8つの完璧な殺人

8つの完璧な殺人

雪嵐の日、ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。マルコムは10年ほど前、もっとも利口で、もっとも巧妙で、もっとも成功確実な殺人が登場する犯罪小説8作を選んで、ブログにリストを掲載していた。ミルン『赤い館の秘密』、クリスティ『ABC殺人事件』、ハイスミス『見知らぬ乗客』、アイルズ『殺意』……。捜査官によると、そのリストの“完璧な殺人”の手口に似た殺人事件が続いているという。犯人は彼のリストに従って殺しているのか? 著者のミステリーへの愛がふんだんに込められた、謎と企みに満ちた傑作長編!/解説=千街晶之

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8つの完璧な殺人 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年03月10日

    「そしてミランダを殺す」の著書ピーター・グライムズスワンソンの新作であるということで、読んでみた。8つの実際のミステリーの模倣犯だろうかと思いつつ読み進めた。この中のアガサクリスティーは読んだことがあるが、その他「見知らぬ乗客」を読んだことがなく、今度読みたいと思う。

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    Posted by ブクログ 2024年02月05日

    ミステリー専門書店主マルコムがブログに完璧な殺人が綴られているミステリー小説8作のリストを掲載した。
    FBI捜査官グウェンからリストになぞらえた殺人事件が続いていることを告げられたマルコムは半信半疑ながらも事件を探っていく。。
    作中にはアガサ・クリスティやハイスミスなど様々な作家の作品が登場します。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月21日

    主人公が昔ネットにアップした「8つの完璧な殺人」なるミステリ小説ガイドになぞらえたかのような殺人事件が起きている、そうFBI捜査官から聞いた書店主のマルコムが直面していく事態を彼の一人称で綴っていくミステリ。小気味いい意外な展開が連なり、さくさくと読み進ませてくれます。

    本作の特色といえば、ストー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月24日

    ミステリー専門書店の店主が、10年前に店のブログに掲載した、”完璧な殺人”が登場する8作のリスト。そのリストに従うかのように、作品と同じような手口の殺人事件が連続して起きてしまって…
    というストーリー。

    著者がミステリーマニアというだけあって、アガサ・クリスティーの作品などへのオマージュがふんだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月28日

    相変わらず、たんたんと、静かに話が進んでいく。丁寧で繊細な情景描写と共に。
    ピーター・スワンソンの世界だなぁ、と思う。文字を追い映像を楽しむ。
    今回は他の作品、シリーズではないけれど、タイトルに名前が入っている作品とは違い、主人公のマルコムの一人称、一視点で話が進んでいく。
    それが何故なのか、後半で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月23日

    ミステリの名著オンパレードで期待感高まりましたが、私的にはラストはちょっと肩透かしかなあ、、。ダスティン、までの作風と大きく変わったか!と思いきや、やはりスワンソンでした←ディスりではありません。

    #夏の読書感想文

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    Posted by ブクログ 2023年09月19日

    「完璧な殺人8選」というブログ通りに事件発生… ミステリを愛するが故のミステリ #8つの完璧な殺人

    ■あらすじ
    「完璧なる殺人8選」という書評ブログ記事。小説に書かれてる殺害方法で実際の事件が発生する。古書店を営むブログ作成者とFBI刑事が捜査を始めるのだが、店主は被害者のひとりに覚えがあって…
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月27日

    ピーター・スワンソン、待望の新作を読んだ。

    今回は、単純に「騙された!」というよりも、複雑に事情が入り組んでいて、再読必至という感じだった。

    ミステリ専門書店の店主が作成した、『完璧な殺人8選』という作品リストに挙がっているミステリ作品に酷似した方法で殺人が起きる。果たしてこれは、リストに則った...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月23日

    名作と呼ばれるミステリーの中で完璧な殺人が登場する8作をブログに書いた書店主のマルコム。その8作をもとにした殺人が現実に起こっていることを知るところから始まる。過去の作品たちを絡めた事件の面白さと、先が見えない展開や名作へのオマージュが感じられて本当に面白い。信頼できない語り手の手法と、徐々に見えて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月22日

    今回のタイトルは人名じゃないのね。雰囲気もちょっと違う。最初のほうはコミカルなタッチで、このまま最後までこれで行くのかとも思ったが、そういう人じゃないよね、と。パトリシア・ハイスミス好きとしてはニヤニヤ楽しめた。(ミランダもそうだったけど)

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