領怪神犯

領怪神犯

726円 (税込)

3pt

この世には善とも悪とも呼べない、理解不能な神がいる。
毎年身体の一部が村に降ってくる神、不老不死の夢を見せる神、あらゆる事象の辻褄合わせをさせる神、一切の記録がなくただ信仰だけが残る神――。
理解もできず根本的な対処もできない、だが確かに日本各地で起こり、人々の平穏を脅かす現象は「領怪神犯」と呼ばれている。
公的機関として密かに存在する「領怪神犯特別調査課」に所属する片岸は、部下である女性調査員の宮木と、各地から報告される「領怪神犯」の調査と対処に当たっている。
奇怪で危険な様々な神による超常現象、時にはそれらの神を崇める危険な人間たちとも対峙しながら、片岸は調査を進めていく中で失踪した妻の痕跡を見つけ出そうとする。
だがそれは、「領怪神犯」のある恐ろしい真実に触れることにもつながっていき――?

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領怪神犯 のシリーズ作品

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1~3件目 / 3件
  • 領怪神犯
    726円 (税込)
    この世には善とも悪とも呼べない、理解不能な神がいる。 毎年身体の一部が村に降ってくる神、不老不死の夢を見せる神、あらゆる事象の辻褄合わせをさせる神、一切の記録がなくただ信仰だけが残る神――。 理解もできず根本的な対処もできない、だが確かに日本各地で起こり、人々の平穏を脅かす現象は「領怪神犯」と呼ばれている。 公的機関として密かに存在する「領怪神犯特別調査課」に所属する片岸は、部下である女性調査員の宮木と、各地から報告される「領怪神犯」の調査と対処に当たっている。 奇怪で危険な様々な神による超常現象、時にはそれらの神を崇める危険な人間たちとも対峙しながら、片岸は調査を進めていく中で失踪した妻の痕跡を見つけ出そうとする。 だがそれは、「領怪神犯」のある恐ろしい真実に触れることにもつながっていき――?
  • 領怪神犯2
    726円 (税込)
    この世には、理解不能な神々が引き起こす超常現象がある。 善悪では測れず、だが確かに人々の安寧を脅かすそれは「領怪神犯」と呼ばれている。 この人智を超えた危険な現象を人知れず調査し、対処にあたる「領怪神犯特別調査課」は、役所内に秘かに存在していた。 その全貌を誰も知らない、謎めいた組織――。 同課の片岸と部下の宮木は、各地の現象を追う中で領怪神犯のある真実と、組織が隠し持つ、世界の秘密の一端に触れた。 + + + それより時は遡り、20年前。 霊感商法詐欺を働いていた青年、烏有定人(うゆう・さだひと)は警察に捕まるが、 連れて来られた先で始まったのは普通の取り調べではなかった。 そこにいたのは、元殺人課の刑事・切間(きるま)と、民俗学の准教授・凌子(りょうこ)。 烏有は「見える」力を持つために目を付けられ、警察の管轄内にある「領怪神犯対策本部」で 2人と共に、日本各地の村々で起こる異常な現象に立ち向かうことになるが……。 「対策本部」が「特別調査課」に至るまでに、一体何があったのか? 最終章の驚愕、再び。そして胸を刺す衝撃のラストが待ち受ける。 SNSなどでも話題沸騰!ホラーエンタメの大注目作、待望の続編登場!
  • 領怪神犯3
    続巻入荷
    748円 (税込)
    役所内に秘密裏に存在し、「領怪神犯」を調査し“記録”する機関、領怪神犯特別調査課。 ここに新たに穐津(あきつ)という新人が配属されてきた。 どこか世間離れしていてつかみどころのない印象だが驚異的な記憶力を持つ彼女は、片岸と宮木と共に調査を行う内に、徐々にチームに馴染んでいく。 だが、穐津はかつて宮木が所属していたのと同じ「ある部署」から来たと言い、宮木に意味深な接触をしてきて――。 その一方で、課の上層部である切間(きるま)は、片岸と宮木による「知られずの神」についての調査が、前回も空振りに終わったことを重くみていた。 特別調査課の唯一にして全ての指針である、領怪神犯の『記録』。 それすらも叶わない現状を打破し、この神による失踪者捜索に踏み切るため、調査体制を大幅に変えることを決める。 これまでは現地に赴かなかった、課の創設期からの上層部メンバーである梅村、江里、六原も加えた大々的な実地調査を行うことになり……!? 人智を超えた神々の超常現象に対峙する人間たちの物語が辿り着く先とは。 圧倒的スケールで贈る三部作、ここに堂々完結!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

領怪神犯 のユーザーレビュー

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    購入済み

    怪談ブームですが…

    2023年08月21日

    最近はどこかで聞いたな、読んだことあるなという怪談話や小説ばかりでした。
    「こわいでしょ!」と全面に恐怖を出して怖がらせようとする怪談が増えたような気がします。
    正直、この小説も期待せずに読みました。
    結果、めちゃくちゃ面白かったです。
    読みながら部屋を確認してしまうような、窓の光が気になったり、静...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月02日

    情景を把握したいだけなのに比喩が多くて目がウロウロして結局よくわからず若干読みにくいのはあるのですが、毎回登場する神がしっかり怖くて、登場人物同士の掛け合いにも魅力があり、終盤の怒涛の展開にも引き込まれました!気になって続編も買いました!

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月14日

    怪異が起こり、それを調査するといったのがこの物語の主な流れです。

    他の方の感想にもあると思いますが、怪異を調査するだけで解決はしないので、なんとなく後味が悪いです。

    しかし、名前からどんな怪異を起こすのか分からない領怪神犯もいるので読んでいて面白かったです。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月26日

    一話ごとにすっきり解決するのでは無く、人の手に負えない神に会っては逃げる話が続く。クトゥルフものやクトゥルフ系TRPGと似ている。また随所に散りばめられたこの世界の違和感が最終話ではっきりと示される部分がとても良かった。2巻も楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月20日

    ネタというか発想はめちゃくちゃ好みなので、あとは何が/誰がどういう動きをしてるか・なぜそう判断したのかもっとわかりやすい描写をしてくれたらまじで推すと思う。期待値で星増やしました!

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年06月29日

    後ろが怖くなったのは辻褄合わせの神。
    理不尽とは違うけどそれに近い何か。
    良くては無し、悪くて死。

    ずっと違和感を感じていたが何か分からず。
    でも昭和で違和感の正体が分かったような。

    ゲームとは言い得て妙。

    片岸さんではなく宮木さんだったのかと思った。
    何がと聞かれても言葉にするのは難しい。で...続きを読む

    1
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年02月03日

    面白かった!
    解決はしない、ただ調査するだけ……だからこそ、それぞれの怪異の「こんなん解決できないわ無理無理」ってレベルの恐ろしさが浮き彫りになるというか。
    個人的に人魚の村が一番ぞっとしたなぁ。悪意の煮凝り。

    最後に世界観の背景が明かされたところで背筋ゾワッとした。
    軽口かと思ってたセリフの意味...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年02月15日

    幽霊とかの心霊系ホラーは大の苦手なのですが、都市伝説とか土着信仰的なものが好きで普通に楽しく読めました。

    知られずの神の項が印象に残り、人が消えたのに消えたことを忘れてしまう描写にゾクゾクしました。私達の当たり前の生活にも見逃したり記憶から消えたなにかがあるのではないかと思わてくる内容で面白いもの...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月08日

    超常現象を起こす神々と、調査する公務員のはなしという設定が好きすぎた。
    村って都会と違うヤバいものがありそうなイメージがあるから舞台設定もめっちゃ好み。

    好きなはなしは『水底の匣の中の神』と『辻褄合わせの神』『そこに在わす神』

    昭和百四年、実は第三次世界大戦もあってすべて隠してある歪みが神をうみ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年07月31日

    ホラーは苦手なのですが、ぐいぐい読み進めてしまいました。
    後半の『辻褄合わせの神』『こどくな神』『知られずの神』が特にお気に入りです。

    不気味な神による超常現象だけでなく、人間の手によって生まれた社会の歪みが恐ろしかったです。
    そしてその歪みは閉鎖された村だけでなく、もっと大きなものっぽい…?とい...続きを読む

    0

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