【感想・ネタバレ】8つの完璧な殺人のレビュー

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ネタバレ

様々な作品のオマージュをふんだんに盛り込んだ作品。
登場人物が多いので、忘れないうちに一気に読みました。
犯人は誰か、という視点のみだと容疑者候補がどんどん減っていくので分かりやすいかも。
ただ、展開が早く文章によるミステリの良さが存分に味わえる作品なのでミステリファンは楽しめるのでは。

作中には色々なミステリのネタバレが含まれてしまうので、作中で肝となるクリスティの『ABC殺人事件』『アクロイド殺害事件』は読んだ上で本作を読むとより楽しめるのではないかなと思います。

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2024年01月05日

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ネタバレ

「なんでそんなことできるの!?」と感じることをマルコムが平気でやり始めてから違和感はずっとあった
最初からバグっちゃってたんだな
最後までマルコム視点だったから実際どこまでが真実でどこまでが虚構かわからない
気持ちが悪めの余韻で最高でした

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2023年09月14日

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ネタバレ

ピーター・スワンソンと言えば前に「アリスが語らないことには」を読んだが、あまり私の好みではなかった。なので今回どうかな?と思いつつ読んだが、これは面白かった!読む前に目次に目がいくが、最後に「アクロイド殺し」と書いてあったので、あーこれは所謂、信頼できない語り手なんだなと注意深く用心。でも中盤で語り手が真実を告白し(後で全てを告白したわけではないと分かったが)、どのように話が着地するのか全く予期出来なかった。結局、語り手は自分自身さえも信用できない、ギリギリの心理状態だった故に、読むこちら側も最後まで惑わされてしまった。実際、身近に実行犯が”本当に”いたなんて思いもしなかった。語り手の主人公はろくでもなかったが、嫌いではなかったので、あの終わり方はなかなか良かった。

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2024年05月11日

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「そしてミランダを殺す」の著書ピーター・グライムズスワンソンの新作であるということで、読んでみた。8つの実際のミステリーの模倣犯だろうかと思いつつ読み進めた。この中のアガサクリスティーは読んだことがあるが、その他「見知らぬ乗客」を読んだことがなく、今度読みたいと思う。

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2024年03月10日

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ミステリー専門書店主マルコムがブログに完璧な殺人が綴られているミステリー小説8作のリストを掲載した。
FBI捜査官グウェンからリストになぞらえた殺人事件が続いていることを告げられたマルコムは半信半疑ながらも事件を探っていく。。
作中にはアガサ・クリスティやハイスミスなど様々な作家の作品が登場します。
それだけでもワクワクさせられたし、途中からは思ってもいなかった展開になっていって読む手が止まらずでした。
作中に登場する作品はネタバレがあるので読みたい作品がある方はそれだけは注意した方がいいと思います。

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2024年02月05日

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主人公が昔ネットにアップした「8つの完璧な殺人」なるミステリ小説ガイドになぞらえたかのような殺人事件が起きている、そうFBI捜査官から聞いた書店主のマルコムが直面していく事態を彼の一人称で綴っていくミステリ。小気味いい意外な展開が連なり、さくさくと読み進ませてくれます。

本作の特色といえば、ストーリー展開そのものが「リストのミステリをなぞらえて事件が起こっていく」というテーマで、かつ、小説の構成そのものもまた古き良き実在ミステリをなぞらえている、というもの。

ミステリ好きが書いたミステリ好きの為の小説といったマニアックな趣ですが、もちろん冒頭の諸作を読んでなくても問題はありません。犯人も展開もバレてしまう点がOKならば。それでも、「アクロイド殺人事件」だけは事前必読を必須ではと思います。早々に信用できない語り手であることがわかるマルコムに対しての読み手の心構えが、ぜんぜん異なってくると思うので…。

ただ先の読めない展開で序盤はとんとんと進むものの、後半の「チャーリー」が判明するくだりはやや無理やりというか説明が多く感じたなと。ミスリードがミスリードになっていないというか、主人公がどうにも拙速すぎないか、と思わなくもありませんでせいた。

終盤はあの作品へのオマージュの味付けが濃厚で、彼がああして生きざるを得なかった愛憎とそれゆえの彼の空虚さが、苦みを伴った複雑な余韻を残します。そのため爽快な幕引きとはいえませんが、古典ミステリへの献身的なまでの愛情に満ち満ちた作品だとは感じました。

なんというか、自分たち読者のために、というより、先駆者たるミステリの傑作諸作への敬意で描かれた作品だな、と思いました。

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2023年12月21日

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ネタバレ

4.5くらい。

チャーリーとは誰なのか?という謎を追うのが面白かった。それと同時に、信用出来ない主人公であることも薄々わかっていくのも面白かった。
最終的には、「殺人保険」のような自殺オチ。
「見知らぬ乗客」は読んでおいて良かった。やっぱ交換殺人面白いし、頼んできた相手のこと気になっちゃうよねーとなる。

確実に男性だとわかるまで、主人公が女性かもしれないと疑ってたけど、そんなことはなかった。猫を持って帰ったのは失態すぎる。なんでだろうな。

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2023年12月15日

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ミステリー専門書店の店主が、10年前に店のブログに掲載した、”完璧な殺人”が登場する8作のリスト。そのリストに従うかのように、作品と同じような手口の殺人事件が連続して起きてしまって…
というストーリー。

著者がミステリーマニアというだけあって、アガサ・クリスティーの作品などへのオマージュがふんだんに練り込まれていたし、書店や本の世界を堪能できてワクワクした。
話の展開的にはそこまでの意外性や驚きがなかったのだけれど、面白く読めた。

誰でも、ふとしたきっかけで犯罪者になってしまうのかも知れない、という怖さを感じた。

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2023年11月24日

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相変わらず、たんたんと、静かに話が進んでいく。丁寧で繊細な情景描写と共に。
ピーター・スワンソンの世界だなぁ、と思う。文字を追い映像を楽しむ。
今回は他の作品、シリーズではないけれど、タイトルに名前が入っている作品とは違い、主人公のマルコムの一人称、一視点で話が進んでいく。
それが何故なのか、後半で分かった時に、なるほど、と思った。
この作品の最大の魅力は、推理小説への愛に溢れた小説だというところだと思う。膨大な推理小説のタイトルが出てくる。海外ミステリーに詳しい人ならもっと楽しめると思う。
ただし、結構ネタバレがあるので要注意です。
特に、アガサ・クリスティの『アクロイド殺人事件』と『ABC殺人事件』を未読の方は。

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2023年10月28日

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ミステリの名著オンパレードで期待感高まりましたが、私的にはラストはちょっと肩透かしかなあ、、。ダスティン、までの作風と大きく変わったか!と思いきや、やはりスワンソンでした←ディスりではありません。

#夏の読書感想文

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2023年09月23日

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「完璧な殺人8選」というブログ通りに事件発生… ミステリを愛するが故のミステリ #8つの完璧な殺人

■あらすじ
「完璧なる殺人8選」という書評ブログ記事。小説に書かれてる殺害方法で実際の事件が発生する。古書店を営むブログ作成者とFBI刑事が捜査を始めるのだが、店主は被害者のひとりに覚えがあって…

■きっと読みたくなるレビュー
ミステリー好きであればあるほど面白い!

これまたスゴイ本ですね、サスペンスの名手がやってくれました。いつも鋭角な角度でプロットを切り刻んでくるスワンソンが、この「ミステリー」というテーマでどう料理するのかが気になってたんですよね~

エンタメとしてもミステリーとしてもよくできているんですが、実は中盤辺りから、この物語は「アレ」がやりたいんじゃないのか…?と予想がついてくるんです。

違うのだろうか? そうだすると、どう整理して結末を持っていくのだろうか… なーんて、少しドキドキして読んでました。さて結果は…言わないでおきますが、皆さんも読んみるとなんとなく私の言いたいことは分かるはず。

さて物語の中身としては、思った以上にダークなんです。FBIの女性刑事がひた向きで可愛いし、ビブリオものだからゆるめのお話かなーと思っていると、とんでもない。
名作を懐かしむだけでは事は収まらず、次々に犯罪が発生するし、動機も人間関係も闇の奥底が深すぎるんですよ。そして一番強烈なのはやっぱり犯人で…ひぇぇぇ ぜひお楽しみください。

なお本書の最序盤にも書かれていますが、名作のネタバレが前提の物語になっています。あまりに有名な2作品(ミステリ好きなら誰でも知ってる、タイトルすら有名な作品)だけは、読んでおくようにしたほうが後悔がありませんよ。

■ぜっさん推しポイント
本作の大好きな点としてもうひとつ。本全体からミステリーや読書に対する恵愛が端々から伝わってくるんです。〇〇8選とか、〇〇ベスト10なんて、まさにミステリーや読書マニアがやるようなこと。私みたいな素人でも頭を巡らしたりしてNoteに書き綴っちゃったりするので、思わず愛着がわいちゃうんですよね。

また本書に好きな一節があるんです。
本書引用:読書はタイムトラベルだ。様々な時代のその人へ連れ戻すことができる。

おすすめ推理小説のブログ記事をみて『十角館の殺人』を初めて手に取った私は、まだ独身で生活も安定していませんでした。冬になると隙間風が入った実家の自室に引きこもり、これからの人生を変えてしまうミステリー体験をすることになるのです。

あれから二十年… 変わったことも、変わらないこともありました。ただ今日、また新しい読書体験ができたよと、家族に話せるようになったことが一番の変わったことだと思ったのです。

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2023年09月19日

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ネタバレ

これまでの『ミランダ』『ケイト』『アリス』など大変驚かされてこの作家さんは!という注目していましたので新刊も早速。
とはいえ、始めからのネタバレ宣言や倒叙法的な描き方、それに女性が主人公ではないということでそこそこ楽しんだけれど納得の着地点。そうきたか、ま、ある程度は読めてたけどね、と思ってた矢先、さすがそれだけでは終わらず驚かされて〜

やはり、目が離せない作家さんなのでした。

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2023年08月31日

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ピーター・スワンソン、待望の新作を読んだ。

今回は、単純に「騙された!」というよりも、複雑に事情が入り組んでいて、再読必至という感じだった。

ミステリ専門書店の店主が作成した、『完璧な殺人8選』という作品リストに挙がっているミステリ作品に酷似した方法で殺人が起きる。果たしてこれは、リストに則った見立て殺人なのか?そして誰がそんなことを?

今まで翻訳されたスワンソン作品はほとんど読んできたが、全編に流れる不穏、哀しみがさらに深まり、物語の破局まで一気に読ませる。
それでいて犯人探し一辺倒ではなく、登場人物のキャラクター的な厚みやストーリーもあり、特に本書はミステリ作品をふんだんに扱っていて、登場する作品自体の魅力も味わえた。

未読の作品を未読のまま本書を読むかどうか、初めに決断をせまられるけれど、私自身は自分のポンコツな記憶力に賭け、扱う作品はほぼ未読だったけれど、それでも楽しめたので大丈夫です。

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2023年08月27日

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名作と呼ばれるミステリーの中で完璧な殺人が登場する8作をブログに書いた書店主のマルコム。その8作をもとにした殺人が現実に起こっていることを知るところから始まる。過去の作品たちを絡めた事件の面白さと、先が見えない展開や名作へのオマージュが感じられて本当に面白い。信頼できない語り手の手法と、徐々に見えてくる繋がり。その構成の良さとマルコムの抱えてきたものが明かされていく終盤は見事。

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2023年08月23日

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ミステリー専門書店の店主はお店のブログに(完璧なる殺人8選)という記事を書いた。そこFBIの捜査官が現れブログの記事に沿って殺人が行われていると言う。著者のミステリーへの愛情が溢れる作品でオマージュした殺害方法は元ネタを読んでみたくなるものばかりでした!

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2024年05月19日

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犯人が意外すぎて?地味すぎて?びっくりした。しっかり読んでなかったからか、全くノーマークだった。
ストーリーは面白く、最後はやっぱりマルコムが、、、という流れで、面白かった。

ミステリが好きなので実際にあるミステリーや、本の話が出てきて面白かった。
8作品のうち、クリスティの作品しか読んでないので他の作品(特に見知らぬ乗客)も読んでみたいなと感じた。

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2024年05月17日

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このリストにまず賛否両論あると思う…
そしていきなりABCを自由に解釈!
などなど、ちょっとうーんと思うが
まぁ面白く読んだ。

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2024年04月15日

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全部読んでないので読んだ方が楽しめたのかな。でもミステリー読み慣れてないからか、最後のオチではー!なるほどと唸った。

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2024年04月06日

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ネタバレ

・あらすじ
ミステリー専門書店の店長マルコムのもとにFBI捜査官のグウェンが訪れる。マルコムが以前ブログに書いた「8つの完璧な殺人」というリスト中の作品に相似した殺人事件が起こっており、また被害者の中にマルコムの知人もいた…。

・感想
8つの作品の中に有名なクリスティ作品もあったので語り手が信用できない事、その先の展開はすぐ把握。
クリスティ2作以外は未読なので、全部知ってたらより楽しめるんだろうと思う。
マルコムは別に悪人なわけじゃないっていうか優しくて善良な人なのでラストは切なかった。

もう一捻りくらいあるかと思ったらそんな事もなく肩透かしなとこもあった。
とある登場人物は絶対に職業偽ってると思ってたんだけどなー…

読みやすいし先の展開も気になるからスイスイ読んでしまった。

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2024年03月02日

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ネタバレ

まるで自分が追われているみたいに、ハラハラしながら読んだ。(え、そんなことまで今話しちゃって大丈夫なの⁈のような笑)

それにしても交換殺人は、後から殺す方が不利…ですよね?(いくらアリバイがあるといっても、自分が恨みを持つ人が殺されて、警察から疑われている中、殺人を決行するのは至難の業では…なんて思ってしまう)

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2024年02月28日

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8つの古典推理小説を紹介するのか?
推理小説を書くのか?
、、、わたしの辛抱が足りないのでしょうが、
8つは多いな、もう少し絞った方が読み易いなと感じました。

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2024年02月26日

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ネタバレ

このミスのランキングをみて気になり、年末年始またいで読みました。過去の名作をふんだんにオマージュということで期待大。

語り手が信用できないことはかなり序盤で明かされるので、最終的には自殺か逮捕されてしまうのかな、と経過を見守るような気持ちで読み進めていたからか、残念ながらあまりハマらず終わってしまいました。

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2024年01月02日

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過去に自分が書いたプログ「8つの完璧な殺人」の8冊の本の殺人を誰かが本当に犯している。その犯人は誰なのか?それに気づいたFB I捜査官と共に推理していくのだが・・・少しずつ分かっていく犯人像が気になって遅くまで読んでしまった。

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2023年12月14日

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名品。巻末の千街晶之氏の解説が適切だ。アガサ・クリスティ的な、「嘘は書かれていないが、事実は語り落とされている場合がある」というあの名作を発展させつつ、パトリシア・ハイスミス的な曖昧で薄暗い心理領域を抱えた、自分さえも信じられない人間の姿を表現する。2人の巨匠の長所を描出し合体させるという離れ技である。ここに「歯と爪」のバリンジャー的なテイストも感じた、と付け加えておきたい。

数々の名作のネタバレがあるので、「見知らぬ乗客」はもちろん、「アクロイド殺し」「赤い館の秘密」は読んでおいたほうがいい。そういうマニアに向けた作品だ。「処刑台広場の女」よりは圧倒的にこちらだな。

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2023年11月29日

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ネタバレ

回想録とあるように、一人称の叙述で、「信頼できない語り手」を想起させる。

引き算していけば、犯人の見当はついてしまうのだが、その人についてはほとんど語られていないので、ちょっともやもやする。
主人公も共感できるキャラではないし…

ただ、ミステリ好きとしては、作中に名前が挙げられている作品にはやはり興味を引かれてしまう。

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2023年11月24日

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題名にもなっている”8つの完璧な殺人”は
実際に存在する作家のミステリー小説。
なのでこの作品内ではその内容や結末が語られるので、
それを知りたくない!という方にはこの本はお勧めできない。

わたしの場合、原作を知っていたのは数冊だったのだけど、それよりもこの本を読みたい、という気持ちの方が強かったので、読むことを選んだ。
でも、意外や意外。
知ってしまったあと、逆にその未読の原作が気になり
読みたくなってる。
作者のピーター・スワンソンは、もしかして
そういう読者が出て来ることも計算済みだったりして。。

お話の方はのっけから引っ掛かりを感じる作りになっていたり(8つの完璧な殺人、というタイトルの前に、
もう一つタイトルがある…)、主人公の店主のモノローグがなんとも不安を誘う感じで、何を信じて良いのかわからないまま、クライマックスへ。
そんな中、主人公の書店の男女2人の店員が終始マイペースなのが心地よく、女の子の方は大好きな「ポー&ティリー」シリーズのティリーを彷彿させ、めちゃくちゃ和んだ。

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2023年11月11日

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8作全ては知らないが、って、溺殺者って何だそれな殺し方?主人公も信頼できない語り手で、とくれば、こうなるしかないか。

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2023年11月05日

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――


 読みたいものばかり増えていく。


 タイトルで感じたとおりの本格志向ばっちり。久し振りに、純度の高いサスペンス・ミステリを読んだ。仕立ての良い、ある種古典を感じさせるミステリでした。

 ある種アンフェアなゆらぎが、終幕、決壊するようにはらはらと剥がれ落ちていくそれは、解くとは別のカタルシス。
 なんとなく語り手の危うさにも語りそのものの危うさにも気付いてはいるのだけれど、裏を読みたくなる思考と謎の人情とで探偵の探偵性を信じたくて…と、どちらに裏返るかわくわくしながら、最後まで楽しく読めました。
 新古典、というか。所謂日本で云うところの新本格ムーブメント的なこの、古風さのある海外ミステリはどうにも好きらしい。
 ☆3.3

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2023年10月22日

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大好きなスワンソンの作品に期待し過ぎたのかも。ミステリー専門書店主の元にFBI捜査官が来る所から始まる。かつてのブログの犯罪小説8作のリストに則して殺人事件が行われたと言うもの。
ミステリー好きには堪らない展開だしひねりも効いてるが毒がもっと欲しかった。

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2023年10月15日

Posted by ブクログ

CL 2023.10.7-2023.10.9
ミステリ専門書店の店主マルコムが、かつてブログに書いた「完璧なる殺人8選」をなぞるように起こる殺人事件。
この8作品だけでなく「アクロイド殺し」や最近のミステリも数多く登場してそれだけでも楽しい。
FBI捜査官にブログの投稿者として協力を求められただけに思えたマルコムだったが、徐々に何かが起きていることが読者にもだんだんとわかってきて、やっぱりピーター•スワンソンの不穏な空気が漂ってくる。ただ、今までの作品に比べて読みやすいんだけど毒が薄いと感じた。

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2023年10月09日

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