の老婆と務所帰りの男との物語。

    刑期を終え出所した千太郎は、お世話になった先代のどら焼き屋「どら春」で働き、オーナーである先代の奥さんに借金を返す毎日。

    とりたてて旨くもなく、まずくもない中国産のあんを使ったどら焼き屋から逃げ出したいと考えていた千太郎に、声をかけてきた老婆。

    0
    2018年11月18日

    Posted by ブクログ

    病気で閉じ込められていた徳江さんと千太郎との不思議な出会い。
    偏見の怖さにも悲しくなったが、生きるものだけでなく、周囲をとりまくものたちに耳を傾けて生きる素敵さがじんわり広がって、「誰にも生まれてきた意味がある」という言葉が、あったかく心にしみわたる感じが何とも素敵な本でした。
    千太郎さん、どら焼き

    0
    2018年10月12日

    Posted by ブクログ

    ままならない世間の目と現実に耐え忍ぶ勇気をくれる。
    馴染みのない、教科書から知っているぐらいの病気を持っていたおばあちゃんと、さえないどら焼きやの店長。周囲の目。
    事件が終わっても遺恨が残るように、病気が治ってもなお苦しまなければならないおばあちゃんが悲しく、やりきれない。それでも笑っていけた強さを

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    テレビで樹木希林さんが演じている映画をみて引き込まれた

    「店長さん、あらゆるところに耳を澄ませていてください。普通の人には聞こえない言葉を聞いて、聞いて、聞いて、どら焼きを作ってください。それだけできっと、店長さんの未来も、どら春の未来も開けていくと思います」  

    いつの日か 店長がどこかで「塩

    0
    2024年12月07日

    Posted by ブクログ

    出だしからとても引き込まれる作品。
    自分の人生に何の希望も持てない男。
    後悔と諦めの中で日々をやり過ごす中、
    現れたなぞの老女との出会いが
    そっと男の世界に灯りを灯し始める。

    映画化されているようで、
    キャストを見たら、あー、なるほど!と思わせる配役だった。

    男と老女の手紙のやり取りの場面に涙。

    0
    2024年10月26日

あん の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    239ページ
  • 電子版発売日
    2015年05月12日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    4MB

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  • 【閲覧できる環境】
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