蔵の中・鬼火

蔵の中・鬼火

748円 (税込)

3pt

4.2

※2019年1月23日まで配信していた『蔵の中・鬼火』と同じ内容となっております。重複購入にご注意ください。

澱んだほこりっぽい空気、窓から差し込む光、箪笥や長持ちの仄暗い陰。蔵の中でふと私は、古い遠眼鏡で窓から外の世界をのぞいてみた。それが恐ろしい事件に私を引き込むきっかけになろうとは……。

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蔵の中・鬼火 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトル、表紙に惹かれて。

    漢語も混ざっていて、読むカロリーが高め。でも、その言葉の選び方、表現の仕方で、纏わりつくような恐怖?が常に展開されていたように感じた。
    そもそも短編集ってあまり好きじゃないけれど、これは全編凄く良かった。どの作品も短さを感じさせない濃厚さがあった。
    不気味な、粘度の高い

    0
    2024年01月30日

    Posted by ブクログ

    若い頃に読んだものを再読。記憶の中では耽美的な幻想小説のように思っていたが、しっかり探偵小説だった。人間の記憶て曖昧なものですね。探偵小説ではあるが、雰囲気は耽美的で幻想的なうっとりぞくぞくするもの。そしてこの文章の見事さよ。端然としていて柔らかく美しい。時に漢詩や僕でも知らない漢語が混じり、それで

    0
    2025年06月03日

    Posted by ブクログ

     横溝正史の初期短編集で、1933(昭和8)年から1936(昭和11)年の作品が収められている。はっきりとミステリとも怪奇小説とも言えないが、それに近い作品群だ。
     巻頭「鬼火」(1935)を読み始めて驚くのは、非常に文学的興趣のある文体で、語彙も素晴らしく豊かなことである。昭和10年前後の文芸作品

    0
    2022年01月08日

    Posted by ブクログ

    初の横溝正史。ミステリではなく幻想小説を集めた短編集ですが、この方向性の作品もっと読んでみたいな〜。美しく官能的な情景描写がとても良かったです。「蔵の中」「かいやぐら物語」が好きでした。

    0
    2021年10月11日

    Posted by ブクログ

    1930年代発表の、
    金田一耕助登場前の妖美な短編を集めた作品集、
    全6編。
    古い版で既読だが、
    訳あって改版を購入したので改めて。

    ■鬼火
     1935年『新青年』分載。
     湖畔を散策していた「私」は
     廃屋となったアトリエを発見し、
     そこにおぞましくも美しい描きかけの絵を見出す。
     顔馴染みに

    0
    2021年08月14日

    Posted by ブクログ

    雑誌編集長の磯貝氏のもとに届けられた原稿は、蔵の中で聾唖の姉と育った病気の少年の「蔵の中」という題名の話だった。聾唖だが絶世の美少女だった姉との思い出。姉の死後、大人になった少年は遠眼鏡で蔵の外を覗いていると…。かつては病人や外に出せない訳ありの子供を閉じ込めた蔵の中、中にいる人と外にいる人は違う世

    0
    2021年04月25日

蔵の中・鬼火 の詳細情報

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