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トラムに乗り合わせた"探偵"と殺人者。Gシリーズ転換点となる決定的一作。後期三部作、開幕!!香港のトラムで起きた密室殺人と、果てしなく広がるバーチャル空間での光速の追跡劇。天才を追い、天才に追い詰められる。「そう。ここが私の世界だ」香港で仕事をする島田文子のもとに男が現れた。島田が真賀田研究所にいた頃に起きた飛行機事故について質問があるという。その日、走るトラムの中で殺人が起き、死者の手に「χ」の文字が遺される。乗客として警察の捜査に応じた島田だったが、そこである交換条件を持ちかけられ……。Gシリーズ後期三部作開幕!
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Posted by ブクログ
Gシリーズだときがつかずに、なんと10作目から手に取ってしまいました・・・。しかもほかのシリーズを読んでいたので内容が繋がってしまって中盤まで気が付かずものすごく楽しめてしまいました。とりあえず後期3部作の始まりと書いてあったので次にいってみよつうかと笑
今まで読んだ作品のなかでもトップクラスでNETの凄さを感じられました。極めれば何でも凄いけれどエンジニアか及ぼせる範囲の広さに自分のちっぽけさを感じました。
ちょっと人間味が薄い島田文子がとても魅力的。人間臭さを排してあれだけの魅力を醸せる文章力と文章全体の無機質感の融合が他では感じられない不思議な心地よさの魅力。
Posted by ブクログ
あー!なにこれ!!めちゃくちゃ面白かった!!!!
そもそもの話、島田さん好きなんだよな、わりと。
データ入手のためにチームで乗り込む(と言っていいのか)ところ、読んでてとてもわくわくした〜面白かった〜。コンピュータの知識が全くないけど、読んでるだけで楽しかった。
しかもキャストが豪華…本人が名乗るまで全然分からなかったけど、そうだったの?!ってなる。
ラヴちゃんと仲良く幸せにいてくれ…。
記憶力ないから小山田さん誰?状態なので、すべてがFになるを確認したい…。お父さんなの?お母さんが各務さんなの??え、それってどういうこと??
あーめっちゃ面白い。
ずっと島田さんの年齢を予想しながら読んでたけど、全くの大外れだった。そんな年齢であんなプロジェクトをやってたの…?!天才すごい。
じゃあ萌絵ちゃんは、犀川先生は…ってみんなの年齢を計算しちゃうな。今より少し先の未来かなと思いながら読んでたけど、思ってたよりも随分先の未来だった。
本当に本当に続きが気になる。次はどれだろう。とにかく読むのが楽しみ!
Posted by ブクログ
Gシリーズ第10作
本作品はエラリー・クイーン作「ドルリー・レーン4部作」の「Xの悲劇」のオマージュらしい。とは言え自分は作品を読んだことがないのだが、巻頭の言葉や各章の最初を飾る文言はかの作品から取られたものらしい。解説の法月綸太郎さんによれば、「ドルリー・レーン4部作」は不朽の名作とのことで、「Xの悲劇」は著者が初めて読んだミステリー小説と言うことだ。一度是非とも読んでみたい。
さて、海月と加部谷がどうなったのだろうなどと思いながら本を開くと、登場人物に馴染みのいつものメンバーの名前が出てこない。わかったのは島田文子という名前だけだったが、まさか彼女が主人公になろうとは、ちょっと意表をつかれたという感じか。前作とは全然違う作品なのだろうと予想は出来たが、あまりにも舞台が違いすぎて百年シリーズの最終作を読んでいる気分になった。そう言えば島田は前作で香港に行くと言っていたので、その続きだろうかと読み始めたのだが、どれだけ時間が経っていることか。だが、最後まで読んで、ようやく前作との繋がりが見えてなかなか感動してしまった。
本作品は久しぶりにミステリー小説らしい物語だったように思う。その辺は解説の法月さんも触れられていたようだ。Gシリーズはミステリーだかなんだかよくわからない作品が多く、解決したのかしてないのか中途半端でもやっとするのではないだろうか。それに比べて今回の物語は確かに解決という観点からは微妙と言えるが、島田の推理でスッキリした感じで読みやすかった。ただ、読んでいてだいたい犯人の想像はつくだろうが、あんな理由では動機だの方法など思い至らないのが普通かもしれない。
島田文子の活躍を通して、またS&Mシリーズを最初から読みたくなってきた。これは著者の陰謀だろうか。彼女はあのシリーズの最初に登場し、時々顔を出しながら本作品の直前の作品に登場している。最初からここに主人公にするという伏線をはっていたというのは考えすぎだろうか。彼女もまた、真賀田博士に才能を見出された一人であるという印象を強く受けた。
この作品の結末は非常に衝撃的で複雑な気持ちになったが、それと同時に次作への期待感で気分が高揚した。本作品は島田文子という人物の魅力が凝縮された一冊だったように思う。
Gシリーズはいよいよ最終コーナーに入りつつあるようだが、次回作も楽しみである。
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