ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
7pt
「久しく名のみきいていたデカダンスの聖書『さかしま』の難解を以って鳴る原文を、明晰暢達な日本語、しかも古風な威厳と憂愁をそなえた日本語にみごとに移しえた訳者の澁澤龍彦氏の功績を称えたい」(三島由紀夫)。<生涯>を至上の価値とする社会に敢然と反旗を翻し、自らの「部屋」に小宇宙を築き上げた主人公デ・ゼッサント。澁澤龍彦が最も愛した翻訳が今甦る!
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
引きこもり貴族が世界中から宝石とか花とか香水を買い漁って部屋にぶち撒けて遊ぶ、スーパーこどおじ小説。
これほど美しい世界観を持った主人公は他には、なかなかいないと思います。 この本の耽美な世界に溺れるのが大好きです。
ウエルベックの「服従」の流れで読んでみた。 1884年の小説だけど、とにかく暗い。 いくらお金があっても、病気になるとネガティヴになる感じがリアルに書かれている。 そしてとにかく性格が悪い。金持ってるやつが性格悪いと最悪だっていうw 好きなのは 主人公のデ・ゼッサントが、歯医者が怖くてたまらないけ...続きを読むど、引き下がれなくなって歯を抜く場面。(こわい!) あと芸術作品をコレクションしているけど、その割に「最近の芸術は全部ダメ」とか思っているところ。「わかる、わかるよ!」と思った。 あとはまあ、この時代にベルエポックを準備してるわけだから、そこまで悲観的にならないで!って未来から
反自然主義、反小説であり、デカダンスの聖書と呼ばれ、ワイルドやブルトンに影響を与えたらしい。人工的な楽園に閉じこもり高度に洗練された収集物を前に奔放な想像力は時間や地理上の制約を受けることなく旅をする。想像力の前では現実は無力であり虚しい幻想である。没落する貴族になりかわり台頭してきたブルジョワへの...続きを読む痛烈な皮肉、カトリシズムの堕落と古き良き中世への憧れが強く感じられた。
デカダンスの聖典。 特に大きな話の流れがあるわけではなく、主人公の退廃的な生活がつらつらと書かれています。どこから読んでも楽しめる感じです。 それだけだけど、とにかくそれがかっこいい。大好きな本です。
なんともいいがたい。デ・ゼッサントの孤独と趣味に走った日々の話。各章でそれぞれ主題が決まっていて、文学や宝石、花や酒に対する博学がかき鳴らされる。文句なく面白く、ずいずい読み進んでしまった。文句なく面白いのだが、人に薦められるかといえば、微妙。
自然は実際にはグロテスクで不潔で危険極まりないということから、デ・ゼッサントは人工物をこよなく愛する。小説の最後らへんで衰弱して潅腸法による栄養摂取しかできなくなった時も、これぞ人間にしかできない芸当だ、などと考えて満足するしまつ。あらゆることを可能にする空想を第一とし、現実は何とも醜いものだとし...続きを読むてフォントネエの屋敷にひきこもる彼。プロットのない小説だが、デ・ゼッサントの性格、生活が面白い。デカダンスを知りたい人にお勧めの一作。
ルドン展で、河出文庫から出ている本書のことも書かれていたので、読みたい本に入れた作品である。 要再読
何かを拒絶し続けた果てには、また違う世界の扉が待ち構えている。論理の構築物に完成がないのなら、逆に、どんな逆境にも、必ず、何らかの世界への扉は、静かに開いていているということだ。しかし、その次の場所が、夢の場所か、現実の場所かはわからない。
主人公デ・ゼッサントの趣味嗜好が永遠と綴られる、引きこもり小説です。 そして、「デカダンスの聖書」と言われることで有名ですよね。 でもでも、デカダンスの「入門書」と勘違いしてはダメかもです。 あくまで「聖書」。 キリスト教の聖書がキリストの生き方を記した様に、デカダンな人の生き方が描かれた内容なので...続きを読むす。 当然、解説なんてありませんから、何も知らずに読む場合は御覚悟を><
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
さかしま
新刊情報をお知らせします。
澁澤龍彦
J・K・ユイスマンス
フォロー機能について
「河出文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
O嬢の物語
悪徳の栄え 上
試し読み
悪魔の中世
石川淳随筆集
うつろ舟
黄金時代
女のエピソード
貝殻と頭蓋骨
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲さかしま ページトップヘ