ファーストラヴ

ファーストラヴ

小説・文芸
781円 (税込)

3pt

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは? 「家族」という名の迷宮を描く傑作長篇。

第159回直木賞受賞作。

※この電子書籍は2018年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    ファーストラヴ
  • タイトルID
    :
    711743
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年02月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ファーストラヴ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あっという間に読み終えてしまいました。
    正直最初は、支離滅裂で男に媚びる少女の主張に気持ち悪さを感じましたが、徐々に少女の心や置かれていた環境の形が見えてくると、同じ女性として苦しくなりました。
    また、娘の境遇は、その母の境遇と重なってしまうことにもゾッとしました。怖かった。

    「ファーストラヴ」というタイトルに、もっと恋愛染みた話なのかと思ったのですが、そんなことはなかった。もっともっと〈最初の愛〉という深いテーマだったことに読み応えを感じました。

    個人的に、読み終えても記憶に残ったのは
    「壁に穴が空いてるよ」っていうシーン
    もうなに、どういうこと?って感じです。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    全ての出来事にはちゃんと理由があって、突き放さずに理解しようとしてもらえるのってありがたいな。
    でも生まれ育った環境が全員同じではないから理解できないことがあるのは当たり前で、理解できない自分をダメと思わず受け入れられるようになると生きやすくなるんだなと感じた。

    ほんで我聞さんの包容力たまらん。包まれて〜!

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    以前ナラタージュを読んだことがあり、題名から恋愛と推測していました。
    読み進める度に、これが環奈にとってのファーストラヴなのかな?と思う度違くて、なかなか救われない環奈に幸せになって欲しいと何回思ったか。
    題名のファーストラヴは一体誰にとってのどんな意味だったのかまだわかっていません、、。
    しかし、自分の気持ちに向き合うことで新しい視点が生まれることやなんとも言えない感情の動きを描くのがすごく丁寧な作品でした。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    少しずつ明らかになってくる被告人の心情と境遇。哀しいこの世界と女性の心の中を描く感動する物語だった。

    0
    2026年07月31日

    Posted by ブクログ

    何か分かる気持ちありずいずい読んでしまいました。
    幸あれ!
    主人公の旦那さんみたいな人と結婚したかった笑

    0
    2026年05月11日

    Posted by ブクログ

    第159回直木賞受賞作。初めて読む作家さん。

    実の父親を殺害した罪で逮捕された女子大生。動機は分からないと供述する彼女だが、臨床心理士との関わりで、固く閉ざされた過去と向き合い、事件の真相が明らかになっていく、というお話。

    誰にでも分かりやすいエピソードだけが、人の心を傷つけるものではないと思い知らされた。
    周囲の大人が大事になるものではないと思い込み、当たり前のように振る舞っていたら、子供はおかしいなことだなんて気付けるはずはない。その経験が積み重なって、人の心を作り上げていく。

    当事者でない限り、その感情を真に理解することは難しい。それでも当事者側に立って本気で想像するしかない。人間の心の複雑さを理解できる人間になりたいなと思った。
    朝井リョウさんの解説で、この小説がより意義深いものになった。

    0
    2026年04月23日

    Posted by ブクログ

    とても良かったです。
    まっすぐな恋愛ものを好まないので「ファーストラヴ」というタイトルから読まず嫌いをしていましたが、「解説・朝井リョウ」を信じてよかった。
    途中ヤキモキさせられる場面も長いですが、法廷〜ラストシーンの読後感が良く、爽快感さえ感じる小説でした。
    なんでファーストラヴなんだろう。ファーストラヴってなんなんだろう。「ラヴ」の種類についても考えさせられる、家庭で子供が受ける親からの無償の愛がファーストラヴなのだとしたら、それを受けられなかった子供達は、歪な形で受けてしまった子供達は、どんな人生を生きるのだろう。。。
    島本理生、おもしろい。もっと色々読もう。

    0
    2026年04月15日

    Posted by ブクログ

    悲しくて辛い話だった。心の傷はずっとその人の中に残ってしまって、色んな形になって現れてしまうのだなとリアルに伝わってきた。

    0
    2026年10月01日

    Posted by ブクログ

    解説にも朝井リョウさんが取り上げてましたが、「今は今の中だけじゃなく、過去の中にもあるものだから。」には納得です。

    今まで色んな人に出会って来ましたし、
    「なんでこの人はこんな言い方をするんだろう」とか「おかしいんじゃないか」とか思う人、正直いました。
    だけど、その人の「今」が見えただけであって、過去の積み重ねがその「今」を作っているんだと思うと、なんかこう一概に言えないなという気持ちになります。(難しい…)

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    なぜ自分は父を殺さないといけなかったのか。
    タイトルだけ見たら恋愛モノかと思うのに、動機を見つけて欲しいというミステリーものであることにまず驚き。
    そしてなぜ殺したのかの動機が犯人にも分からない。
    そこには人格形成や助けを差し伸べれなかった結果、言葉の捉え方次第で見方が180度変わる需要さが重くのしかかります。
    ここで誰か彼女を受け止めてたら、言葉に耳を傾けていたら…こんな結末になっていなかったかもしれない。
    受け止めたから彼女はあんなふうに変化できたんだという終わり方もよかったです。

    0
    2026年08月06日

ファーストラヴ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    ファーストラヴ
  • タイトルID
    :
    711743
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年02月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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