小説 - 切ないの検索結果

  • 給水塔から見た虹は
    3.8
    あなたと私は違う。だから、一緒にいよう――。 『ふがいない僕は空を見た』『夜に星を放つ』の著者が、今を生きる人々に贈る感動作。 【各界からの反響続々!】 なんて誠実な小説なのだろう。今、この時代に、この本と出会えてよかった。――武田綾乃(作家) 白か黒かでしか断じない、この時代に絶対に有効な“あわい”の物語。――早見和真(作家) 何度も胸が潰されそうに痛かった。彼らの日々に、どうか幾重にも虹がかかりますように。――町田そのこ(作家) その人の涙のわけを知らない。分からない。けど私たちは何かを思うことが出来るから見つめながら目を逸らさずに、あなたの話を聞きたい。――山本奈衣瑠(俳優) 【あらすじ】 中学二年生の桐乃は、団地での暮らしに憂いていた。 郊外にある古い団地群には、様々な国にルーツを持つ人が生活している。そのせいか桐乃のクラスは衝突が絶えず、ベトナム人のクラスメイト・ヒュウがいじめの標的になっていたのだ。 家に帰っても、母の里穂は団地に住む人々を国籍問わず日夜助けており、「娘の私より、他人を優先するんだ」という思いがどうしても消えない。この場所で生活することに対する桐乃の嫌悪感は、日々強まっていく。 そんな中、中学校で起きたとある出来事をきっかけに、桐乃はヒュウと話すようになる。ヒュウは、理由は違えども、桐乃と全く同じことを望んでいた。 「この団地から出て、遠くに行きたい」と。 はじめてできた友達、母とのすれ違い――。 桐乃・ヒュウ・里穂のそれぞれの視点から、社会に蔓延る様々な分断に翻弄される2人の“こども”が少しずつ“おとな”になるひと夏を描いた、ほろ苦くも大きな感動を呼ぶ、ある青春の逃避行。 【著者略歴】 窪 美澄(くぼ・みすみ) 1965年東京都生まれ。2009年「ミクマリ」で女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞。受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また、同年に同作で山本周五郎賞を受賞。12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞、19年『トリニティ』で織田作之助賞、22年『夜に星を放つ』で直木賞を受賞。他の著書に『夏日狂想』『タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『ルミネッセンス』『ぼくは青くて透明で』などがある。
  • 球体の蛇
    3.8
    幼なじみ・サヨの死の秘密を抱えた17歳の私は、ある女性に夢中だった。白い服に身を包み自転車に乗った彼女は、どこかサヨに似ていた。想いを抑えきれなくなった私は、彼女が過ごす家の床下に夜な夜な潜り込むという悪癖を繰り返すようになったが、ある夜、運命を決定的に変える事件が起こってしまう――。幼い嘘と過ちの連鎖が、それぞれの人生を思いもよらない方向へ駆り立ててゆく。最後の一行が深い余韻を残す、傑作長編。
  • 宮廷医女の推理譚
    4.1
    1758年、朝鮮王朝期。18歳のベクヒョンは、難関試験を突破し王族を診察する内医女(ネイニョ)になった。だがある夜、ベクヒョンが医術を学んだ恵民署(ヘミンソ)で、4人の女性が殺害される。3人は医女、最後のひとりは外出を禁じられている宮廷女官だった。事件を捜査する捕盗庁(ポドチョン)の役人は、怪しい供述をしたベクヒョンの師、ジョンスを殺人犯と断定した。彼女が犯人だと信じられないベクヒョンは、独自に事件を調べはじめ、捕盗庁の青年オジンの協力を得る。師の処刑を防ぐために、なんとしても真相を解明しなければ――。聡明な医女が謎解きに挑む爽快なミステリ。
  • 9・11倶楽部
    3.9
    地下鉄サリン事件で妻子を失った救急救命士の織田は、ある日路上で倒れていた少女・笑加(えみか)を助ける。彼女と暮らしていたのは、リーダー格の明をはじめ年齢がバラバラな少年たち。実は彼らは、都知事による新宿浄化作戦で両親を中国に強制送還された、戸籍のない子供たちだった。事情を知った織田は、力になろうと無謀な行動を起こし始める。理不尽な現実と社会に復讐するためにはじめた“危険な遊び”は、やがて──。狂気に駆られていく男を圧倒的な筆致で描く傑作長篇!
  • 9人はなぜ殺される
    3.5
    ある日、アメリカ各地の9人に、自分の名を含む9つの名前だけが記されたリストが郵送されてくる。差出人も意図も不明。受け取ってすぐに捨てた者もいた。だがその後、リストの人々が次々と死に始める。まずホテル経営者の老人が溺死。そして翌日、またひとり、男性がランニング中に射殺される。FBI捜査官のジェシカは、残りの人々の特定を進める。自分も、死んだふたりと同じリストを受け取っていたのだ。次は誰が殺されるのか? 職業も居住地も違う9人のつながりは何なのか? 驚愕の展開の連続で読者を翻弄しつづける極上のサスペンス!/解説=古山裕樹
  • 旧友再会
    3.9
    どしゃぶりのあとには 虹だって出るさ。 人生は、ままならないことばかり。 優しさとほろ苦さが沁みる「中年共感小説」。 難問だらけの家庭と仕事に、葛藤、奮闘、四苦八苦しているうちに、気がつけば「老い」のとば口に差しかかった男たち。 その戸惑いと寂しさを分かち合えるのが旧友なのか、旧友だからこそ、すれ違ってしまうのか……。 「もう若くはないんだから」が口癖になった人と、なりつつある人にエールを贈る5篇を収録。
  • 吸涙鬼
    3.5
    17歳の女子高生・美紗の前にあらわれた不思議な魅力の転校生・榊冬馬。満月の夜、屋上庭園で意識を失ったところを冬馬に助けられた美紗は、二十歳で死ぬ病気に罹っていることを冬馬に告白する。次第に体が弱り病室のベッドに伏せる美紗を訪ねた彼は美紗の病気を治すという――二人触れ合って、ともに生を願うという方法で。美紗と冬馬の愛は至上の高みに昇りつめる。ところが実は冬馬は吸涙鬼種族の一人だった。
  • Q&A
    3.3
    23歳の新鋭が問う、法では裁けない哀しき犯罪 テレビ朝日でドラマ化決定! 人生で初めて出来た親友が、自ら命を絶った。 親友の父を殺して逃避行を続ける僕は、やがて惨殺されることになる。   残酷な世界で生きる決意をした少年がたった一人の大切な存在と巡り会い、手に入れたものは何だったのか? テレビ朝日でドラマ化決定! ピクシブ史上、最多応募作品数の小説コンテスト「ピクシブ文芸大賞」で大賞を受賞!
  • Q→A
    3.5
    1巻1,265円 (税込)
    アンケート用紙に本音なんて書かない。それでも見えてくる、ややこしくて、ばからしくて、せつない、中3の胸に宿る思い。中学3年生の登場人物たちそれぞれが、学校や塾のアンケートに答えていくことで、自分のほんとうの気持ちに気づいていく。青春小説。
  • 狂歌
    3.8
    ◆第10回 日経小説大賞受賞作! 第10回日経小説大賞(選考委員:辻原登・高樹のぶ子・伊集院静)を受賞したのは、古典的とも見える血をめぐる復讐劇を、仮想通貨交換会社というある意味で現在を象徴する場所を舞台に選び、人間が欲望にとりつかれ正気を失っていく様を描き出した本作。人間誰しも自制心で抑えている欲望が何かのきっかけで堰を切ってあふれだした時、必ず犯してはならない禁忌にふれる。そして、禁忌ゆえの抗いようのない魅力にとりつかれ人は墜ちていく。不正な会計操作、結ばれてはならない男女がおぼれていく恋とセックス、余計者を闇に葬る排他的なムラ社会……。 選考会で評価されたのは、作品、そして文章そのものが持つ強烈な身体感覚だった。“肉食系女子”という言葉があるが、ねっとりと濃密な文章は“肉食系”そのもの。「文学から身体感覚が失われて久しいが、その意味でも受賞者は希有な存在だ」(高樹のぶ子氏選評より)九州・福岡の土着性もうまく取り入れ、暗く陰鬱になりそうな題材であるにもかかわらず、カラフルなパッションが加味された力強い作品に仕上がっている。 物語の前半は、ある意味“よくある”女がほれた男のために身を落とす話が展開されていく。タイトルの「狂歌」は「戯れ歌、こっけいな歌、ひわいな歌」という意味。この“よくある”話にふさわしいが、それが初めから仕組まれたものだったとしたら――後半はまさに人間が欲望にとりつかれ「狂」う話に変貌する。
  • 鏡花あやかし秘帖 からくり仕掛けの蝶々
    3.0
    1巻605円 (税込)
    時は明治。帝都・東京で囁かれる、死体が上がらない“妖し沼”の噂――。新米編集者・香月真澄は取材のため、“妖し沼”を訪れる。それ以来、奇怪な夢を見るようになった。夢の中で沼に咲くのは、亡者の顔をした蓮の花。決まって漂う、沈水香の残り香。そしてその頃、ある芝居が人気を呼んでいた。それは美しい人形による男女の心中もの。担当作家・泉 鏡花に誘われ、その芝居を観にいった香月が、そこで目にしたものは……!?

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  • 鏡花あやかし秘帖 聖なる代償
    3.0
    1巻330円 (税込)
    時は明治、世紀末。帝都では、様々な奇怪な事件が発生していた。 天才作家、泉鏡花(いずみきょうか)の担当についてから、あやかしが「視(み)える」体質となってしまった新人編集者、香月真澄(こうづきますみ)。以来なぜか出歩けば変なものにとりつかれ、巻き込まれてしまう。

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  • 境界殺人 新装版
    3.0
    平穏な住宅地。二つの家族。依頼人が起こした事件に不可解なものを感じた……。隣人殺人の裏にあるあまりにも意外な真実――土地家屋調査士の西脇ゆう子は、不動産登記や測量のスペシャリストである。横浜の牧橋家から、土地分筆・分割登記の依頼を受けた。だが、隣家との不和のため、境界がなかなか確定しない。やがて、依頼者の敷地と隣家との境界を巡る殺人事件が発生。犯人の動機に違和感を覚えたゆう子は、独自の調査を開始する。二つの家族同士の過去とは? 隣家の不登校生が見ていたものとは? そして事件の背後に隠された驚くべき真相とは!? 傑作長編ミステリー。
  • 鏡花幻想
    4.0
    芸者出身の妻の側から幻想文学の巨匠を描く! 幻想妖美小説の祖・泉鏡花の生涯を描く野心作。――17歳で金沢から上京、尾崎紅葉門下生となった泉鏡花は、神楽坂の芸者・桃太郎との出会う。この出会いは、新進作家・泉鏡花の前途に大きな影響を与え、独自の文学世界を築かせる。絶対的権力をもつ師の尾崎紅葉が、この恋に猛反対した件は、のちに「婦系図」のお蔦と主税に投影される。だが、桃太郎は結局、鏡花の妻となり、苦難の鏡花を側面から支え続けた。耽美小説の祖にして幻想美の天才である泉鏡花の、原点と生涯を精密に描く、力作評伝。
  • 今日から(マ)王! 地球過去編 【電子特別版】
    3.5
    1巻737円 (税込)
    王佐閣下の妄想暴走日記が書籍化!? 編集者の求めに応じ、加筆修正用の面白エピソードをつらつらと思い出すギュンターだが……。他に魔王・渋谷有利が生まれるまでの地球での物語を収録した究極短編集! 松本テマリのイラストも収録した電子特別版で登場!!
  • 今日、君と運命の恋に落ちないために
    4.0
    【電子版巻末にはセカイメグル先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 「運命の赤い糸」を幼い頃から信じて生きてきた立花颯太(たちばな・そうた)。 20歳になった彼がついに出会った運命の相手・宝生(ほうしょう)まゆらは、 少し変わった「予知能力」を持つ少女だった。 「私は絶対にあなたと恋なんかしない」そう言い切るまゆらは、颯太にある提案をするのだが――。 能力を持ったためにずっと苦しんできたまゆらは、運命が「絶対」ではないことを証明しようとし、 運命を信じてきた颯太は、好きな相手の思いも尊重したくて思い悩む。 いつ破綻してもおかしくないこの関係の行く末は――?
  • 教皇のスパイ
    4.0
    シリーズ連続全米初登場1位! ローマ教皇の逝去とともに消えた禁断の書。 そこには歴史を覆す驚愕の真実が……。 ヴァチカンの闇を暴く、世紀の問題作! ローマ教皇が心臓発作により逝去した。 数日後、イスラエル諜報機関長官ガブリエルは教皇の個人秘書に極秘裏に呼びだされる。 当日の警備担当者が失踪し、教皇が旧友ガブリエルに宛てた手紙が持ち去られたというのだ。教皇暗殺を疑い、わずかな手がかりを追うが、その先には新教皇選挙に不穏な影を落とす秘密組織と、歴史を覆す禁断の書の存在が――。 ヴァチカンに史上最大の危機が迫る!
  • 恐國百物語
    3.5
    闇から蘇り蠢く恐怖! 次の犠牲者は誰だ! 取り扱い注意、怪談社の九十九話。 語り部たちの話を書きまとめる、怪談社の書記・伊計翼による〈百物語〉シリーズファイナル。トンネルで遭遇した凄絶な怪異(第16話)、怪談番組ロケで起きた現象とは(第49話)、捨てることができない手紙の奇跡(第67話)、長屋の部屋で見つけたのは恐怖の欠片(第98話)など――怒涛の九十九話が貴方に常夜の戦慄を体感させる。
  • 教室に並んだ背表紙
    3.8
    図書委員のあおいは、苦手な同級生を図書室で見かけた。本に興味がないはずの彼女が、毎日来るのはなぜだろうと疑問を抱いて(その背に指を伸ばして)。将来に希望が持てない、図書委員の凜奈。ある日、本に挟まった古い手紙を見つける。そこには「未来のわたしは、夢を叶えることができていますか?」と書かれていて(しおりを滲ませて、めくる先)。中学校の図書室を舞台に、ままならない思春期の友人関係や未来への漠然とした不安、揺れる心模様を繊細に描く、全6編の連作短編集。
  • 教室の灯りは謎の色
    3.4
    塾には通いながらも不登校を続ける女子高生・遥。ある日、塾付近のレンタルショップで起きたいたずら事件の犯人として疑われた彼女は、居合わせた塾講師の黒澤に助けられる。事件をきっかけに、黒澤は遥が学校へ行けない本当の理由を見抜いて……。様々な事情を抱えて塾に集まる生徒たち。不安定な心が引き起こす謎を、黒澤は受け止め、解きほぐしてゆく。青春の痛みにそっと寄り添い、前を向く力をくれるミステリー連作短編集。
  • 教室のゴルディロックスゾーン
    値引きあり
    3.8
    1巻1,178円 (税込)
    自分だけの孤独を大切にしてください。  中学校のクラスに馴染めず、現実から妄想の世界に逃げがちな依子。彼女が頼れるのは 父と、幼い頃から一緒に育ってきた愛犬のトト、そしてたった一人の友人・さきだけだった。しかしクラス替えからしばらくして、さきは依子を避けるようになる。  どうして? なんで?  今までのようにさきと仲良くしたい依子だったが、新しい友達と一緒にいるさきは、話し掛けてもすぐに離れていってしまう。  いっぽう、クラスメイトの伊藤さんは、クラスでいちばん目立つグループに所属しながらも、誰にでも分け隔てなく接してくれる女の子。優等生タイプの子にも、オタクっぽい子にも、そして依子にも話し掛けてくれる。  そんな彼女を好ましく思う依子だったが、伊藤さんと同じグループのリーダー・濱中さんに苦手意識を抱いているため、自分から話し掛けることはできなかった。  その後、事態は伊藤さんのけがを契機に思わぬ展開を見せる。
  • 共震
    値引きあり
    3.9
    『震える牛』『ガラパゴス』著者の原点!  大和新聞東京本社の遊軍記者である宮沢賢一郎は、東日本大震災後、志願して仙台総局に異動する。沿岸被災地の現状を全国の読者に届けるため、「ここで生きる」というコラムを立ち上げた。そんななか、宮沢とも面識のある県職員が、東松島の仮設住宅で殺害された。被害者の早坂順也は、県職員という枠を越えて、復興のために力を尽くしてきた人物だった。早坂は亡くなる直前まで、被災地の避難所の名簿を調べていたという。  舞台は、石巻、釜石、陸前高田--。著者渾身の鎮魂と慟哭のミステリー。
  • 狂女たちの舞踏会
    4.0
    19世紀末、パリ。少女ウジェニーは「霊が見える」と告白したために、家族に勘当され精神病院に入れられた。そこでは女性の苦悩やトラウマが「狂気」と診断されていた。病院で行われた公開講義や舞踏会の史実を元に、社会から排除された女性たちを描いた小説。
  • 狂人の部屋
    3.7
    〈ツイスト博士〉その部屋には忌まわしい過去があった。かつてそこで、一人の青年が原因不明のまま怪死したのだ……その後は長くあかずの間となっていた部屋を現在の当主が開いたとたん、次々に怪事件が起きる。当主は不可解な状況で部屋の窓から墜落死し、部屋の中を見た妻は卒倒する。はたして部屋には何があるのか?
  • 凶宅
    3.4
    山の中腹に建つ家に引っ越してきた、小学四年生の日々乃翔太。周りの家がどれも未完成でうち棄てられていることに厭な感覚を抱くと、暮らし始めて数日後、幼い妹が妙なことを口にする。この山に棲んでいるモノが、部屋に来たというのだ。それ以降、翔太は家の中で真っ黒な影を目撃するようになる。怪異から逃れるため、過去になにが起きたかを調べ始めた翔太は、前の住人の残した忌まわしい日記を見つけ――。“最凶”の家ホラー。
  • 兄弟の血―熊と踊れII 上
    4.3
    獄中で男たちが出会った。ひとりは連続銀行強盗犯、ひとりは終身刑の殺人者。共通点は“兄”であること、そして市警のヨン・ブロンクス警部を心の底から憎んでいること――時を経て、檻の中で育まれた復讐計画は史上最大の略奪作戦としてついに始動する。暴力で繋がれた“家族”の結末とは。ミステリ・ランキング第1位の北欧犯罪小説『熊と踊れ』、待望の続篇開幕。
  • 京大はんと甘いもん
    3.6
    サラリーマンの櫻馬彰は、会社でのストレス発散のため、発作的に京都へ。そこで祖父が好きだった和菓子を買いに行く。けれどなんと精神だけタイムスリップし、祖父本人として昭和初期の京大生として暮らすことに…
  • 凶弾のゆくえ
    4.0
    フェア会場で起きた銃乱射事件。一発の銃弾が偶然居合わせた男の腕を貫通し、シングルマザーが連れていた幼児の命を奪った。事件は未解決のまま、グループセラピーで顔を合わせたその男、コールダーと幼児の母、エルは互いの苦しみを分かち合ううちに惹かれていく。そんな中、事件の被害者宛てに脅迫電話が入り、ふたりにも次々と危険が襲いかかり・・・・・・。悲劇が引き寄せた男と女の運命。贖罪と葛藤の先に、ふたりが出した答えは? 手に汗握る切迫感、一気読み必至のサスペンス!
  • 京都
    3.6
    1巻1,584円 (税込)
    「平安建都千二百年」に沸く京都で、地図から消されようとしている小さな場所。たしかにそこにいたはずの、履物屋の老夫婦と少年の自分。千年百年単位で幾重にも塗りこめられた土地の記憶。自身が生まれ育った京都という町を舞台に、昭和三十年代から現在までの半世紀にわたって、人びとの営みの根源に触れる連作小説。
  • 京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先
    4.1
    1~3巻720~789円 (税込)
    時は大正、四神の力を持つ『神子』が台頭する時代。曰くつきの名家、梅咲家の令嬢・菖蒲は幼い頃、許婚として紹介された京都の桜小路家の御曹司・立夏に一目惚れをする。立夏を一途に思い続け、十五歳で婚姻の準備のため、東京から桜小路家へ越してきた菖蒲だったが、再会した立夏は冷たい瞳で彼女を拒絶し――。両家の因縁、異能力者たちの思惑が絡み合う中、菖蒲の初恋の行方は? 切なく、甘い和風ファンタジー!
  • 京都駅0番ホームの危険な乗客たち
    3.0
    交通事故で死亡した女性の財布に残されていた新聞広告の切り抜きには、暗号めいた数字が記されていた。十津川警部は、この切り抜きに隠された犯行計画に気づく。それは、首相と総務大臣が首相公邸で死亡した事件に端を発していた。一方、京都駅の0番ホームには、新聞広告を目にした犯人グループが集結する。寝台特急に乗り込んだ彼らの綿密な計画とは? 豪華寝台特急「カシオペア」の中で、犯人との息詰まる攻防が始まる!
  • 京都・沖縄殺人事件
    4.0
    推理作家でニュースキャスターの沢木麻沙子のもとに、深夜、大学時代の友人野上恵子から電話が入る。彼女は恋に悩み沖縄へ不倫旅行をすると打ち明けた。特集番組の取材に那覇へ出かけた麻沙子は海岸で恵子の死体が発見されたと知らされる。許されぬ愛に隠された恐るべき事件の真相とは? 傑作長編推理。
  • 京都奥嵯峨 柚子(ゆず)の里殺人事件
    3.0
    ゴシップ誌に誹謗(ひぼう)記事を書かれた人気作家・三上周司が突然、失踪。その後、半ば白骨化した三上の遺体が京都奥嵯峨で見つかった。赤かぶ検事は、記事を載せた発行人・桂きぬ江を疑い尋問するが、直後きぬ江が殺されてしまった! 二転、三転する事件――果たして真相は? プライバシー無視のマスコミ報道への痛烈な批判をこめた、著者渾身の傑作法廷ミステリー!
  • 京都幽世百貨店のデパ地下ガール
    4.8
    京斗百貨店の新入社員・宮野鈴音は終業後、不思議な仔狐に導かれ「この世とあの世の境目=幽世(かくりよ)」に迷い込んでしまう。困っていた鈴音を助けたのは「幽世百貨店」の支配人・蒼一郎だった。神様や妖怪、幽霊たちが訪れる幽世百貨店に感動する鈴音。しかし、デパ地下がない事に気づき、現世のデパ地下の魅力を力説すると、蒼一郎は「百貨店経営を手伝ってほしい」と言い出して……。レトロでキュートなファンタジー! 文庫書き下ろし。
  • 京都烏丸のいつもの焼き菓子 母に贈る酒粕フィナンシェ
    3.9
    小さな焼き菓子屋「初」は、無愛想な青年菓子職人が営む和の食材を使った西洋菓子店だ。丁寧に作られた「初」のお菓子は食べるとちょっと心が満たされて――しんどくも愛おしい、豊かな日常とおいしいお菓子の物語。
  • 京都祗園もも吉庵のあまから帖
    4.2
    1~10巻660~850円 (税込)
    「まずは、甘いものでもおあがりやす」元芸妓のもも吉は、わけあって今は祗園で甘味処「もも吉庵」を営んでいる。一見さんお断り、メニューは「麩もちぜんざい」のみの小さな店だ。そんな店を訪れるのは、舞妓になるために十五歳で祗園へやってきた少女、妻を亡くして一人で京都を旅する中年男性――様々な悩みを抱えた人たちへのもも吉の言葉は、ときに辛口だが、彼らの心を解きほぐしていく。京都の四季に彩られた感動の連作短編集。
  • 京都くれなゐ荘奇譚 呪われよと恋は言う
    3.6
    1~6巻720~750円 (税込)
    「二十歳までは生きられない」――という呪いをかけられてしまった長野の女子高生・澪(みお)。彼女の生家・麻績(おみ)家は代々、蠱師(まじないし)の一族であった。長野から出ることを禁じられていた澪だったが、家族に内緒で京都へ。そこで邪霊に襲われ、窮地に陥ったところを、なぜか澪のことを知っている様子の高校生・高良(たから)に助けられる。澪を心配して京都に駆けつけた従兄の漣(れん)とともに、蠱師ゆかりの下宿屋「くれなゐ荘」にたどり着いた澪だったが……。高良のことが気になる一方で、自らの呪いを解く鍵が京都にあると考えた澪は、長野から移り住む決意を固める。邪霊はなぜ澪を襲ったのか? そして澪と高良の関係は? 京都を舞台に、運命にあらがう少年少女たちの姿と、次々起きる不思議な事件の謎解きを描く、「後宮の烏」シリーズで人気の著者による呪術幻想ミステリー。
  • 京都 恋地獄
    3.5
    野心的な女性作家が愛したのは、女癖が悪く、夢を追い続ける映画人だった。彼との思い出が色濃く残る古都で、作家は幽霊が見えるという墓守娘の話に耳を傾ける。それは情念と欲望が絡み合う壮絶な愛の物語だった。 ※本書は二〇一三年十月に小社より刊行された単行本『恋地獄』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 京都骨董ふしぎ夜話
    3.6
    京都祇園の路地裏にたたずむ「桃枝骨董店」。三代目店主未之助と弟子兼使用人の天草がいるこの店には、骨董品はもちろん、時には不用品や盗品といったものまで――、毎日不思議な“ご縁”が品物とともに舞い込んでくる。 京都に春が訪れたある日。大学進学のため、全寮制の高校を卒業した孫娘・光が7年ぶりに帰ってくる。と同時に、馴染みの刑事からある品物の問い合わせが入る。聞けば、事件がらみのいわく品で……。 百鬼夜行の気配ただよう町並に、人と物と人情が紡ぎだす、ちょっぴり不思議であったかいライトミステリ。
  • 京都嵯峨野殺人事件
    4.5
    京都市の北西にある美しい竹林の里、嵯峨野。ここに、男女六人の大学同窓生が民宿経営をする山荘がある。卒業三年後、全員が集合した目的は、利益の配分と結婚問題だった。――まず一人が撲殺された。二人めの死体は密室で。さらに……犯人はこの中にいる! 犯人の巧妙なトリックに肉迫する狩矢警部。本格推理の傑作!
  • 京都三無常殺人事件
    3.3
    1巻616円 (税込)
    船岡山で女の死体が発見された。京都府警の若き刑事・田村は捜査の最中、口は悪いが美しい土産物屋の未亡人・月寺松葉と出会う。古き時代に風葬地だった蓮台野、化野、鳥辺野の「三無常の地」で起きる殺人事件。松葉の助けを借りながら真相を追う田村が、事件の果てに見出した慟哭の真実とは!? 京都の名所も満載。多様な魅力に彩られた連作ミステリー!
  • 京都・十二単衣殺人事件
    5.0
    葵祭りに華やぐ京の街。そんな折り、『ジュウニヒトエの男』という奇妙なダイイング・メッセージを残し、女子大生が殴殺された! 被害者は京南大学の学生・水原奈美。キャサリンは恋人・浜口一郎と捜査に乗り出した。しかし、死の直前に奈美が訪ねた桃山城から、なんと新たな女性の絞殺死体が! 密室、アリバイくずし、暗号……名探偵キャサリンの推理がきらめく!
  • 京都に咲く一輪の薔薇
    3.5
    全世界で200万部超『優雅なハリネズミ』のフランス人著者が贈る、京都を舞台にした長篇小説 フランス人のローズは、一度も会ったことのない日本人の父が他界したという報せを受け、京都にやって来た。美術商だった父のアシスタント、ポールと出会い、恋に落ちるが――。ひとりぼっちだった女性が、古都に癒され自分を見つめ直し、人生の意味を見出す。
  • 京都の祭に人が死ぬ
    4.0
    都大路をねり歩く華麗な時代祭の行列。先頭の馬車に仕掛けられた爆弾によって市長が死亡、さらに再開した行列の中で静御前に扮した女性が青酸死した――。テレビ中継のゲストとして祭を見ていた推理作家矢村麻沙子は、馬車の入っていた倉庫の数字錠から事件の真相に迫ってゆく……。(時代祭に人が死ぬ) 歴史と伝統を誇る京都の祭を舞台に、トリック・メーカーの女王が贈る傑作推理短編集!
  • 京都・浜名湖殺人事件
    4.0
    大阪のテレビ局の美人レポーター杉山かおるが何者かに誘拐された後、浜名湖畔で死体で発見された。事件に興味を抱いた推理小説家でニュースキャスターの沢木麻沙子は早速独自の調査を開始した―。京都にある杉山家は莫大な資産家であったが家系は複雑だった。やがて杉山家を巡り第二の殺人事件が発生する…。生き残った人間の中で一番得をするのは誰なのか。京都と浜名湖を舞台に複雑な人間関係に仕組まれた連続殺人事件。推理界の女王が放つ本格長編ミステリー。
  • 京都東山ネイルサロン彩日堂 ネイリストは神様のなりそこない
    3.6
    そこは、指先に小さな奇跡をくれる場所――。元神様の店長と元狛犬の看板犬が営む不思議なネイルサロンを舞台にした、ほっこり現代ファンタジー! ある日突然会社をクビになってしまった、寿明日香。途方に暮れていた明日香は、偶然出会った可愛らしい犬に導かれ、京都東山の細い小路の奥にある「ネイルサロン彩日堂」に迷い込む。その店のオーナー兼ネイリストの千手観月にネイルをしてもらった明日香だが、翌日不思議なことに指が勝手に動き出して……。頑張るあなたに贈りたい、癒しの物語。文庫書き下ろし。
  • 京都伏見・平安旅館 神様見習いのまかない飯
    3.4
    リストラされて会社を辞めることになった天河彩夢は、傷ついた心を抱えて衝動的に京都へと旅立った。ところが、旅先で出会った自称「神様見習い」蒼井真人の強引な誘いで、彼の働く伏見の平安旅館に連れていかれ、彩夢も「巫女見習い」を命じられることに…!? この不思議な旅館には、今日も悩みや苦しみを抱えた客が訪れる。そして神様見習いが作るご飯を食べ、自分の「答え」を見つけたら、彼らはここを去るのだ。――涙あり、笑顔あり、胸打つ感動あり。心癒やす人情宿へようこそ!
  • 京都文学小景~物語の生まれた街角で~
    4.2
    川端康成、中原中也、尹東柱――京都と縁のある文学を題材に、不思議な出会いに翻弄される人々を描く。不良少年の東柱、彼の名前の由来は戦時中独立運動の疑いで投獄された尹東柱だった……。(「東柱と東柱」) 大学生の秀文は、曾祖父と笑顔で写真に写る謎の女性の姪孫を訪ねた……。(「『土曜日』のフランソア喫茶室」) 第8回京都本大賞受賞の著者が紡ぐ、新たな京都ミステリ4編。
  • 今日の書き散らし
    値引きあり
    3.8
    1巻572円 (税込)
    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 SNSで話題! ネットの気になる言葉を著者・書きちらしが達筆に変換! 文章と美文字のギャップに、ニヤリとする一続出! 著者・書きちらしさんは、 ネットにアップされた気になる言葉や文章を独自の視点でセレクトし、 美文字で書き上げて毎日投稿している。 その達筆過ぎる筆使いと書かれた内容のギャップに、思わずニヤリとする人が続出! “ツボった!”、“刺さった!”、“笑った!”作品が満載の、 書きちらしワールドをお楽しみください。 書きちらしさんが監修した美文字練習ドリル付き! 書きちらし(カキチラシ):現役の薬剤師という本業を持ちながら、ネットに埋もれた気になる発言や文章を独自のセンスで取り上げ、美文字で自らしたためる術を持つ。書き上げた作品は毎日ツイッターに投稿中。

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  • 今日の花を摘む
    3.5
    1巻2,090円 (税込)
    私の趣味は、男性との肉体を伴ったかりそめの恋。それを、私はひそかに「花摘み」と呼んでいる――。出版社に勤めるかたわら茶道を嗜む愉里子は、一見地味な51歳の独身女性。だが人生を折り返し、「今日が一番若い」と日々を謳歌するように花摘みを愉しんでいた。そんな愉里子の前に初めて、恋の終わりを怖れさせる男が現れた。20歳近く年上の茶の湯の粋人、万江島だ。だが彼には、ある秘密があった……。肉体の衰えを感じ始めた世代のリアルな性愛を軸に、自分を偽らずに生きる女たちの姿と、その連帯を描いた著者初の長編小説。
  • きょうの日は、さようなら
    3.3
    1巻1,232円 (税込)
    かつて兄だったキョウスケが、勝手に私の人生へと戻って来た、立派な「あかんたれ」になって――家族や親友や恋人より大切な運命の物語。心揺さぶる最高のデビュー小説!斎藤美奈子氏推薦。
  • 今日の別れに
    3.0
    男と女のあわい恋心が、やがて大きなうねりとなって、静かな狂気へと変貌していく。ファンタジックホラーの金字塔。 ※本書は、2003年1月に小社より刊行された角川ホラー文庫を加筆修正のうえ、改版したものです。
  • 今からあなたを脅迫します
    3.4
    「今から君を脅迫する」。きっかけは一本の動画。「脅迫屋」と名乗るふざけた覆面男は、元カレを人質に取った、命が惜しければ身代金を払えという。ちょっと待って、私、恋人なんていたことないんですけど……!? 誘拐事件から繋がる振り込め詐欺騒動に巻き込まれた私は、気づけばテロ事件の渦中へと追い込まれ――。人違いからはじまる、陽気で愉快な脅迫だらけの日々の幕が開く。
  • 共犯マジック
    3.6
    人の不幸のみを予言する謎の占い書《フォーチュンブック》。偶然入手した七人の男女は、運命の黒い糸に絡めとられたかのように、それぞれの犯罪に手を染める。錯綜する物語は、やがて驚愕の最終話へ。連作ミステリーの到達点を示す傑作長篇。
  • 恐怖
    3.0
    彼の指が女の喉元にくいこみ、やがて女の体は動かなくなった……証券会社に勤めるマーシャルは最愛の女性と婚約し、今日が結婚式だった。しかし、たった一度おかした過ちから恐喝を受け、愛する女性と結ばれるため、結婚式の当日に恐喝者を殺してしまったのだ。殺人の事実を隠蔽し、式を済ませた彼は、ニューヨークを離れ追われる者の苦痛と焦燥の淵へと向かっていく─―ウールリッチ的叙情をサスペンスにあふれる佳品。
  • 恐怖小説集 金曜日の女
    3.8
    自分を捨てた男からの電話を、何年も電話の前で待ち続ける女。婚礼の前日、会ったばかりの男と駆け落ちを企てる女。女たちの胸の奥底に渦を巻く出口のない想いがえぐり出される。森瑤子の遺した傑作サイコホラー集。
  • 恐怖のお持ち帰り ~ホラー映画監督の心霊現場蒐集譚~
    4.0
    1~2巻616円 (税込)
    現役ホラー監督が暴く! 戦慄の心霊実話怪談! ! 出る局、廃墟ロケハン、心霊ビデオ……。テレビの裏側に潜む、漆黒の実話怪談40編! こんな話、書いちゃっていいんですか!?(編集担当) 【あらすじ】 心霊番組の監督Tが廃墟でのゲリラ撮影中に突然見舞われた謎の怪異、若手監督Mが新人女性タレントを自宅に連れ込んで起きた恐怖の出来事、放送作家Tがディレクターに見せられた異様な心霊ビデオ――。ホラー映画の監督や脚本家として活躍する筆者が、実際に撮影現場で見聞きした数々の恐怖実話を収録。実際に体験したからこそ伝えられる、恐怖のリアリティ。身の毛、髪の毛、ヨダツかな……。ケケケヶヶヶ。
  • 恐怖の谷【深町眞理子訳】
    3.8
    シャーロック・ホームズのもとに届いた暗号の手紙。悪の首魁モリアーティー教授の配下からのそれは、サセックス州の〈バールストン館〉のあるじに危険が迫っていることを告げるものであった。そして実際、その館で凄惨な殺人事件が発生する。捜査に乗りだしたホームズが解き明かした驚愕の真相とは? ホームズの推理譚の第一部に続き、第二部ではアメリカの荒涼とした〈恐怖の谷〉での目をおおいたくなるような、凄絶な物語が描かれる。第一部と第二部の双方に意外性が秘められた、最高傑作の呼び声高い長編!/解題=戸川安宣、解説=北原尚彦
  • 恐怖の報酬
    3.0
    大切な来客の駐車場を予約しそこない昭子が焦っていると、運良くキャンセルが出て事なきを得た。しかしその空きは交通事故によるもので……。ささいな出来事をきっかけに、ぞっとするような世界へ誘う4編。
  • 恐怖箱 厭還
    3.8
    庭に埋めらたぬいぐるみの腹に仕込まれた肉片…そして凶事が。 平和な日常を一瞬にして突き崩す怪。圧倒的恐怖、ここにあり! 平和な日常と家庭を突如襲う理不尽な怪。或いはどす黒い情念の花が咲く因果応報の怪。 圧倒的な忌まわしさと絶望感が胸を抉るつくね乱蔵の人気実話怪談〈厭〉シリーズ最新作。 原因不明の頭痛に悩まされる男。友人は、二週間前に行った心霊スポットが原因だと言うのだが…「何も分からない」、 子宝に恵まれぬ兄嫁を心配した妹は子授け祈願すら受けられぬ自らの一族の秘密を知る…「長男の嫁」、 隣家との境界線に埋められた肉片の詰まったウサギのぬいぐるみ。 やがて凶事が…「ぬいぐるみの肉」他、闇が闇を呼ぶ怒涛の37話! 著者について つくね乱蔵 Ranzo Tsukune 福井県出身。第2回プチぶんPetio賞受賞。 実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」で才能を見いだされデビュー。 内臓を素手で掻き回す如き厭な怪談を書かせたら右に出る者はいない。 主な著書に『恐怖箱 厭怪』『恐怖箱 厭鬼』『恐怖箱 厭魂』『恐怖箱 絶望怪談』『恐怖箱 万霊塔』『恐怖箱 厭獄』、その他主な共著に「怪談四十九夜」シリーズ、「怪談五色」シリーズ、「恐怖箱テーマアンソロジー」シリーズ、『アドレナリンの夜』三部作、ホラーライトノベルの単著に『僕の手を借りたい。』がある。
  • 恐怖箱 厭熟
    4.0
    三月六日 土曜日。 あの家が売れた…「不幸日記」より 住んではいけない家、六十六日間の観察記録! 熟成された呪情、災厄が手招く実話怪談! 家や土地の祟りから、悪行の報いとして受けた呪いまで、底冷えのする恐怖実話がずらり。 ・押し入れから続々と出る見覚えのないゴミ。最後に見つけた木箱の中を見た途端、すべての記憶が蘇る…「紗耶香様」 ・パワハラで辞めた社員らが結成する上司を呪い殺す会、その成果は…「団体交渉」 ・夜中に聞こえる赤ん坊の声。出所は背中の彫り物…「入れ墨」 ・藁人形の始末を任された集落の家。怠ると何が…「ヒトカタ供養」 ・屋根裏に座敷牢のあった家の跡地に建つマンション。事情を知る近隣住民は…「生贄マンション」 …他、熟しきった怨念が放つまやかしの甘き芳香。戦慄の全38篇!
  • 恐怖箱 厭福
    4.0
    「なぁあんた、顔見せてくれよ」 空き家に出る俯いた女の霊。 どうしても顔を見たくなった男は家を借りて… 「顔を上げて」より 闇に捧げた代償。 怪が齎す黒い福。 思わず呻きたくなる実話怪談35話! 祖父の家の三番蔵。けして入ってはならぬ理由とは…「ゆらゆらと」 供えて欲しいものの匂いを醸す仏壇。ある日出てきた禍々しい匂いの正体は…「リクエスト」 コックリさんを手元で祀ることを考えた少女、果たしてその御加護は…「パワースポット」 呪われた家の解体作業で死んだ父。父の写真が一枚も残っていない理由とは…「家」 どんな店も半年もたない曰くつきの物件。関係者が皮膚病になるのだが、壁を剥がしてみると…「肌ざわりの良い壁」 木から落ちたのをきっかけに予言を口にするようになった娘。ある日改まって告げたのは…「予言、すべて的中」 他、内臓がねじ切られるような35話!
  • 恐怖箱 怪戦
    3.0
    「無念なり、無念なり…。」 死してなお戦う魂、息づく情念。「戦」に纏わる実話怪談! 「超」怖い話の加藤一が編著者を務める、年に一度のテーマ怪談アンソロジー。今回のお題は「戦、軍、兵」に纏わる怖い話。武士に纏わる怪奇から、太平洋戦争に纏わる話まで、血生臭くも情念渦巻く全31話収録!
  • 恐怖箱 怪道を往く
    5.0
    うぐぐ、むごご…… 闇に沈んだ廊下を 黒い蛭のような塊が這う。 これは、母だ――。 「呪詛と復讐」より 転勤族の著者が行く先々で採取し 本気で震えた実話怪奇集! 関西出身ながら転勤族として東北地方ほか各地へ異動を繰り返してきた著者が、 行く先々で出会った人々から聞いた恐怖体験談、怪の記憶を纏めた一冊。 ・実家の片付け中、忽然と現れては消える覚えのない名前の書かれた紙袋。 中を確認しようとするたびに邪魔が入り…「まさとし」 ・両親に虐待を受けた娘が選んだ復讐の方法は呪詛。 呪いは成就したが家に奇妙なモノが…「呪詛と復讐」 ・比島戦線で窮地を何度も救ってくれた戦友。 特殊な能力があるとしか思えない彼の正体は…「高田正太郎君の話」、 ・不倫相手の女性の首に突如浮かび上がった赤い線。 線はどんどん濃くなり…「あかし」 他、全58話収録!
  • 恐怖箱 叫怪
    3.5
    現役大学講師が聞き集めた絶叫実話怪談。「超」曰くつきの祟り話から、土着の神に纏わる戦慄の風習まで、強烈な忌み話を22話収録。 山深い集落に伝わる神招きの儀、その恐ろしき秘密とは…「ぼんだらぬし」、けして応えてはいけない叫び声、マタギが代々恐れる山の怪…「欲しがり」、忌み地に家を建ててしまった家族を襲う祟り…「わけあり」ほか、この現代で確かに起きている恐怖絵図!
  • 恐怖箱 海月
    3.0
    果てのない海をたゆたう海月。掴みどころのない半透明の姿は、不気味だけれども幻想的。だが、不用意に近寄ればたちまち鋭い毒にやられ、その傷はいつまでも消えずにじくじくと痛む……。思えば、この生き物は霊なるものによく似ている。無性に心惹かれるが危険極まりない存在……。今回も3人の怪談ハンターが仕入れてきた生々しい実話を33話、水槽ならぬ箱に閉じ込めた。心臓に悪い話、懐かしい話、気味の悪い話、しんみりとした話、硬軟織り混ぜて収録してある。我々の身近に、この発達しきった現代に、こんな不思議で恐ろしいことがあるのだと、純粋な驚きをもって覗いていただければ幸いである。ただし、くれぐれも“お手に触れぬ”ようお願いする。海月と怪談はガラスの外より眺めるのがいちばんである……。
  • 恐怖箱 深怪
    3.5
    全52話収録。最近の怪談本では収録話数が多いほうではなかろうか。つまり1話1話はそれほど長くない。だが、侮るなかれジャンキー諸君。これは怪談ファンが長らく待ち焦がれていたタイプの怪談であると思う。聞き集めた怪異体験を過度な虚飾をせずにシンプルに書き記す。それだけで十分怖く、不思議で、圧倒される何かがある。それこそが実話のパワーではあるまいか。読んでいて思わず「うわっ」「やばいやばいやばい」「マジかよ……」などと独り言が飛び出してしまう。そして読了後は、誰かに話したくてたまらなくなるのだ。怪談そのものが広まりたい、増殖したいという意思を宿していて、我らを操っているのではないかという気さえしてくる。ぜひこの興奮と恐怖をあなたにも味わっていただければと思う。
  • 恐怖箱 心霊外科
    5.0
    半分死んでる。霊に精神を喰われて――(「なれはて」より) 精神と肉を蝕む怪。霊障による病気と怪我。 そして命の最後の砦、病院の怖い話! 実話怪談ハンターたちがあるテーマのもとに各々取材してきた話を持ち寄る恐怖箱アンソロジー。 今回のお題は「病気・怪我・病院」。 呪いや霊障が原因と思われる人体の不調から、誰しもいつかはお世話になる「病院」での怪異譚が大集結。 ・患者を治療後、掌が黒くなる整体師。押し入れの甕に治療代を入れると白くなって…「甕貯金」 ・娘が自殺し空き家になった隣家。そこに忍び込んで撮影すると体の不調が良くなるというのだが…「かれらのこと」 ・昭和の頃に婦長が自殺した病院、30年後廃病院と化したそこで戦慄の事態が…「ナースキャップ」 他、肉体と精神を攻撃する得体の知れない恐怖35篇!
  • 恐怖箱 呪祭
    5.0
    神域で起きた怪。禁忌の儀式。 神と仏、祭祀に纏わる実話怪談! 加藤一/雨宮淳司/神沼三平太/高田公太/橘百花/つくね乱蔵/戸神重明/内藤駆/ねこや堂/服部義史/久田樹生/深澤夜/三雲央/渡部正和/共著 神社や寺といった本来清くありがたいはずの場所が、恐怖の舞台になることがある。神社の境内で用を足したことから始まる祟りの連鎖「八幡様」、独身男性の葬儀の際に棺に入れる女の人形。それを盗んだ男は…「花嫁人形」、集落で祭りに行くことを禁じられている一軒の家。その家の娘が内緒で神社の鳥居をくぐると…「タブー」、賽銭箱に入れられた千円札の折鶴。そこに込められた空恐ろしい祈願…「千円鶴」、中国地方の山間部で祀られている土着の神、五間様の恐怖「鉄拳制裁」、寺の本堂に寝かされた足折れの菩薩。その忌まわしい由来とは…「寝菩薩」ほか、何らかの禁忌を犯したがゆえに下される罰や、祟りを中心に集められた戦慄の実話怪談全36話! 著者について 【編著者プロフィール】 加藤一(かとう・はじめ) 1967年静岡県生まれ。O型。獅子座。人気実話怪談シリーズ『「超」怖い話』四代目編著者として、冬版を担当。また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超-1」を企画主宰、そこから生まれた新レーベル『恐怖箱』シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中。主な著作に『「忌」怖い話』、『「超」怖い話』シリーズ、『「極」怖い話』シリーズ(以上、竹書房)、『怪異伝説ダレカラキイタ』シリーズ(あかね書房)など。
  • 恐怖箱 万霊塔
    4.0
    その「実(はなし)」は毒。 喰らう覚悟はあるか?  情念の指に、雑巾のごとく胸を絞られる快苦。 骨まで揺さぶる実話怪談! 生者と死者の情念が絡み合う生々しい怪奇事件、その恐怖の一部始終。祖母の代から伝わる文箱は、恨む相手を念じつつ蓋を開けると憎しみが取り除かれるというが…「覗き箱」、再婚相手の息子に寄り添う前妻の霊、真の母子になりたいと願う後妻は…「それぞれの愛」、壁中に鳥居を打ち付けられた廃屋に足を踏み入れた男たち、やがて恐ろしい一夜が始まる…「鳥居」、住人が次々と体を壊し出て行く新築マンション、その理由は…「虚ろの城」ほか、現実からもぎ取った恐怖の実話45篇を収録。柔く握られ、徐々にきつく…胸を絞られるような読後感がたまらない! 著者について 福井県出身。第2回プチぶんPetio賞受賞。実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」で才能を見いだされデビュー。内臓を素手で掻き回す如き厭な怪談を書かせたら右に出る者はいない。主な著書に『恐怖箱 絶望怪談』『恐怖箱 厭魂』『恐怖箱 厭鬼』、その他主な共著に『怪談五色』シリーズ、『恐怖箱』トリニティシリーズ、『アドレナリンの夜』三部作など。
  • 恐怖箱 仏法僧
    4.0
    恐怖箱、夏の名物=トリニティシリーズ。3人の怪談ハンターが独自のルートで集めてきた恐怖体験を披露し、怖さを競い合う怪談バトル、最凶の実話アンソロジーである。今回は人間の心の暗部から実に厭な話を引きずり出してくる妙手・つくね乱蔵、女流ならではの繊細かつねっとりした怪を紡ぎだす橘百花、そして深く沈んでいくような重苦しい怪を圧巻の筆致で描く雨宮淳司の3名がエントリーした。 はたしてあなたの心を抉るのはどの怪か。そして、3つの恐怖が1冊の中で混ざり合う時、さらなる地獄が顕現し、あなたを黄泉に招く……!
  • 恐怖箱 亡霊交差点
    4.0
    「あれは、乗せてはいけないものだ」 タクシー運転手達が恐れる、 死を招く客が立つ交差点とは… 「しつこい交差点」より 電車、車、飛行機、船… 交通と乗り物の実話怪談36篇! 生活の上で避けては通れない移動手段、乗り物に纏わる実話怪談集。 ・乗降者のいない停留所で必ず停止しドアを開けるバス。その意味は…「次、止まります」 ・カーステレオから突然流れる「私この部屋で死にました」の声…「カセットテープ」 ・持ち回りのカミサンを神輿に乗せ車で祖父と運んだ謎の記憶。だが祖父は生まれる前に死んでいて…「負託」 ・事故で死んだ幼馴染みの魂と旅するつもりで乗った夜行列車。そこで見た不思議な夢…「ほんとうのさいわい」 他、ひきこもりになりそうな36話を収録。 一度乗ったら止まるまでは降りられないのが乗り物の恐怖。同乗者にはくれぐれもご注意を。
  • 共謀小説家
    4.0
    「女が書いたものなんざ」――日本の文壇にまだ女性の書き手が少なかった明治時代。小説家になることを夢見る十七歳の宮島冬子は、当代一の文学者・尾形柳後雄のもとで女中をしながら執筆に励んでいた。同じ志を持つ男弟子たちが次々と世に出ていく一方、冬子は家事に追われてなかなか筆が進まない。焦りを感じる冬子はある日、尾形からおぞましい誘いを受けて……。女性の直面する社会的な困難を克明に描き、己の道を歩き続ける強さに胸を打たれる。現代を生きる私達に寄り添う、勇気と希望の湧き立つ傑作長編。
  • 今日、僕らの命が終わるまで
    4.5
    マテオとルーファス。 〈デス=キャスト〉によって死を宣告された少年たちは、残された1日を懸命に生き抜きます。 自分だったら、最後の1日をどう過ごすだろう。誰に会いたくなるだろう。 けれど、〈デス=キャスト〉のないこの世界では、その日がいつ訪れるのかはわかりません。 だからこそ、今日が最後かもしれないという気持ちを持って、毎日を生きなければなりませんね。 また、何気ない会話や描写の中に、はっとするようなフレーズがちりばめられているのが印象的。それらを栞のように、大切に心にしまいました。 彼らのエンド・デーがどんな結末を迎えるのか。 ぜひ皆さまご自身の目でお確かめくださいませ。 ――斉藤壮馬さん(声優) この小説を大人になる前に読むことができるのは、どれだけ幸せなことでしょうか。明日も生きよう、精いっぱい生き抜いてやろうと誓える物語でした。 ――けんご@小説紹介さん(TikTokクリエイター) ★全米100万部突破! ★2021年米国で最も売れたYA小説! ★NY Times ベストセラーリスト15カ月連続1位! 真夜中0時過ぎに、その日死ぬことを予告するサービス「デス=キャスト」が普及した世界。死を告げられた二人の少年、マテオとルーファスは、最後の時を共に過ごす相手を見つけるアプリ「ラストフレンド」を通じて出会う。内気な性格から、今まで友人をほとんど作れず、自分の殻に閉じこもってしまったマテオ。家族を失い、とある出来事から最後の一日に里親家族からも引き離されてしまったルーファス。克服したい過去や、後悔、叶えたかった夢――様々な想いを胸に、二人は最後の一日をどう生きるのか? ラストがわかっているのに読めば必ず涙する、二人の儚い物語。
  • 今日も明日も負け犬。
    3.8
    いつだって、人生の負け組だった。 それでも、 今日、食べた朝ご飯。 今日、歩いた道。 今日、聞いた音楽。 今日、話した友達。 奇跡は少しずつ転がっている。 「病気を抱えながら生きてきた私の過去をいつか映画にしたい。小田、映画の原作になる本を書いてよ」。 この西山の言葉から全ては始まった。 新型コロナによる3ヶ月の休校期間を使って、私は西山の16年間の人生を書き上げた。 「今日も明日も負け犬。」というタイトルをつけて、ネットで100冊自費出版した。 高校生たちによる自主製作映画は西山により監督され、eiga worldcup 2021最優秀作品賞を受賞した。 「小田、本書いてよ」の一言で始まったこの物語は、商業出版という形で新たなスタートを切ろうとしている。 ――小田実里 起立性調節障害という病を抱え、学校に行けなくなった中学生の実話に基づく感動の物語。 16歳で書いた鮮烈なデビュー作。
  • きょうも延長ナリ
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    ◆『死にたい夜にかぎって』著者・爪切男が贈る風俗店での"恋愛ごっこ"エッセイ 毎日なんとなく退屈で、なんとなく満たされない。 そんな迷える40男はきょうも風俗店に通う。 狭いホテルの一室で風俗嬢と二人きり。 一緒にかくれんぼをしたり、サッカーを観戦したり、 ときにはコンプレックスを抱える女性を励ましたり。 "Hなこと"をするだけでは終わらない、ちょっとおかしな風俗回遊記。 「風俗も人生も、楽しみ方はひとつじゃない」 ◆地下セクシーアイドル、ベッド・イン推薦! 人間愛と生き様にシビれる45分一本勝負。 やまだかつてない名試合に バナナの涙を流し、笑って、イキヌケ! ――益子寺かおり 人間が裸になるって なぜこんなにも、滑稽で情けなくて美しいのか。 きょうも刹那の快楽に身を委ねて…性YES! ――中尊寺まい
  • 今日も君は、約束の旅に出る
    3.8
    何度だって、飛んで行くよ。笑わないで聞いて欲しい。これは、“絶対に約束を破れない”体質になった男の、一生に一度の恋の話だ。全てを賭けて臨んだオーディションに落ち、女優になる夢を諦めようとする国木アオ。自室で失意に暮れる中、突如地震が発生、目の前に一人の男――幼馴染の森久太郎が現れた。聞けば久太郎は、約束を果たす時が来ると、その場に瞬間移動する体質になってしまったと言う! 極上の感動を約束する傑作恋愛小説。
  • 今日もスープを用意して
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    うつくしく奔放なシングルマザー・芙美子の娘として育った望。常識を教われず、どこか周囲から浮いてしまう望は、「普通になりたい」と願いつづけてきた。気まぐれな芙美子が唯一こだわったのが、毎食スープを飲むこと。しぶしぶ付き合ってきた望だが、いつしかスープづくりが楽しみに変わる。やがて、ある人物に恋心を抱いたことがきっかけで、人生を大きく動かす選択をすることに――。やさしいエールに満ちた「希望」の物語。
  • 教養としての名作怪談 日本書紀から小泉八雲まで
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    日本書紀、日本霊異記、源氏物語、太平記から明治大正の名作文芸など、気鋭の怪談研究家が古典籍や名作文学の「怖い話」を厳選し、その恐怖の歴史的、文学的系譜を解説する。本書を通じて、日本の「こわい」を知るべし!
  • 狂乱廿四孝/双蝶闇草子
    4.0
    三世澤村田之助、江戸末期から明治初期にかけて一世を風靡した歌舞伎の名女形。舞台の最中の怪我から脱疽となり結果として四肢を切断せざるを得なかった悲劇の名優である。明治3年、異彩の画家・河鍋狂斎の描いた幽霊画を発端とした連続殺人事件が、猿若町を震撼させる。幽霊画には歌舞伎界を揺るがす秘密が隠されているらしい――。滅び行く江戸の風情とともに、その事件の顛末を戯作者見習いのお峯の目を通して丁寧に活写した、第6回鮎川哲也賞受賞作『狂乱廿四孝』に、その後のお峯たちの姿を描いた未完の長編ミステリ『双蝶闇草子』を付す。/解説=浅野里沙子
  • 虚栄 上
    4.2
    診断から死まで二カ月。凶悪な「変異がん」が蔓延、政府はがん治療のエキスパートを結集、治療開発の国家プロジェクトを開始。手術か、抗がん剤か、放射線治療か、免疫療法か。しかしそれぞれの科は敵対し。
  • 曲亭の家
    3.8
    神田の医者の娘として自由な家風で育ったお路(みち)が嫁いだのは、稀代の人気戯作者・曲亭(滝沢)馬琴の一人息子。横暴な舅の馬琴に、病持ち・癇癪持ちの夫と姑。過酷な環境の中、大きな苦労を背負ったお路だが、3人の子どもにも恵まれ、時には心折れることもありながらも夫亡き後には馬琴の執筆を助け力強く己の人生を切りひらいていく。“人間”と“人生”を優しく深く見つめ、作家の業と、人の心の機微を鮮やかに描く傑作長篇。
  • 虚構推理 逆襲と敗北の日
    4.2
    <シリーズ累計400万部突破!> 「それは巨大で、凶暴で、獰猛で、何より場違いな幽霊だった」 警察に呼び出された琴子と九郎。二人と因縁深い桜川六花が、奇妙な連続転落死事件に居合わせ、容疑者になっているという。 六花が二人を前に語ったのは、異郷の野獣キリンの霊による殺戮劇だった。琴子たちは彼女の無実を証明すべく調査を始め、事件の背後にある悍ましい「呪い」の存在を知ることとなる――。 アニメの2期も制作決定! 絶好調の本格ミステリ大賞受賞作シリーズの最新作! 【虚構推理シリーズ】 『虚構推理』 『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』 『虚構推理 スリーピング・マーダー』 『虚構推理短編集 岩永琴子の純真』 New『虚構推理 逆襲と敗北の日』
  • 虚構の城 完全版
    3.7
    1巻836円 (税込)
    組合設立騒動に巻きこまれ左遷された若手エンジニア田崎。家族的経営の欺瞞に直面しながら田崎は自らの信念を貫こうとするが…。組織の旧弊や矛盾望に翻弄されるエリートを描いた高杉良のデビュー作。 ※本書は、1997年2月に小社より刊行された『高杉良経済小説全集 第1巻』所収「虚構の城」を改題のうえ、改訂したものです。
  • 虚構の彷徨 ダス・ゲマイネ
    5.0
    左翼運動への裏切りと鎌倉海岸での心中未遂、縊死未遂の告白を軸に、小市民的モラルを否定しながらも惨落と自負の意識に痛ましく引き裂かれていく青春の日々、その絶望の乱舞を、道化の言葉でつづった、「道化の華」「狂言の神」「虚構の春」という、いわゆる『虚構の彷徨』三部作。他に、芥川賞落選で精神的に追い込まれた同時期に書いた「ダス・ゲマイネ」も併録。
  • 巨食症の明けない夜明け
    3.3
    【第11回すばる文学賞受賞作】食べるということは、どういうことなのでしょうか。真剣な食欲とは、どのようなものなのでしょうか。わからないのです。いくら食べても、胃袋も心も満たされない食行動……。母親との関係に悩み、恋人ともうまくゆかず、過食に溺れる21歳の女子大生時子。都会で一人暮らしをする若い女性の不安と孤独を描く。
  • 巨泉 人生の選択
    3.0
    会社を捨てられますか? 国を捨てられますか? ――人生80年、後半生をどう生きるか? 会社や仕事にしばられず、好きに生きてこそ人生。健康、パートナー、趣味、財政計画の優先順位を守る、快適生活を実現させた、巨泉流生き方のススメ。国や会社、家族のために働いてきた同胞へ、「本当の幸せ」を見つめ直す手がかりに贈りたい名著!
  • 虚像(上)―覇者への道―
    3.0
    1~2巻1,496円 (税込)
    平成大不況をよそに「大泉内閣」に食い込み、規制緩和の旗振り役となったノンバンクの帝王。男はいかに政商にのし上がり、なぜ表舞台から消えたのか――。紳士然たる風貌に隠された非情、恫喝、肥大する欲望。投資ファンドとの癒着、金融相と仕組んだ出来レース、そして経営破綻の危機……。巨利の構図を射抜く経済小説の金字塔!

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  • 虚像淫楽 山田風太郎ベストコレクション
    4.1
    晩春の夜更け、聖ミカエル病院に瀕死の女性が担ぎこまれた。女はかつて病院で看護師を務めていた森弓子で、昇汞を呑んでしまったという。千明医学士は手当てを始めるが、弓子の肢体に数条のみみず脹れを発見する。直後、弓子の夫が同じく昇汞を呑んで自殺。夫婦に何が起こったのか? 刻一刻と弓子の様態が悪化する中、驚愕の真相が明らかになる……。(「虚像淫楽」)探偵作家クラブ賞受賞の表題作を含む初期ミステリー傑作選!
  • 巨大幽霊マンモス事件
    3.3
    ロシア革命から数年経ったシベリア奥地。逃亡貴族たちが身を隠す<死の谷>と呼ばれた辺境へ秘密裏に物資を運ぶ<商隊>と呼ばれる一団がいた。その命知らずな彼らさえも、恐怖に陥る事件が発生! 未知なる殺人鬼の執拗な追跡、連続する密室殺人、<死の谷>に甦った巨大マンモス……。常識を超えた不可解な未解決事件を名探偵・二階堂蘭子が鮮やかに解き明かす!
  • 巨鳥の影
    3.6
    心の不思議にせまる長岡ミステリーの醍醐味! 窮地に陥った時、人は何をするのか? ーー長岡弘樹が紡ぎ出す短編には、考え抜かれ、磨き上げられた短さのなかに奥深さがある。ーー宇田川拓也(ときわ書房本店) 生活のなかで、ふとした心の隙間に忍び込む殺意や悪意が、蟻や、鳥、魚、犬、プラナリアなど、さまざまな生物と絡んで事件が発生する。 のぞきや、泥棒、殺人など、犯罪の背後にあるドラマを描き、謎解きだけではないミステリーの魅力を放つ。 その根底には温かなまなざしと伏線のしかけがめぐらされている。 心の揺れや、ゆがみが引き起こす犯罪&どんでん返しの妙を堪能する8篇の極上ミステリー。 仕事中の刑事が給油に立ち寄ったガソリンスタンドで、勤務していたのは外国人だった。そのとき、聞き慣れない鳥の鳴き声がした。 ある盗難事件の捜査過程で、その外国人従業員の友人が浮かんだ。彼は逮捕されたが、違和感が残る。その後、真犯人が判明したが……。(「巨鳥の影」) 語り手は新米刑事・空き巣男を女教師が正当防衛で殺人という通報。 侵入犯は教え子の父親だったと判明。小さなやせた息子に掃き出し口からしのびこませ、鍵をあけて泥棒していたという。父親は、息子をガリガリの状態のままにするため、食べさせず、虐待していた。 自宅に侵入された担任教師は犯人の父親をゴルフクラブで殴って殺した。盗犯等防止法が適用され、不起訴という判決が出た。その後、孤児となったその子の行く末は……。(「死んでもいい人なんて」) 隣室のキャバ嬢の部屋にそっと忍び込む。ときどき鍵をかけ忘れると知っている。 内気な学生のペットは蟻だけ。柑橘系の彼女の香りを吸い込む。 そのとき大きな地震が起き、彼女が戻ってきた。そして蟻をペットに借りたいと彼女が訪れて…。(「水無月の蟻」) 医者の父から教わったのは、ホワイトボードマーカーで手鏡に描かれた魚が水に浮くということだった。それが思いがけぬ破滅を生んで……。(「鏡面の魚」) 他、ミステリ短編の醍醐味を堪能する4篇収録。
  • 極刑
    3.8
    愛娘を殺されながらも極刑を望まなかった半田龍樹は、妻とも別れ、小さな居酒屋を始めた。一見、平穏に流れる日々――。だが、常連客は知らなかった。龍樹の陰の“制裁”を。卑劣な罪を犯しながらも逃げおおせた者を執拗に追跡し、淡々と運命の引き金を引いていく龍樹。黒い血に塗れた両の手は、やがて思いがけない事態を引き寄せてしまう。猛毒ミステリー『いっそこの手で殺せたら』で大注目の新進作家、衝撃のデビュー作。
  • 虚無のオペラ
    3.9
    セックスを抜きにしては考えられない恋だった。あなたはずっと、私の身体でピアノを弾いてた。私には淫蕩の血が流れているのか……。舞台は冬の京都。高名な日本画家の裸婦モデルをつとめる結子は、8歳年下のピアニスト島津正臣との恋を断ち切るため、ふたりきりで、雪に閉ざされた小さな宿に籠もる。この後は二度と会うことはない。別れのためだけにある4日間の逢瀬に、女と男の恋情と性愛の極みを艶やかに奏であげる、かくも美しき恋愛小説!
  • 聖い夜の中で
    4.0
    事件はクリスマスに起きた!  父母のいない淋しい聖夜を過ごすひろむは、サンタクロースと街で出会った。が、その正体は、看守を撲殺して脱獄をした岩野昌造だったのだ。人質にとらわれた無垢な幼児と、サンタに扮した殺人鬼。緊迫の逃走の結末は?(表題作)――逝去した後も、根強い人気を博す著者の《最後の事件簿(ファイナル・ミステリー)》。卓抜な心理を巧緻に描いた美しい結晶の数々。
  • 清く貧しく美しく(新潮文庫)
    4.0
    この冷たい世界で、ぼくたちだけはおたがいをほめあって生きよう。30歳・大手ネット通販の巨大倉庫で働く堅志と28歳・スーパーのパート勤務の日菜子はそう約束している。合わせて年収300万円台の暮らしは、つましくも幸せだった。だがある日、堅志に正社員登用の話が舞い込む。喜ぶ二人だったが、本社研修の担当は堅志のかつての恋人・佳央梨で……。恋愛小説の名手が描く現代の切実な恋の行方。(解説・吉田大助)
  • きよしこ
    4.3
    1巻693円 (税込)
    少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと──。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。
  • 雪花草子
    3.9
    1巻1,281円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大人のための残酷おとぎ草子。鬼が笑い、女狐が哄う怪異の夜々。官能と霊気渦まく幽玄の都に誘う三篇。
  • きらめく星座 昭和オデオン堂物語
    4.5
    時は昭和の15、6年。浅草のレコード店・オデオン堂の家族と下宿人たちは無類の音楽好き。その音楽好きも禍いし、一時は“非国民”と貶められて、またある時は娘が傷痍軍人と結婚して“軍国美談の家”と褒めそやされて…。劇作の異才が、人間への限りない信頼を込めて描く庶民伝。
  • きららの指輪たち
    3.8
    雲母(きらら)の指輪は肉眼では見えない。けれど女性たちはその透き通ったリングを指にして自分の人生のパートナーがあらわれるときを夢見る。――30代独身女性4人が、「老後のための住まい」を確保した。離婚したばかりの江美、不倫の恋多き真琴、教師の史子、どこかワンテンポずれている麻子。新居を舞台に4人の新しい恋が始まる。傑作長編。
  • 嫌われ者の矜持
    3.3
    1巻1,870円 (税込)
    芸能界の暗部にも遠慮なく切り込んでいき、驚異的な持久力で“ターゲット”を決して逃さない写真週刊誌「スラッシュ」の編集者・立浪慎吾。人気タレント達のスキャンダルを暴き続ける目的は、因縁のある芸能界のドンを倒すことにあった。協力者も現れるが、本当の味方かどうかわからない。立浪は、真実を掴みとって目的を果たすことができるのか――。

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