告白

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1,257円 (税込)

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人はなぜ人を殺すのか――。河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。第四十一回谷崎潤一郎賞受賞作。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    かなり分厚い本ですが数日で一気に読み終えた。
    面白くてどんどん先に進んでしまう。恐ろしい筆力。
    本当に哀しいお話だと思う。最後まで何も見出せなかった熊太郎の人生。めっちゃアホやけど、賢いところもあったからこその破滅人生やったんちゃうかな。
    本当の本当の心の底にあるもの、熊太郎が探していたものとは。わ

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    明治時代に起きた「河内十人斬り」をモデルとした、主犯熊太郎の一生を追った800p超の巨作。
    圧倒的破滅主義であり、一方決して芯から悪人では無い主人公が幼少から暴力的とも言える克明さで描かれ、彼のあまりの生きづらさ・社会不適合さに胸が詰まる場面がしばしば。
    中上健次を彷彿とさせる本作の熱量は、煮え滾る

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    最高に面白かった。関西弁、特に河内弁がわかることでこれほど文学作品を楽しめることがあるとは思いもしなかった。小さな頃から親しんだ吉本新喜劇のヤクザの言葉や、富田林出身の父が友人とふざけて話していた言葉が、なんとも言えず心地よいリズム感で繰り出されて読むのがやめられなかった。

    口下手で、経済力も文化

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    明治時代に実際にある村で起きた殺傷事件「河内十人斬り」を描いた作品。

    後に凄惨な殺人事件を起こしてしまう主人公城戸熊太郎の生涯が書かれている。約700ページの大作で読むのにかなりの時間がかかったが、地の文にツッコミが入れられていたり、おほほんやあひゃーんといったふざけたリアクションも斬新で重いテー

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    こんなに分厚い文庫本ははじめて読んだ。はじめから面白いが熊太郎も弥五郎も魅力的で読め進めるほど更に面白くなってくるのは人物に魅了されるからだろう。不器用で思弁的な熊太郎はどこか他人と思えず程度の差はあれど自分の中の思弁的な面と向き合わされる。実際の城戸熊太郎がどういう人だったかはわからないが、なんと

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    自分の心の声を言葉にできない気持ちがとても共感できた。他人事とは思えない、時間がかかったけど、読んでよかった。

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    文句なし、超超面白い。
    あかんではないか、熊太郎。

    (恐らく)統合失調症を患っている熊太郎視点の描写が秀逸。
    何度も声を上げて笑ってしまった

    0
    2025年05月15日

    Posted by ブクログ

    町田康の最高傑作と名高い今作をやっと入手して読んだ。
    正直半分くらいまでは読み進めるのに苦戦して最後まで読み切る自信がなかった。が、どういう訳か半分を過ぎると面白くてたまらなくなった。軽妙珍奇な発言や脳内に渦巻く思考がクセになる。
    阿呆なことばかりの熊太郎に呆れつつ、松永一家の悪どい行いに読み手であ

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    人生で3本の指に入る良い本に出会えました。800頁を超える長作ですが、ページを捲る手が止まりませんでした。読み終えた今は「読み終わっちゃったなぁ」という、あの、本当に面白い本を読み終えてしまった時のあの感じです。本当に良い本に出会えた時って、こういうありきたりな感想になってしまうんですね。兎に角、し

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    完全に撃ち抜かれた。
    圧倒的な分厚さに尻込みしたのは束の間、ページを捲る手が止まらなかった。熊太郎の気持ちが分かるなあと思いながらもいや、分かったらあかんではないか、でも分かるなあ。
    他人の死に対する考え方は「あー確かにそうかも」とかなり腑に落ちた。

    0
    2025年01月11日

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