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Posted by ブクログ 2016年04月05日
桜の咲く季節に再読。
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主に男同士の逢瀬に利用される隠れ宿「左近」で暮らす高校二年生の左近桜蔵。
駅頭で見知らぬ男を拾ったのをきっかけに、度々得体の知れない男を拾うことになる。
全部で十二の短編。どのお話も丁度良い長さで、文の締め括りもテンポが良く、とても読みやすい。短編どうしで所々...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月04日
ほんとに情景描写が秀逸。言葉数は少ないのに、ぱーっと情景が目の前に現れる。相変わらず、不安定で危うい感じがするんだけど、その感覚に身を任せていたくなる笑 物語は、この世とあの世の境に住む者を知らず知らずの間に”拾って”しまい、関わりを持ってしまう桜蔵。次々と桜蔵の身に起こる不思議な出来事の物語。桜蔵...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月26日
久しぶりの読書、そして長野ワールド(勝手に命名)に酔いしれているうちに、あっという間に読み終えてしまった一冊。『左近の桜』シリーズは長野さんの本を読み始めたころから知っていたが、あえて手を出していなかった。なぜなら絶対ハマると分かっていたからだ。結果としてどハマってしまったわけだけど後悔はない。今後...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月11日
この世とあの世のあわいでまどろみのなかに見た夢のようなお話。長野まゆみさんの小説を読むのは久しぶり。どっぷり楽しみました。
本人自身その気がなくても、なぜか男を惹きつける
桜蔵(さくら)は「左近」という世間をはばかる逢瀬のための隠れ宿の長男である。父、母、弟がいるが
自分は血の繋がりがないような気...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月20日
続編「さくらうるわし」から入った左近の桜シリーズ一作目。ようやく読めました。
手軽に読める短編集で、相変わらずの妖しい雰囲気が長野まゆみさんらしくて素敵。どの作品通しても世界観や人物が端正で静謐で、物語に惹き込まれた後の余韻が凄い。
だいたい主人公が人ならざるものに狙われて巻き込まれてあれこれされ...続きを読む
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