ファーストラヴ

ファーストラヴ

781円 (税込)

3pt

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは? 「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。

第159回直木賞受賞作。

※この電子書籍は2018年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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ファーストラヴ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み進めるうちにどんどん明らかになる登場人物の過去だったり想いだったり、気になりすぎて本を読む手を止めるのが惜しかった。

    0
    2026年02月14日

    Posted by ブクログ

    就職希望先を父親に反対された20歳そこそこの女性が、父親の職場の美術学校で父親を刺殺。動機は本人も不明。
    臨床心理士は執筆のために、弁護士は裁判のために、協力しながら動機や過去を探っていく話。

    若い頃の言葉にできない感情や、行動の理由をしっかり言葉で説明してくれて、自分自身の過去と少し重ねて考えさ

    0
    2026年02月10日

    Posted by ブクログ

    これは私の救いの物語でした。
    読書ノートをこの作品の感想や抜粋等だけで3ページも使ってしまいました。
    初めて読んだのは5年くらい前。タイトルと作家さんから恋愛小説だと思っていた私は思いがけないストーリーにのめり込んでしまいました。そして、再読。
    環菜の気持ちがわかりすぎて苦しくて辛かった。映画も見た

    0
    2025年12月28日

    Posted by ブクログ

    親からの愛情について深く考えさせられる本だった。人格形成おいて、愛情を受けて育ってきたかって大事だよなと実感することも多かったのでしっくりくる本だった。

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    数年ぶりに再読

    この人の本は見なくてよいことにしてきたものたちに目を向けさせて対面させようとする。主人公は頑ななまでに素直で真面目で、その過程は痛みを伴うが、でもそれでいいんだよと思わせる安心感もある

    みんなが実は少しずつ嘘ついている。自分のコンテクストでしか語れないから。そして弱いと思われてい

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    想像できるその先の暗さや濁りが巧妙に描かれていた。自分にとっての当たり前は他人から見ると異様なものかもしれない。信じるとは何なのか。少女が抱える孤独も少女は本当の意味で気づいていなかったのかもしれない。自己の形成は多面的な関係や出来事の平均から成り立っていることを改めて痛感した。我聞さんいい男すぎる

    0
    2026年02月14日

    Posted by ブクログ

    面白くて一気に読みました。
    恋愛小説なのかな〜って軽い気持ちで読み始めたら、ん?重いぞ?となり、ページをめくる手が止まりませんでした。読み進めるにつれて分かっていく環菜と由紀の過去。我聞さんが環菜と迦葉の関係に気づいてた、最後のやりとりも素敵で余韻がありました。

    0
    2026年02月08日

    Posted by ブクログ

    面白くてすぐに読み終わってしまった。正直題名のファーストラブが意味するところが掴みきれなかったのでもう一度読み直したいと思った。
    とにかく、我聞さんが良い人すぎる。環菜にまつわる話も全体として丁寧に描かれていて惹かれるものがあるけれど、語り手である由紀の大学時代の話に特に惹かれた。題名と、今まで読ん

    0
    2026年01月11日

    Posted by ブクログ

    父親を刺し殺したとして、逮捕起訴されたアナウンサー志望の聖山環菜。警察の取り調べの中、動機に関して聞かれた彼女はこう言ったと「動機?それはそちらで見つけて下さい」。。。。

    臨床心理士である真壁由紀、その義理の弟である弁護士の庵野迦葉。2人は、あらゆる側面から事件究明に向け調査を始めるが、、、、

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    タイトルで想像していた内容ではなかったが、そのギャップにのめり込んで1日で読破

    親によって子供は人格形成されてしまう。それが良い方向にいくこともあれば悪い方にいくことも考えられる。
    この本の中に出てくる親たちは、みんな自分本位だった。自分行動を省みようとしない。そんな大人にはなりたくない

    0
    2025年12月20日

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