ぼっけえ、きょうてえ

ぼっけえ、きょうてえ

594円 (税込)

2pt

「教えたら旦那さんほんまに寝られんよになる。……この先ずっとな」時は明治、岡山の遊郭で醜い女郎が寝つかれぬ客にぽつり、ぽつりと語り始めた身の上話。残酷で孤独な彼女の人生には、ある秘密が隠されていた……。岡山地方の方言で「とても、怖い」という意の表題作ほか三篇。文学界に新境地を切り拓き、日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞を受賞した怪奇文学の新古典。

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ぼっけえ、きょうてえ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    岩井志麻子さんのトークが面白過ぎて作品も読んでみようと思って手に取った一冊。

    昨今怪談ブームだそうだが、人々が怪談に求めるのはまさにこういう体験なんだ、と読後ふいに思った。
    怖いものには禁忌や穢れがつきまとう。もっとストレートに言えばエロは怖さに必然の要素と言っても過言ではないかもしれない。それは

    0
    2025年07月07日

    Posted by ブクログ

    『ぼっけえ、きょうてえ』
    表題作は岡山県の方言で「とても、怖い」という意味。そのタイトル通り、この作品は「ぼっけえ、きょうてえ」のである。
    表題作の他に3篇収録されており、そのどれも明治時代の岡山の田舎の女性の物語。田舎の閉鎖的な因習の残る集落で、人間の醜さと怪異を鮮明に描いている。京極夏彦先生の解

    0
    2023年01月15日

    Posted by ブクログ

    全体に白黒‼︎真夏のシーンでさえ始終白黒の本(笑)
    しかしうすら怖い内容でグイグイ読み進めます。
    面白かった。

    0
    2022年12月14日

    購入済み

    しばらく引きずる作品

    岩井志麻子さんのファンとして
    この本は読まないといけないと思いながも
    書店で冒頭を読んだ際に
    時代背景が昭和初期、岡山弁、怖い内容と言う
    ハードルがあり、避けていました。
    しかし、ページを進めるごとに
    すっかり文体に慣れ、岩井志麻子さんの世界観に
    入り込みました。
    やはり岩井志麻子さ

    0
    2021年01月28日

    Posted by ブクログ

    岡山地方の方言で“とても怖い“というのが「ぼっけえ、きょうてえ」だそう。岡山地方を舞台にした4編。どれも背筋がすっと寒くなるようなお話でした。

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    表題作は読んだことがあった。え?いつどこで?
    でも、他の作品は読んだ事がなかったので、途中で放り出したのかな?記憶がない。きょうてえなぁ。

    どの話にも性が絡んでくる。そして暗い。

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    怖い、というよりグロくやるせない気持ちになった。それぞれの話での男と女のドロドロとしたもつれあいの果てにはハッピーエンドなんてものはなくて、ただひたすら薄暗い地獄、という感じ。生き地獄ってこういうことを言うのかなって思った。幽霊よりも人間が怖い。

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    ぼっけえきょうてえ、とてもこわい。
    様々な怖い話が岡山弁を軸にして収録されていて、1話ずつ噛み締めながら読んだ。
    叫びたくなるような恐怖ではなく、脳髄がぞっとするような恐怖。

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

     明治時代の岡山が舞台の怪奇文学が四編収録された短編集で、終始陰鬱な雰囲気と閉鎖された村に住む人間の生々しい悪意とおぞましい真相が岡山弁の語り口と相まって独特な怖さを醸し出していた。確かにこれは「ぼっけえ、きょうてえ(とても、怖い)。」

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    じっとりとした気持ち悪さを感じる恐怖の短編集。岡山出身なのでさらに共感。ちなみに「きょうてえ」使ってる人は見たことねぇ。

    0
    2025年01月02日

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