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ゴミカスみたいなおのれを命懸けで書いてきた。
町田康の文体に宿るその精神と技巧。はじめての告白
「お互い、ええ文章書こうで!」
・千回読んだ『ちからたろう』がつくった文章の原型と世界観
・ゴミ捨て場から持ち去った『ことわざ故事金言小事典』の活躍
・筋道を見せる「プロレス」的文章と敵を倒すための「格闘技」的文章の違い
・文章のいけず――かさね、刻み、間引き、ばか丁寧、無人情/薄情、置換、時代錯誤、がちゃこ、国訛、半畳、ライブ、バラバラ――を使う
・「俺は」と書き始めるか? 「私は」と書き始めるか? その一瞬が次の内容を決める
・「書く姿勢」を取れるのは、いずれ此の世からいなくなる人間だけ
この世にある、書くことでしか伝わらない現実。生きるための文章読本。
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Posted by ブクログ
最後は涙が少し出てしまった。
とにかく全部、ぜーんぶとも思えるほど、町田康さん自身の文章への取り組み方を暴露してくれてる気がした。
一応各章に分け順序立てて、前の章の最後に予告した内容を次の章で詳しく解説、、という流れをしたいのは分かるけれども、、
一応形としてはそこはできるけれども。どうやったって天才はおもろい小説みたいになってしまうんや笑 この本、独白系、激励系、講義系、混ざりまくってどえらいおもろいことになってた。
外付け変換装置と自身が持つ内蔵系変換装置の対比と使い方、自身の糸クズを摘み上げ物語にするということ。町田康でしか話せないだろう、他の誰がいうてもこれほど説得力ないやろうな、と強烈に思った。
読みながら書き、書きながら読む!伝えたい想いやほとばしる感情、どうやったって止まらないノリにのって書くという行為の崇高さ。それでええんや、自分でええんや、と。
ラストの数行にはほんまに励まされたし泣けた。
名著です。勉強になるし、何より本の心が素晴らしい。
Posted by ブクログ
文章力を身につけるにはたくさん本を読めと。ただし同じ本を百回読めという。確かに魅惑的な提案だ。そんなに読めばきっと何かを手にするような気がする。町田さん曰くそれは文章変換能力だそうだ。しかし僕には一冊の本を百回読むほど時間は残されていない。学生時代に教えて欲しかった。いい文章を作成するテクニックとして「いけず」したらええんやとか。いわばそれはノイズであり、つるりと転倒しないための滑り止めっていうやつちゃうんかな。そしておのれの「心の糸クズ」に向かい合って、ステレオタイプな感情のフォルダにしまいこまわんことやそうや。これは、たぶん、ネガティブケイパビリティではないかと察する。しかしそれは大変なエネルギーを必要とされるのではないかと思う。「糸クズで人が狂わぬよう、神様は忘却という名のルンバをくれた」と町田さんが言うてるくらいやから。しかし、町田康さんの文章の無駄に饒舌なしょーむないところと、そのリズムが好きや。翻弄といといされるわ。
Posted by ブクログ
・物語の面白さは落居にある。読み手の期待とその迎合。落居して胸がすくのが面白い。ただ、それだけでは何度も読む気にならないのでそれだけで良しかというとそうではない。落居の面白さは物語だけでなく、文章にもミクロ的に現れる。最短で伝わる情報伝達でなく、少し迂回することでわずかなストレスと解消を生むことができ、ここにも落居はある。
・感じ、考えたことを検知し、それを再分析する。それは己のなかで無意識に凝り固まった雑な感慨を砕く。そしてそれを文章に落とし込むことで、内容のある良い文章につながる。それがもし、他者が言語化したくてもできずにいたムズムズするような要点を押さえていれば、読み手にとって救いになる。それを実現するためには常日ごろから感じ、考えたことを「あ、今感じたな」「今考えたな」と、検知すること、またそのための監視体制構築することが必要。
・文章修行のためには同じ本を100回読む必要がある。
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小説・文芸
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