【感想・ネタバレ】領怪神犯のレビュー

あらすじ

この世には善とも悪とも呼べない、理解不能な神がいる。
毎年身体の一部が村に降ってくる神、不老不死の夢を見せる神、あらゆる事象の辻褄合わせをさせる神、一切の記録がなくただ信仰だけが残る神――。
理解もできず根本的な対処もできない、だが確かに日本各地で起こり、人々の平穏を脅かす現象は「領怪神犯」と呼ばれている。
公的機関として密かに存在する「領怪神犯特別調査課」に所属する片岸は、部下である女性調査員の宮木と、各地から報告される「領怪神犯」の調査と対処に当たっている。
奇怪で危険な様々な神による超常現象、時にはそれらの神を崇める危険な人間たちとも対峙しながら、片岸は調査を進めていく中で失踪した妻の痕跡を見つけ出そうとする。
だがそれは、「領怪神犯」のある恐ろしい真実に触れることにもつながっていき――?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これのノベライズを試し読みした瞬間「ど好みだーーー!」と即読んだ一冊。そして木古先生の面白さがたまらなくて本当に好み。

日常に怪異がある。謎の組織がそれを隠して調査してる。怪異が人間の理解を吹っ飛んでわからない。主人公がくたびれてる。タバコが似合いすぎる。雰囲気がじっとり暗い。人間がたまに怖い。しれっと主人公コンビが怪異に巻き込まれてるけど気づかなかったり気づいたり。怪異の造形が理解不能に奇怪。日常が日常じゃなくておかしい。

全部好みすぎて役満。私の趣味全開すぎてほんと好き。

章によっていろんな神様が出てくるのですが私は「ひとつずつ降りてくる神」が一巻では好きです。お前誰だよ。

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2025年05月30日

Posted by ブクログ

読んでみたら大ハマり!イッキ読みしました!
妖とか神とかそうゆうもの好きなんです笑
どんな神かっていうそれぞれの名前もセンスが良くて、中でも私は「水底の匣の中の神」と「知られずの神」の話が好きです。
不気味で得体の知れなくて、でも絶対的に何か影響を与えながらもそこにい続ける神の不確かさと、そこに住んでいる人間のどこか危険なおどろおどろしいものを感じさせる塩梅が素晴らしいと思います。
ダークファンタジー好きの人は必見!
漫画化もされているのでそのうちアニメ化されるんじゃないでしょうか…!?
しかも最後に領怪神犯だけでなく、特別調査課の隠されている秘密の片鱗を知ったところでこの巻が終わるのがつい次の2巻に手を伸ばしてしまいます。

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2025年02月23日

Posted by ブクログ

こう言った民俗学系のお話大好き。
理不尽な神様が世の中にはたくさんいて、因習村めいた部分もあって、私はこういう作品が大好きだから何度も読みたい作品。
地名も難しいし宗教団体名も難しい部分があるけれど、それらを差し引いても面白い。不気味な神様が結局何をしたのかというのは描写されていないし、不完全燃焼気味な部分もあるけれど、概ね私好みの話でした。
得体の知れない神との対峙が怖い。斬新なホラー小説。
普段読んでいるホラー小説も面白いけど、村とかそういうものが出てくると食いついちゃう。因習村とか大好きだからかな。
惜しむらくは、ちょっと描写に想像力が働かせられない部分が散見されたこと。何か世界観というか、情景を描写するのが想像できない。私の想像力が貧困だからかな。でも面白いことは変わりない。

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2024年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!
解決はしない、ただ調査するだけ……だからこそ、それぞれの怪異の「こんなん解決できないわ無理無理」ってレベルの恐ろしさが浮き彫りになるというか。
個人的に人魚の村が一番ぞっとしたなぁ。悪意の煮凝り。

最後に世界観の背景が明かされたところで背筋ゾワッとした。
軽口かと思ってたセリフの意味合いも変わってくるの……本当に構成すごいなぁ!

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2024年02月03日

購入済み

怪談ブームですが…

最近はどこかで聞いたな、読んだことあるなという怪談話や小説ばかりでした。
「こわいでしょ!」と全面に恐怖を出して怖がらせようとする怪談が増えたような気がします。
正直、この小説も期待せずに読みました。
結果、めちゃくちゃ面白かったです。
読みながら部屋を確認してしまうような、窓の光が気になったり、静かな空間が怖かったり。
忍び寄る気持ち悪さのような感覚を久しぶりに味わう事ができました。

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2023年08月21日

Posted by ブクログ

何かでお勧めされていたので読んだのですが(何かはど忘れしてしまいました)、私にはドンピシャにハマる作品でした。
ただやはり読み返して「なるほど!」となる部分もありましたが、話自体は短話解決なので見返しもしやすかったですしバディ系も大好きなので面白かったです。続きも読みます

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

作者の先生がTwitter(現:X)でバズっていたのをきっかけに本作に出会いました。
刊行が続いているようなので物語の序盤を楽しむ気でいたのですが、意外なことに1話完結で読みやすかったです。
話は1話完結なのですが、要所要所に前話との背景の繋がりを感じて退屈せずに読めました。
2巻も購入したいと思います。

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2025年08月20日

Posted by ブクログ

八百万の神、と言われると本当に色々なものがいるのだろう。
そういった神が犯す一つ一つの怪異が不気味で魅力的だ。
怪異に遭遇しながら淡々と、目の前の仕事を遂行していくキャラクターがいい。ハードボイルド的なキャラクター設定だが、それが物語とマッチしている。
ただ欲を言うと一つ一つの話が短くて、「え、ここで終わってしまうの?」というものが多い。
続きを匂わせる描写が憎い。わかったよ、買うよ。

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2025年08月17日

購入済み

人智を超えたモノたち

「神」と呼んで良いものなのかも解らないモノに挑む片岸と宮木の一応公務員の二人。
通常では理解もできない事件を調査し、可能ならば解決という事だがまあそう簡単にはいかないわけで...。
『領怪神犯』とは良くいったものだと思います。登場する怪異はどれもブッ飛んでいますが、一話目の空から体の一部が降ってくる話が物語の全てを表している気がして一番好きです。
きれいに解決できている事はほぼ無いのですが、それがまたある意味リアル。
片岸も宮木もトラウマを抱えつつ前へ進み、どうやらこの世界線ではこちら側とは色々と違うみたいだぞ...とほどよい謎を含めて終わりますので次の巻を読み進めたくなります。

#ドキドキハラハラ #ダーク

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

土着(?)の「神」が起こす現象を観察して分析して、出来れば応急処置する簡単で大変なお仕事ストーリー。
どの話も不気味で、読みながら少し涼しくなれた。
なんちゃって民俗学が好きなので楽しんで読めたけど、物足りない人もいるかもしれない。
メインキャラクター3人が気に入ったので続刊も読みたい。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「これは怪談なんだ」というのが1話を読み終えた際の感想。
各話はどれも40ページ前後の短い話だが、単純ではなく軽い捻りもある。体裁は現代風(?)だが、怪談としてちゃんとしているという印象を受けた。

主要登場人物達は特別な力があるわけでもなく、特殊な機関で怪現象をハントして回っているわけでもない。ただ怪異を観察・記録し、その途上で意表を突いたりスリリングな展開を含みながら、謎を残してエピソードが終わる。シーンのところどころに挟まれる何気ない描写も、どことなく気味の悪さを感じさせる細かさで、気のせいなのか伏線なのか(場合によっては読み終えても)わからない怪談特有の空気感がある。
各物語のゲストで主役でもある『神』も、日本古来の神の意味で使われ「強力な力を持った人智の外のモノたちの総称。人々に益をなすように、あるいは害をなさないように、危険だから祀るモノ」というニュアンスの存在である。極端に言ってしまえば妖怪やものの怪とそう変わらぬ存在であり物語の雰囲気とよくマッチしている。

明らかにフィクションであり、所々でファンタジックでもある創作怪談なのだが、そこらの実話形式の怪談よりよほど雰囲気もあって内容も面白い。いかにも怪談にありそうな場所(過去の風習が残る田舎、病院、廃校舎など)が舞台になるが描写も上手いし話も面白い。
短編が集まった怪談集との違いは、話が進むごとに物語の中の時間も進み、主人公らの背景も少しずつ明らかになっていくこと。以前扱った事件が引き合いに出されることもある。

基本的に片岸の目を通して物語が進行していくので、中盤くらいまでは相棒の宮木が怪異なのではないかと思うことが多々あった。”神の目線”で彼女の心理を知ることができないので「片岸が感じていることが真実なのかわからず怖い」という感覚がときどきあり、この怖さ(不信?)は、一話完結形式の個々の話を越えて、物語を通して累積していくものだった。それぞれの話の中での謎解きと、その裏で一貫して流れる主要登場人物の謎の2系統の焦点があり、平穏なシーンであっても別の緊張感もあって二重の楽しみ方ができた。
終盤に向かう頃には宮木を「別の時間軸や世界の人間なのか」や「神の干渉を受けない体質なのか」といった、人間だけど普通じゃないという印象に変わっていったが、それでも目的が不明なため敵か味方か分からない不信感は残り続けた。


2話についてだけだが、ちょっと気になった部分がある。序文と本文終盤での神の描写が全く同じだったことだ。
『ひと喰った神』の姿の概要から透ける内臓の様子まで序文と同じ文章では期待外れの気分になる。短い話なので文章自体を完全に覚えているし、敢えて同じ文言を載せる理由もないので、片岸の目前に神(と巫女)が現れる緊迫のシーンが今ひとつ盛り上がりきらない感じだった。序文以外は片岸の目線で物語が展開していくので、唐原目線の序文と全く同じ描写に違和感を覚えたのかもしれない。
同じような描写でも、当時少年で覚悟もなく神の姿を眺めた唐原よりも、その道の専門家、大人として観察した片岸の方が解像度が高かったり(逆に序文の描写の解像度を下げてもいい)、唐原の解釈が誤解だった部分を描けばこの違和感はなかったのかなと思った。
これ以降の話では序文の内容が本文の要約(= サマリー)のようなものから導入(= イントロダクション)へとかわり、証言もどこかズレているような狂っているような薄気味の悪い感じが出てくるようになって、片岸の主観で進む本編とは違うテイストで気味悪さを感じさせる役割を果たすようになった。


最後の2話はあまり好みではない展開だった。
片岸の妻の事は直接話してすらよくわからないままで、なぜ『知られずの神』のもとに来て、ずっとそこに留まっているのかがいまいちわからない。"よもつへぐさ"の故事もあるので異界の生活に馴染む事で現世に戻れなくなることには違和感はないが、来た理由も帰れない理由も納得できない感じでモヤモヤする。
『知られずの神』の世界は客観的には時間が止まっているように見えるので死ぬこともできず、しかし囚われた人たちの主観的には時間も記憶も蓄積していくので「これでは地獄ではないか」とも思った。引き込まれた片岸に人々が興味を示さないのも、すでに精神がすり切れているのではないかという気もしてその点も後味があまり良くない。
最後の話は取ってつけた打ち切りの最終話のようで、駆け足で浅いと感じた。宮木に全部の種明かしまで(こんなに雑に)させなくても良かったのではと思う。本書発行時にはまだ続編の話は固まっていなかったのだろうか。

ほとんどのタネ明かしをしてしまったので、宮木には「なぜ記憶を保持できているのか」という疑問点が残るが、片岸は背景が空っぽになってしまった。ゆるい繋がりを持った一話完結の話はどれも面白かったが、その根底に二人(と六原)の過去が明かされていくという隠し味があったので普通の怪談集とは異なった厚みがあった。ここからどうやって話を再び膨らませていくのかが作者の腕の見せ所だ。
デビュー作ということもあって2作目が楽しみなような、パワーダウンしてしまうのが怖いような気持ちで次作を購入した。

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2025年07月10日

Posted by ブクログ

み、宮木おま………………

面白かったです!
怪異や神様、土着信仰に人怖と私の好きなもの盛りだくさんでした。(民俗学も齧ってみたいなと思うようになりました)
そうきたかー!ってものもちょこちょこありました。
個人的に水底〜の神様が可愛らしくて好きです。
続編も楽しみだー!ということで、続編に進みたいと思います!

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

やはり人間が最も恐ろしい。
いずれの村も閉鎖、あるいは断絶され異質な空気に包まれており人知を越えた世界が待っている。
解決ではなく調査しか出来ない無力さが惹き付ける特徴となっていて、調査をする理由、徐々に明らかになる主人公の過去、組織の秘密などとても良い構成に引き込まれました。

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

自然が癒しを与えもすれば突然牙を剥くが如く、〈神〉が引き起こす超常現象。その一見理不尽な神の仕業を調査し、対処する公務員(特別調査課)の活躍を描く。最後にある謎が明らかになり…。続き読みます!

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2025年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤は実話怪談や掲示板系の様な、全て解決せずに末端だけ判明する感じで凄い好きな単話怪談だった。個人的に人魚の話好き。 後半はしっかり解決したり、世界の真相だったり、しっかり締めにかかっていて小説って感じ。 普通に良作な章だと感じた。 エピローグの真相開示は、伏線自体はあったけど、それでも尚唐突感を感じてしまった。

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2025年03月05日

Posted by ブクログ

人智を超えた危険な現象を“領怪神犯”と呼び
その事象が報告された地域に向かう
怪異・怪奇に対応する公務員と神との邂逅

2021から2022 カクヨム
第7回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉
大賞受賞
コミック化されていてそちらも何か賞取ってるみたい
私はwebでは読まないので 第3弾まで発刊されてかなり大きな世界観でラストを向けたらしいと知り、わくわくで読みます

第1巻は、まだまだ秘密めいた事があり全貌は定かでないのです
8編の章からなり、それぞれに怪しげな神が登場

⚪︎ひとつずつ降りてくる神
巨大な御神体の一部が毎年空から落ちてくる村
とにかく大きいんです
片腕25m 保管も大変

⚪︎ひと食った神
死んだ後の内臓を食べる神

⚪︎不老不死の夢の神
人魚伝説の残る村 呪としての不老不死

⚪︎水底の匣の中の神
ダムに佇む巨体 ひとを見守ってきた神

⚪︎辻褄合わせの神
突然始まる祭囃子 神輿が現れると祭りの合図

⚪︎こどくな神
孤独でなくて、蠱毒の方だった
怪奇公務員の失踪した嫁の出身村
美しい湧水 穢れは井戸へ
村人は地下豪へと公務員達を誘導する

⚪︎知られずの神
失踪者の続く村
知られた者の記憶をなくす
重要な村に来ました!これから展開しそうです

⚪︎そこに在わす神
失踪者の村から抜け出し 昭和104年の現在へ

1巻では 案外あっさり神との対峙を諦めて
こんな感じで良いかなと軽い対応
でも 半ばあたりから
気になるワードが幾つか
どんな世界になるのか楽しみです

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2025年02月07日

Posted by ブクログ

土着的な神や信仰の調査もの。短編のように読めて気軽に読める。もう少し物語としての深みが欲しいところではあるが続編への布石だろうと期待。

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2025年02月01日

Posted by ブクログ

スッキリとした解決をせずに、状況を観察して報告して去っていく連続にちょっと物足りなさを感じた読み始め。
でも読み進めると、ん?と戸惑う不思議がちらほら。
続きが非常に気になります!!

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2024年10月25日

Posted by ブクログ

☆3.7

これだけでもわりと好きだけど、続巻でまたかなり変わるって聞いたので、ぜひ読みたい。
楽しみ。

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2024年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あっ、解決しないのね?!

これが私の素直な感想でした。
話が進むにつれ、この解決しないモヤッと感が繰り返されて、ほんのちょっとだけ満足できないw
でも1冊終わるまでにはこのモヤッと感が楽しくなってくるから不思議。
無意識に「事件は解決するのが当たり前」と思いがちですが、良い意味で裏切られたなと。
事件を解決しないのはもしかして伏線??と想像したりして次巻が待ち遠しいです。

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2024年08月22日

Posted by ブクログ

善悪ない人智を超えた人間にはどうしようもない現象を領怪神犯という。
ミカヅチ班みたい!と思って一気に購入。
三部作で完結なのかぁ。短い。
1冊目は序章というか、片岸と宮木の仕事紹介というか領怪神犯とはこーゆー事象を指すってことの紹介のような報告書のような話。
なにも解決せず、不穏なまま終わる。
だからこその領怪神犯なのだろうけど、ちょっと肩透かしをくらった気分。
とはいえ話が進むごとに世界観に引き込まれてしまい面白かった。
続きが気になるけど、後2冊で終わってしまうのかぁと思うと読むのが勿体無い気もする。

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2024年06月09日

Posted by ブクログ

情景を把握したいだけなのに比喩が多くて目がウロウロして結局よくわからず若干読みにくいのはあるのですが、毎回登場する神がしっかり怖くて、登場人物同士の掛け合いにも魅力があり、終盤の怒涛の展開にも引き込まれました!気になって続編も買いました!

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2024年01月02日

Posted by ブクログ

怪異が起こり、それを調査するといったのがこの物語の主な流れです

他の方の感想にもあると思いますが、怪異を調査するだけで解決はしないので、なんとなく後味が悪いですが、the日本の神って感じがして面白かったです

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2023年12月14日

Posted by ブクログ

一話ごとにすっきり解決するのでは無く、人の手に負えない神に会っては逃げる話が続く。クトゥルフものやクトゥルフ系TRPGと似ている。また随所に散りばめられたこの世界の違和感が最終話ではっきりと示される部分がとても良かった。2巻も楽しみ。

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2023年08月26日

Posted by ブクログ

一話一話が短いのでサクッと読めた。
主人公は中々危険な目に遭うが、あんまりハラハラしたり恐怖を感じたりはせず。
面白くない訳でもないけど、夢中になる程面白いとも感じなかった。
一話一話の話の厚みと文字数がもっとあれば個人的に好みだった。
4m程ある黒い神の眼差しと、人魚の仕返し?が印象に残ってる。
人魚の村の人間は鱗を甘酒に仕込んで何が目的だったんだ?
一原~十原まで揃ってないと何がどうなるの?
少しずつ疑問は残るけど、まぁこのジャンルで全部ハッキリしちゃうのも、野暮だしなぁ。
記憶操作系が一番厄介。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

オカルトとちょいホラーとちょいファンタジー?
雰囲気や話自体は結構好きなタイプだしカバーイラストの絵柄も好き
ただなんとなく文章が入ってきづらかったり、キャラや地の文の言い回しが気になったりするのは自分が歳を取ったということなのかもしれないな…
若い頃に出会っていたらどハマりしていたかも?

と言いつつ続刊全て購入しているのである。笑

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2025年08月08日

Posted by ブクログ

読んでいて尻上がりに面白くなっていった。
神々の仕業なので何もできずにただ事象として捉えるだけだとつまらないなと思っていたが、徐々に不穏さが増して、謎が明かされていく。
概念についていくのが多少大変ではあるが、キャラクターが立っている、ホラー感がいい塩梅等、作品としての魅力で十分に楽しめる。主人公が煙草をバンバン吸う様がなんだか新鮮。
謎キーワードがまだ散りばめられていたので、次巻も楽しみ。

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2024年11月24日

Posted by ブクログ

ホラーあまり読んだことないけど、こんなもんかという感じ。怖いと言うより、興味深いと言うか、昔話にある物語を読んだような気持ち(現代っぽい人が主人公なんだけど)
たくさんの謎現象と神(物の怪?)が出てくるけれど、どの話もいまいちちゃんと解明されずなあなあに過ぎていくのがちょっと残念だった。結局何かわからないけどそれこそがホラー、なのかも、。

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2024年11月07日

Posted by ブクログ

まるでクトゥルフだな。ただ本家は100年近く経っているので現代というより近代の話かつ外国の奇譚だけど、こちらは現代かつ和風ホラーなので一読の価値があるような(ないような)。

和風といっても怪異は洋風(?)で、深くもないし怖くもない。ホラーっぽい雰囲気を楽しむライトな小品群でした。もう少し背筋をゾゾッとさせて欲しい。
3.5

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2024年11月02日

Posted by ブクログ

初めましての作家さん

・ひとりずつ降りてくる神 ・ひと喰った神
・不老不死の夢の神 ・水底の匣の中の神
・辻褄合わせの神 ・こどくな神
・知られずの神 ・そこに在わす神
8編の連作ホラー短編集。

読み始めてすぐに、何だこれ?と違和感。
奇妙で奇怪な現象や事象を検証して、結論が
なされないままに次に進む事へのストレス。

読むのをやめようかと思ったけれど、
2巻の後半から流れが変わります。
読むのをやめなくてよかったぁ~

善とも悪とも言いようがない、人智を超えた
人間の手には負えない超常現象` 又は
それを引き起こすものを、俺たちは
"領怪神犯"と呼んでいる。

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2024年09月07日

Posted by ブクログ

ホラーというより怪談みたいな連作短編
何だかどの作品もスッキリしないのと、基本的に読み易いのだが時折何を描いているのかよく分からなく感じられたのも狙いなのだろうか

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2024年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほぼどの怪異(?)にも対応出来ない。
なるほど、「神犯」ということか。
2巻が7月に発売とのことで予約した。
読み進めていると「もしかして…」と方向性は予測出来る内容。しっかり完結出来たらかなりの良作になると思う。次が楽しみ。

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2025年09月06日

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