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奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村。淡首(あおくび)様や首無(くびなし)の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。3つに分かれた旧家、秘守(ひがみ)一族、その一守(いちがみ)家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ傑作長編。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
首無の如き祟るもの 読み方 くびなし の ごとき たたるもの 日本の首無しミステリの最高傑作の一つ。探偵 刀城言耶(とうじょう げんや)シリーズの第3作だが、今作だけでも楽しめる。 因習×ミステリ×ホラーの絶妙なバランスと練りに練られたトリック。非常に分厚いですが、第1作と違って読みやすいですので...続きを読む、横山正史の犬神家や獄門島などの雰囲気が好きな方は、ぜひチャレンジしてみていただきたい。
面白かった!一作目、二作目に比べるとホラー要素よりミステリ要素が強く、民俗学パートが少ないからかなり読みやすかった。冗長にならず驚くパートが中盤に何箇所かあり、ラストは怒涛の展開!ページをめくる手が止まらなかった。
三津田信三氏の最高傑作と言われることも多い作品。トリックとしては複雑でありながら読み進めにくさは全くなく、ミステリ初心者から強者まで楽しめます。人気作品なので良質なネタバレ考察がネットに沢山上げられていますが、ミステリとしても小説としてもマイナスな意見はほとんど見られません。 氏の骨頂であるホラーミ...続きを読むステリとしても秀逸で、違和感なく怪異とミステリを合わせるだけでも容易でないのに、本作では見事にお互いの魅力を高めあっています。 また本作は刀城言耶シリーズの3作目になりながら単体でも充分楽しめる点を高評価として挙げられることも多いです。同意見ですが、本作に散りばめられたミステリや怪異を1つ残さず楽しむには(小さくはない)一点足らなくなります。1作だけでも良いので、1作目からでなくても良いので、読んでからをお勧めします。
刀城言耶シリーズ3作目。多分一番有名な作品。内容は小説の中の小説という形式で事件が語られており、最後には二転三転する落ちが待っています。途中で間延びする感覚はありましたが、推理編の勢いは凄い。最後の最後まで色々と飛び出し、読者を飽きさせない仕掛けのオンパレードでした。
今まで読んだミステリの中で一番良かった。 最後までころころと感情が動いてしまいました。 作者視点の語りも非常に意味があって… 感想で書き表すことができないため、是非読んでもらいたい作品
めっちゃ面白かった。 戦前戦後のお話ということで 防犯カメラもない、DNA検査もない、携帯もない、そんな時代だからありえる。 最後の最後までワクワクした本でした。
刀城シリーズ最高傑作との誉れ高き作品で、首の無い遺体についてこれでもかと語られるので(別にそこにグロテスクな描写はないからスプラッタ耐性がなくても平気)、読むと首無マスターになれます。ちなみに「シリーズ最高傑作」と言いつつ、シリーズキャラクターがぜーんぜん出てこない(京極夏彦のシリーズの京極堂以上に...続きを読む中々出てこない)ため、これから読み始めても大丈夫という親切設計? 解決編で、わたしは3回ほど「うわー」と呟いて、一度栞を挟んで天を仰ぎました。とんでもないって……
いい意味で踊らされた。最後まで気が抜けない作品。 ミステリとホラーを組み合わせた作品で、ここまで夢中になるなんて思ってなかった。 ホラーが苦手な人がいるかもしれないが、それでもミステリ好きなら読んでおけといえる。
今まで読んだミステリの中で一二を争う面白さだった。特にラストの怒涛の解決編は別格。流石はベストオブベスト。 インパクトの強い表紙とは裏腹にホラー要素はそこまで多くなかったが、ホラー展開のおかげで退屈になりがちな序中盤も楽しく読めたので有難かった。ホラー苦手な人にもおすすめ。
刀城言耶シリーズ第三弾。 シリーズ最高傑作と言われていますが、読後感としてはまさに納得でした。 私は順番に読んできていますが、厭魅と凶鳥とはまた違ったストーリー構成で読者への挑戦のようなスタイルの作品です。 歴代2作以上におどろおどろしく、事件の真相を考察すればするほど散りばめられた謎が繋がりそうで...続きを読む微妙に繋がらず、完全に作者の叙述に陥っていることが自分でもわかり非常にもどかしく感じました。 解決編に関しては、ある一つの事実を軸に数多くあった伏線を綺麗に回収していくのがまた爽快でした。 そして真相が解明されたあとのラストが何ともまた… これが気になる方は是非読んであっと驚く真相を目の当たりにしてみては如何でしょうか。
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首無の如き祟るもの
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三津田信三
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