あん

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作品内容

誰にも生まれてきた意味がある。 どら焼き店の軒先から始まる、限りなく優しい魂の物語 線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。 千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、バイトの求人をみてやってきたのは70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。 徳江のつくる「あん」の旨さに舌をまく千太郎は、彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが……。 偏見のなかに人生を閉じ込められた徳江、生きる気力を失いかけていた千太郎、ふたりはそれぞれに新しい人生に向かって歩き始める――。 生命の不思議な美しさに息をのむラストシーン、いつまでも胸を去らない魂の物語。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
ポプラ社
ページ数
239ページ
電子版発売日
2015年05月12日
サイズ(目安)
4MB

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あん のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年08月30日

    読んでいて涙が止まらなかった。
    和菓子屋に勤めてはいるが、いいかげんに生きていた主人公と美味しく『あん』を炊く謎のおばあさんの、柔らかいやりとり。
    次第に明らかになるおばあさんのつらさ、悲しさと、物語のそのような柔らかい空気間があいまって読んでいて、涙が止まらなくなった。
    大好きな本。

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    Posted by ブクログ 2021年03月17日

    月並みな感想だけれど、ものすごく感動した。なんだか、周りの全ての人に優しくなれるような、壮絶な生き方をしてきた人の話。言葉が刺さる。ずしっと心に響いた。それでいて読んだ後は清々しい気分。良かったなぁ。

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    Posted by ブクログ 2020年06月26日

    もっと若い頃に読んでいたら、主人公のどら焼き屋店長目線で読んでいたはず。
    半世紀生きた今は、隔離施設で生き抜いてきたハンセン病元患者の徳江さん目線でもストーリーを追い、映画の撮影現場にいるような、どら焼き屋が隣家のような、深い味わいのある物語でした。
    樹木希林さんの映画も観てみたい。
    ブラウスのシー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月18日

    ハンセン病の老婆と務所帰りの男との物語。

    刑期を終え出所した千太郎は、お世話になった先代のどら焼き屋「どら春」で働き、オーナーである先代の奥さんに借金を返す毎日。

    とりたてて旨くもなく、まずくもない中国産のあんを使ったどら焼き屋から逃げ出したいと考えていた千太郎に、声をかけてきた老婆。

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月12日

    病気で閉じ込められていた徳江さんと千太郎との不思議な出会い。
    偏見の怖さにも悲しくなったが、生きるものだけでなく、周囲をとりまくものたちに耳を傾けて生きる素敵さがじんわり広がって、「誰にも生まれてきた意味がある」という言葉が、あったかく心にしみわたる感じが何とも素敵な本でした。
    千太郎さん、どら焼き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月22日

    昔、子どもの頃教会学校のサマースクールでハンセン氏病の方たちが暮らす施設を訪問したことを思い出した。そこは、塵一つないくらい清潔で、修道院のような静けさと祈りの気配に満ちていた。かの人達の運命を考えれば、憤りや怒り倦怠の気配が漂っていてもおかしくないのに、そうではなかったことを覚えている。
    この物語...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年11月01日

    らい病のおばあちゃんが作るどら焼きのお話。
    周囲の偏見から逃れられず辞めてしまったけれど
    きちんと病気のことを知るべきだと思いました。
    そして、とても前向きで、でもどこか暗い…そんなおばあちゃんでした。

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    Posted by ブクログ 2016年05月05日

    【あらすじ】
    雇われ店長としてどら焼きを作る千太郎の店に、吉井徳江と名乗る老婦人が働きたいと申し出てきた。最初は追い払おうとする千太郎だったが、徳江のあん作りに対する姿勢に押され、彼女から指導を受けることになる。
    あんが変わったどら焼き屋は、完売御礼の札がかかるほど忙しくなる。しかしある日、店の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年07月29日

    素晴らしい出来だった映画を観た後に原作を読んでみたが、こんないい本を読み逃していたのが悔しいくらいの感動的な作品。そして、映画の良さも改めて再確認出来た。

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    Posted by ブクログ 2021年08月04日

    ハンセン病という病気になった吉川。
    病気に対する間違った認識はまだあるんだな。
    生きることについても考えさせされた。
    何かのことに熱中できるっていいことだな。

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