奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村。淡首(あおくび)様や首無(くびなし)の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。3つに分かれた旧家、秘守(ひがみ)一族、その一守(いちがみ)家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ傑作長編。(講談社文庫)
Posted by ブクログ 2023年05月15日
刀城言耶シリーズ第三弾。
シリーズ最高傑作と言われていますが、読後感としてはまさに納得でした。
私は順番に読んできていますが、厭魅と凶鳥とはまた違ったストーリー構成で読者への挑戦のようなスタイルの作品です。
歴代2作以上におどろおどろしく、事件の真相を考察すればするほど散りばめられた謎が繋がりそうで...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月22日
シリーズ最高傑作ということで、期待しながら一気読み。いきなり作中作が始まるという変則的な冒頭に引き込まれて面白く読めました。
別の作品で「グロテスク」などが登場した記憶がありますが思い出せない。また読み返さないと。
解決編で一気に謎が解けていく感覚がたまらなく気持ちよかったです。まだ3作しか読めてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月08日
いよいよ刀城言耶シリーズの中で
最高傑作とされている首無の如き祟るもの
……ワクワクが止まらい!!
読むぞーーーーーーーーーーー!!٩(ˊᗜˋ*)و♪
あらすじ
奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村。淡首(あおくび)様や首無(くびなし)の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。3つに分かれた旧...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月03日
戦中と戦後に、とある一族の儀式の最中発生した不可思議な事件の謎を探偵役が解いていくというストーリー。
世界観は強いて言えば横溝正史に近い。
終盤にそれぞれの事件に対する謎が数十個羅列されるが、それが探偵から明かされる一つの発想からパタパタと解かれていく様は圧巻の一言。
最後は胃もたれ気味になる...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月04日
やばい…
背筋がゾワッとした…((((;゚;Д;゚;))))
ホラー好きの私としてはもう最高のラストです!
三津田信三天才!!
奥多摩にある媛首村では淡首様の祟りや首無の化物の言い伝えがある。
古くからある旧家、秘守家の一族では、男の子が育ちにくい。
双子の十三夜参りの日、恐れていた悲劇が起こる...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月22日
うわあ、面白かった…!!
某K極堂の新作がなかなかなかなか出ないので、似た感じの伝承×ミステリ的なのがないかなーと探して出会ったシリーズ。シリーズと言いながら、1.2作目は取り寄せでかなり時間がかかるとの事。感想をチラッとみた限りでは順番関係なく読めるとあったので、本当に大丈夫かなーと不安になりつ...続きを読む