安能務の作品一覧
「安能務」の「封神演義 導なき道へ」「封神演義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
「照妖鑑」で人に化けた妖怪を映すとその本性が見えるというアイテムが出てきて、こんどはポケモンが頭に浮かんじゃうw 正体が灯火(ヒトモシ/ランプラー)、白い猿(ヤルキモン)、樹(ウソッキー)とか。発想って何百年かたってもあまり変わらないんだなw
それはともかく、いよいよ5つの関所をやぶって朝化に攻め入る段はやはり興奮する。それと同時に、武王があまりにも影が薄いことに驚いた。そうしたら94章で訳者(というか再話者なのか?)の安能氏が「覇王」という言葉を儒家が忌みきらって武王を「聖王」にまつりあげたのであって「孟津の会盟で武王が「観政」を主張したというのは、儒教徒のデッチ上げである」と一刀両断してた(笑)
そうなんだろうなあ。誰がどう見たって紂王はひどいのに、あくまでも臣下が主君にそむくのは倫理にもとるという言葉がしつこいくらいに出てきて、ちょっとうんざりしていたので、少し胸のすく思いがした(^_^;;
あと武王が皇帝就任を一度は辞退するだろうと姜子牙がいうと、姜文煥が「謙譲は美徳ですが、しかし度が過ぎれば、空遠慮の卑しさと、区別がつかなくなります」と言うのもおもしろい。これって原典にあるのかなあ?
すべてが終わったあと、父も兄弟も誰ひとり帰ってこなかった黄天爵の号泣が悲痛で胸がいたんだ。姜子牙が、中央に残らず斉国で武吉とともに経世済民にはげむという終わり方もよかった。