忌名の如き贄るもの

忌名の如き贄るもの

1,111円 (税込)

5pt

4.0

忌名は、いわば生贄だと?

「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」
生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。

人気作家の小説家を、豪華声優による朗読で楽しませてくれるライブ配信「STORY × LIVE」。今作は人気声優、大原さやかさんに朗読していただいた書き下ろし短篇「忌名に纏わる話」をきっかけに生まれた物語です。朗読劇とはまったく違う、長篇ならではの展開を、文庫でもお楽しみください。

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忌名の如き贄るもの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     刀城言耶シリーズ8作目。相変わらず迷ってばかりいる推理でありながら、内容自体は非常に好きでした。ラストのシーンも面白く、ホラーミステリーが見事に融合した一冊でした。昭和の辺境の村の妖怪やしきたりなどの民俗学的な要素を題材にした素敵なシリーズものでした。次の作品にまた期待。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    戦後間もない関西地方の村で起きた奇妙な殺人事件をテーマにした物語だが、特殊な読み方の語句が頻出する.尼耳(あまがみ)家、銀鏡(しろみ)家、虫絰(むしくびり)村、河皎(かわしろ)家等々.この村では7歳、14歳、21歳の子供に忌名(いな)の儀礼を執り行う風習があり、尼耳季千子(いちこ)が14歳の儀礼中に

    0
    2024年06月05日

    Posted by ブクログ

    刀城言耶シリーズ第8長編。こわいこわい。こわい話だった…。
    いつもながら、怪異とロジックをうまく組み合わせているなと思う。話の展開がえらく遅いな、犯行動機にえらくこだわるな、今回は緻密なロジックはあまり語られないのかな、最後はいつもの二転三転する推理に突入するのだろうなと思いながら読んでいたら…。こ

    0
    2023年11月06日

    Posted by ブクログ

    一見、シリーズ中では地味な謎。しかし、最終盤に怒涛のどんでん返し。ホラー要素も満点で、楽しめた。
    ホラー要素を残しすぎるとミステリーとして成り立たなく、シリーズの中でもそういう作品はあるが、本作はその辺りのバランスが絶妙。
    地方特有の悲しい業を事件の背景に感じる。

    0
    2024年01月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     全てを作者の手のひらで踊らされ続けた。自分の推理力で真相に迫るのもミステリーの醍醐味だが、このしてやられた感を存分に味わえるのもミステリーの醍醐味だ。正直今回の話、あんまり盛り上がらないなと思っていた。事件自体もそこそこありふれている。不可思議な現象も言うほど起きていない。現代のミステリー過ぎて何

    0
    2023年09月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回も子どもに対して容赦ない地方の奇っ怪な儀礼、「忌名の儀礼」の李千子の体験に第一章から震える。人生の災厄を忌避するための儀礼でありながら、こっちの方が危険極まりないじゃないかw
    ヒヤリが半端ないホラーとミステリーの組み立てを存分に堪能した後は、いつにも増して残された事件の謎が大きく、推理が推理のま

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回は未解明な部分も多く残る結末。それでも許されるのがこのシリーズの特徴である。

    八百屋のお七的なサイコパス動機は衝撃的だったが、村人への聴取から尼耳家が村八分であることがバレる恐れはなかったのか。また、遠隔操作殺人というのが現実的じゃなくていまいちしっくりこなかった。約束どおり市糸郎が滝の側で望

    0
    2024年10月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    刀城言耶シリーズ第11弾。?

    忌名の儀礼で殺人事件。
    その犯人探しが目的の推理小説であるが、このシリーズの特長であるホラーとの融合で、魔物の仕業であるかのような雰囲気があり 人間の仕業か魔物の仕業化という楽しさがあるが、最後は人間の仕業である処に落ち着くが、今回は最後にホラー感を残して終わる場面が

    0
    2024年08月06日

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