忌物堂鬼談

忌物堂鬼談

748円 (税込)

3pt

得体の知れぬ何かに追われ、助けを求めて遺仏寺を訪れた由羽希。所有するだけで祟られるという「忌物」であふれた本堂で、住職の天山天空は彼女も忌物を持っていると告げる。何が起きたかをまるで覚えていない由羽希は、天空が調査をするあいだ毎夜寺に通い、忌物に纏わる怪異譚を聞くことになるが……。

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忌物堂鬼談 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    持っているだけで祟りを齎す「忌物」を巡る怪異譚。忌物の謎が解けたとき、さらなる恐怖が襲う。怪談の中では、第四夜「霊吸い」、最終夜「にてひなるもの」がとても怖かった。一話読む毎に怖くなる。最終夜ですべての謎が解けるミステリの要素もあった。また、ラストは、忌物の物語がまだ続く様な終わり方だった。

    0
    2023年03月11日

    Posted by ブクログ

    どの話もゾッとするくらい恐ろしくて、それでいて各話に仕掛けも施されていてとても楽しめました。新書版を積んでいたのが勿体なかったな。
    お気に入りは『霊吸い』。忌物の状態を想像したらなぜか背筋が冷たくなりました。あと、最終夜のベタなお祓い展開が好きです。
    シリーズになりそうなので続きが楽しみです。

    0
    2021年02月23日

    Posted by ブクログ

    著者の得意な複数のエピソードが実は共通する怪異で。。。という構造ではなく、複数のエピソードそれぞれが主人公を襲った怪異の伏線になっているというのが非常にうまく効いている。砂歩きについてのどんでん返しも秀逸。普段は回収のための伏線やどんでん返しのためのどんでん返しといった必然性の乏しいギミックは好まな

    0
    2021年01月06日

    Posted by ブクログ

    真っ赤な装丁が雰囲気抜群。5話の中だと一口告げが1番好き、なんだかよく分からん怪異とだんだん頭が壊れてく様は絶品。

    0
    2020年11月01日

    Posted by ブクログ

    5つの集落を抜けて、毎日忌物寺へ通う少女。
    まず、集落という概念が私には分かりにくく…5つの集落を歩いて抜けて毎日往復とかできるもんなの??と。その部分がきになって、本筋が頭に入ってきにくく。(完全に自分の問題)
    ちりばめられた忌物(いちいち変換めんどいなぁこれ)に関する短編は面白く読めた。一番印象

    0
    2022年04月05日

    Posted by ブクログ

    忌物にまつわる短編集。「霊吸い」の話はスプラッター気味で怖め。 
    美形のS気な遺仏寺の天山天空と、何かに取り憑かれてる由羽希のキャラクターは結構気になるので、続きの話あるのを期待したいです。

    0
    2020年11月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    忌物(≒いわゆる特級呪物)をめぐるミステリ色濃いめのホラー連作短編集。現在進行形で怪異に苛まれる主人公の憑き物おとしを主軸に、独立した(もちろん最終話への伏線も仕組まれた)3つの短編怪談話が展開される。

    「砂歩き」
     とりあえず舞台設定と状況を説明しつつ、主人公が謎足跡&奇声に襲われる。情報を小

    0
    2023年01月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三津田先生の新シリーズ。
    由羽希を襲う怪異。幼い頃、遊んでいた遺仏寺に助けを求めに。
    天空坊主と由羽希の、恐ろしながらも弾む会話は読んでいて楽しい。
    黒猫の「黒猫先生」も良き存在。
    いくつかの忌物にまつわる話、そして、由羽希を襲う怪異の正体。

    0
    2022年06月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    純粋な和ホラーの話。化け物の正体とか、忌物はどれなのかとか、よく振り返るとこれは人間でない証拠だった!みたいなホラー 版のミステリ要素があって、そこが余計に怖さのドキドキを増幅させる。
    砂歩きが実は自分自身だったという、オチ自体はよくあるけど解決に至るまでの描写はよくあるそれとは違って、ちゃんと納得

    0
    2021年04月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    得体のしれない何かに追われて助けを求めて遺仏寺を訪れた由羽希。
    そこには持っているだけで、祟られるという「忌物」であふれた本堂があり、住職の天山天空は彼女が忌物を持っているという。
    何も覚えていない彼女は天空の語る忌物の関わる怪異譚を聞かされることになるのだが……。

    面白かったです。続きがあるよう

    0
    2020年10月22日

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