火星に住むつもりかい?

火星に住むつもりかい?

825円 (税込)

4pt

「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。その管理下、住人の監視と密告によって「危険人物」と認められた者は、衆人環視の中で刑に処されてしまう。不条理渦巻く世界で窮地に陥った人々を救うのは、全身黒ずくめの「正義の味方」、ただ一人。ディストピアに迸るユーモアとアイロニー。伊坂ワールドの醍醐味が余すところなく詰め込まれたジャンルの枠を超越する傑作!

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火星に住むつもりかい? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月02日

    人によって正義は違う。でも大体が善悪の判断ができないから決められた法律や誰かの意見で良さそうなものを正義だとしている。
    危機を伝えるものは広がりやすいというのは人間の生存本能であり当然なのかもしれないけど、もっと周りの情報を注意深く見なきゃいけない。

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    Posted by ブクログ 2024年02月15日

    好きな伊坂作品の中でもおそらく最上位グループのお気に入り。3度めの再読。怖い世界での半ばやけくそ、人間臭く、出来ること限定のヒーロー。昆虫のうんちくとリンクした話も面白い

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    Posted by ブクログ 2024年02月09日

    伊坂ワールド前回であるなと感じた。良い意味で。
    伊坂幸太郎が好きなので贔屓目に見ているところはあるかもしれないが、話の持っていき方や伏線回収の仕方など、今回も惹き付けられ面白かった。

    魔女狩りをコンセプトに現代に投影して描かれた「平和警察」という機構は酷く悲惨な制度であると感じたが、よくよく考える...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月17日

    登場人物の思惑がぶつかり物語が思わぬ方向に行きます。意外な人物が‥やるせない気持ちがありますが、どんでん返しが面白い本でした。

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    Posted by ブクログ 2023年11月07日

    発売当時に読んだはずだが記憶に残っておらず。最近何かのインタビューで、伊坂さん自身が「これまでの最高傑作ならこれ」と発言していたのを見たのと、文庫化をきっかけに再読。
    最初はなかなかに暗いし怖いなと思っていた(伊坂さん自身も書くのが辛かった模様)が、後半に向けて、醍醐味である伏線回収も含め、疾走感の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月10日

    でっち上げやー
    濡れ衣やー
    モダンタイムスやゴールデンスランバーよりも酷い世界やー 救われねぇー笑
    街の広場でlet's公開処刑! let's合法!
    当時の魔女狩りとかコロッセウムの意義として「それらは社会の不満や不安を解消する目的もある」確かにそれはそうな気がする。
    殺し合いが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月24日

    架空の日本(仙台)が舞台のディストピア小説(なのでカテゴリはSFとした)。
    一般市民にバレちゃいけない権力を振るうという構図は、伊坂さん作品にちょくちょく出てくる。この作品ではディストピア感を前面に出して「嫌なら火星にでも住むしかない」と脅される。

    権力って有形無形の大勢の支持があって成立するもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月23日

    「伊坂幸太郎」の長篇作品『火星に住むつもりかい?(英題:Life On Mars?)』を読みました。

    「伊坂幸太郎」作品は昨年5月に読んだ『仙台ぐらし』以来なので、ちょっと久しぶりですね。

    -----story-------------
    この状況で生き抜くか、もしくは、火星にでも行け。
    希望のな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月18日

    小説に飢えていたからか、あっという間に読んでしまった。ディストピアで起こるミステリ。最初は何が起きているのか分からなくて、行きつ戻りつつ状況を確認しながら読んでいたけど、だんだん状況が飲み込めてくるとページを捲る手が止まらなくなっていた。
    とりあえず読んでみるか、くらいの気持ちで読み始めた伊坂幸太郎...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    久しぶりに再読したら全く覚えてなくてまっさらな気持ちで読めた
    人の感情の恐ろしさに触れながら人の心に消えない善を希望に読み進めた。
    考えさせられながらやっぱり伊坂幸太郎さんは一悶着で終わらなくて面白かった

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